cover of episode #48 忘れられない山のチーズと、春の春巻き

#48 忘れられない山のチーズと、春の春巻き

2025/4/12
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今日のおいしい

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People
河村明子
Topics
河村明子:我经历了一段时间的自我反思和调整,找到了自己想做的事情,并正在一步步前进。这段时间,我重新审视了自己,思考自己想要什么,想成为什么样的人,想走向何方。经过长时间的努力,我终于找到了方向,现在每天都在进步。 此外,我还想分享一个在春天来临之前总会想起的法国阿尔卑斯山区的奶酪的经历。八年前,我在阿尔卑斯山区拍摄纪录片期间,体验了滑雪、享用ラクレット奶酪,并在当地市场购买了美味的黄油和阿邦丹斯奶酪。这些经历与景色一起成为了我美好的回忆,每当春天来临,我都会想起这段经历。 在日本,我还吃到了令人难忘的春卷。它的美味至今仍让我回味无穷,也让我更加珍惜春天的味道和季节性食物。

Deep Dive

Chapters
The podcast host discusses a period of self-reflection and rediscovering her passions, leading to a renewed sense of purpose and excitement for future endeavors, including participating in the Paris Marathon.
  • A year-long period of self-reflection and rediscovering her passions.
  • The decision to not register for the Paris Marathon this year but plans to participate next year.
  • Renewed excitement and motivation for running and the upcoming Paris Marathon.

Shownotes Transcript

こんにちはお元気ですか河村明子ですお久しぶりどころじゃないですよね最後に更新したのがおととしの 12 月ですもんね改めましてお久しぶりです皆さんお元気でしょうか

ポッドキャストね、決して忘れていたわけではなくて、ずっと更新したかったんですが、タイミングがなかなかね、時間が見つけられなかったですね。まず、私は今元気です。こんなに時間が空いてしまったのは、体調を崩したとかではなくて、まあそういう時期もあったかな、あったかもですが、今は

結構ねゆるりと 1 年くらいかけて一種の転機だったのかもしれないです新たに自分のやりたいことをできる状況になってすっごく嬉しい楽しいありがたいことだったんですけどいざやろうとしたらこれまでのやり方だとなんか違う気がするなんかこれじゃないって

うまくいかないみたいになって自分の見直しが必要だったって感じかな私何をやりたいんだどういうふうにしたいんだどこに向かいたいんだっていうのをちゃんと探る必要がありましたじゃないと進めなくてねそれで自分の元の元みたいなところの見直しに励んだ期間が結構長かったかな

割と長くゴリ夢中でしたねその結果今はねこれで行こうっていうのが自分の中に見えて一歩一歩毎日進んでいる感じです 4 月にねパリマラソンがもうすぐあるんですけど去年のパリマラソンが終わってから来年もって参加するつもりだったのに参加登録しなかったんです

今度参加したら 10 回目のマラソンでだから頑張って走りたいんですよね 10 回走ったらもう終わりにしようかなあのフルマラソンはねこの先はハーフでいいんじゃないかななんて思ったりもしていてだけどなんか踏ん切りがつかなかったあーもうそろそろ登録も締め切りだなーって段階になってもどこかねー

一歩踏み出せなかったんですよね だから今度のパリマラソンは出ないんですけどそれがさ今日も伸びてきてもう春だって感じて 寒さが和らいで体が動きやすくなったら

ジョリングやっぱ楽しいじゃんそしたらもうマラソンやる気満々になっちゃってねだから早く来年の参加登録をしたくてもう今から 1 年かけて準備してさ今年のが終わって来年の登録が始まったら速攻申し込もうと思っていますそんな感じで

元気ですえーっとねこんなに久しぶりで今日は何を話そうかというと全然リニューアルとかじゃなくて相変わらずゆるい話をしようかなと思っていまして私ね春になる前に思い出すチーズがあって

今年も 2 月の半ば過ぎくらいかなあれ美味しかったよなって食べたくなってチーズ屋さんで買ったんですけれどそのチーズを食べたいなと思う時には決まって思い出す景色があるんです逆か景色を思い出してチーズを食べたくなるんだなその景色を思い出すきっかけの一つが冬休みなんですね

そう、フランスってね、学校が 2 月の半ばに冬休みに入ります通称スキー休みとも言われるバカンスで年末年始のお休みは何というかというとあれはクリスマス休みです 9 月から新年度が始まって秋休み、クリスマス休み、冬休み、春休み春休みはイースター休暇とも言われますで、夏休み

元旦から 4 月のイースターイースターは移動祝祭日なので年によっては 3 月の終わりのこともありますが元旦からイースターまでフランスは一つも祝日がないんですねだから 2 月の冬休みっていうのはいいタイミングだよねって個人的には感じます年明けはすぐに新学期が始まるしそこから春までが長いよね

祝日とか少しリズムを崩す何かがないって単調ですもんね結構みんな出かけるよね 2 月レストランでもお休み取るとこ意外にある気がします年末は家族で集まるしあとクリスマスのプレゼントで出費もかさむのでどこかに旅行に行くっていうのをしないからスキー休みは動きたくなるみたいですねでチーズの話に戻ると

そのチーズは山で食べました もう 8 年前になるんですがその頃ね日本のテレビ局の仕事でドキュメンタリーを撮っていて撮影でサボアに行ったんです サボア地方はアルプス山脈のあたりですねアルプス一万弱のアルプス パリから行くのに私は

飛行機で一度スイスのジュネーブ空港に降り立ってそこから車でフランスに再入国しましたそれがね一番近いルートみたいジュネーブの空港からはその撮影で訪ねる人がいたのでまずはその人のお宅に伺ったんですけれど 3 月の 2 週目で着いた翌朝ほんの少しクロスカントリースキーをしにちょっと遠出してそのね雪景色は見事だった

クロスカントリーその時が初めてで楽しかったなぁ普通に滑るスキーももうだいぶしてないですが好きです毎年行きたいなぁと思う月毎年思うな冬になるとでもねクロスカントリーもまたやりたい最初さうまくできなくて進まないし転ぶしめっちゃ汗かいてあれなかなか思うように進まないんですね

で徐々にコツをつかんでしばらくして進めるようになってスキーというよりスケートの方が感覚近いよねあれ時間が許せば 1 日中やりたかったです私マラソンに参加しようとするくらいだから黙々とやり続けるの多分好きなんですよねそうパン職人でパン屋さんを経営されている方を訪ねての撮影旅行だったから

都合のつく時間ということでお店の定休日とあと半日みたいなかなりタイトなスケジュールでしたその中でそんな楽しみにもね連れて行ってくれたんですよね地元の人はちょっと時間ができるとスキーしようって行くみたいだった

板とかさ私その時持っていないからその訪ねた人が朝子供たちを学校に送っていくときに一緒に車に乗せてもらって行ってで学校で学校の駐車場でねお友達のお母さんから板を借りる手筈を整えてくれていてそれを使わせてもらいました私ね足が割とちっちゃいんですよ

昔はね 23.5 センチ標準サイズだったのがジョギングをするようになって 1 年くらい経ってからだったかな足がちっちゃくなってね今ね 22.5 とか 23 とかジョギングするって言っても基本日曜の朝あと祝日の朝だけでたまに夕方も走るけどでもそんな頻繁じゃないのに

代謝が良くなったのかねえどれだけむくんでたんだってびっくりしますよね だからこっちの人からするとむしろ子供サイズって大きさかもでてか子供服屋さんでね私たまに靴買うしサボとかサンダルとか そんなだから貸していただいたブーツが当然大きくてね

きっと自分のサイズのブーツだったらもう少し楽に進めるんじゃないかなと思うんだよなだからやりたいんだよねまたいずれにしても車のトランクにいつもスキーの道具積んであるって感じでとても日常的なアクティビティっていう印象を受けました森の中を駆け抜けるとかじゃなくてクロスカントリー用の

あれなんて言うんだろうなトラックでいいのかな陸上競技場みたいなコースが組まれている高低差のない平らなスキー場があってそこで楽しみましたそうやっぱりスケートよねほぼ感覚が確かね子供たちを迎えに行く時間になって引き上げてでそのブーランジェの方のお家でラクレットをお昼ご飯にいただいたんですよね

ラクレットはチーズの名前でありそのまま料理名でもありますチーズフォンジュっておろしたチーズにワイン入れたりニンニクも少し加えたりしますがチーズもね 3,4 種類合わせますしね対してラクレットはラクレットだけですラクレットを溶かしてそれをパンとかジャガイモに絡めて食べるものでラクレット専用のホットプレートが存在しますすごいね楽しいんですよ

一人一人がミニミニサイズのフライパンみたいなのお好み焼きを作るときなんかに使うヘラを小さくしたくらいのサイズのフライパン私さ子供の頃にクリスマスプレゼントにねスパンクだったと思うんだけどおはようスパンクっていう犬のキャラクターのアニメアニメだったかな?いたんですよねそれのね

小さいフライパンのついたキッチンセットみたいなおもちゃがあって頼んだんだよねクリスマスにでホットケーキみたいなのをそのフライパンで焼いたすごい焼いた時の匂い覚えてるそのねおもちゃのフライパンを思い出しましたラクレットのホットプレートを始めてみた時にそれでね

あそう思い出した私お誕生日プレゼントにリクエストして買ってもらったんだよなラクレットのホットプレートラクレットのホットプレートですよ今度はもちろんこれ大人にやらなってからの話ですやばいね子供の時から変わってない欲しいものまあいいやそのラクレット用のフライパンはホットプレートについてくるね卵焼き器みたいな長方形のバージョンと

ちょっと台形になっているバージョンの 2 種類があってそれは土台のホットプレートが四角いか丸いかによるんですがその小さなフライパンに各自チーズラクレットを乗せてそれをホットプレートに置くんだけどホットプレートは上下に 2 枚あってその間に差し込む感じになっているのねそのちっこいフライパンはだから上下に挟まれる感じだよね

そこに置いてチーズが溶けたら好みの具といってもジャガイモかパンですねに絡めて食べます冬に山にスキーに行ったらラクレットこれはもうセットでスキーリゾートみたいなところに行くとリゾートマンションだったらラクレット用のホットプレートを受付で貸してくれるくらいセットです私ねびっくりしたよね初めてスキーに行ったのフランスに来て

1 年半そうですね 2 年弱経った時になったんですけれど結構驚いた面白いよねだからスキーの後クロスカントリースキーをした後のラクレットはもう本当に山気分を満喫で嬉しかったですねそしてお昼を食べ終えてから今度はシャモニーで開催される小さなマルシェに出かけて

そこもね良かったんだよねシャモニーはアルプスの最高峰モンブランのふもとにある街ですモンブランって言うとケーキの方がずっと馴染みがあるかと思うんですけれど実は山海山岳の名前でモンブランって山も存在します

訳したら白山なんですよね白い山日本だったら白山あれと同じことですねその麓にあるシャモニーはスキーのリゾート地として人気の場所で行ってわかったのはすっごい別荘地だった私が行ったあたりがたまたまそうだったのかもだけれど平日だったからかほとんどの家の雨戸が閉まっていましたスキー場に

行ったらね、もっと賑わってたのかもそんな別荘地の中に木造の平屋の小さなマルシェがひっそりと存在していて古代麦で作ったパンを売っている人がいるということで行ったんですがそこでね、別の生産者さんから買ったバターがね本当にね、サラサラっと口の中で溶けて脂臭さみたいなのが後味として全く残らない

あれはね、標高と気候から来る牧草の違いなのかなあとお水もか、ブルターニュとか落納の盛んな地域のバター生産者さんのところで食べてもああいうバターは他に食べたことがない美味しかったんですよねまあね、季節もね、行ってる季節もサボアに行った季節と

ブルターニュでバターを食べた季節が重ならないからそれもあるかと思うんですが前にポッドキャストで話したことあったかもですねこの話いまだに私のバター経験史上最高峰じゃないかな記憶に刻まれているバターですそのマルシェから今度はチーズの生産者さんの直売所に向かいました

確か夕方しかやってないって言ってたと思うその直売所がもう本当にその店舗の脇に牛舎があって牛がドワーってたくさんいて夜ご飯の時間だったのかみんなむしゃむしゃ牧草を食べていましたねそこで買ったのはアボンダンスというチーズですそれまでアボンダンスは食べたことがなくてその時が初めてでした地方のコンクールかなんかで

サボは地方なのかな 金賞を取ったという生産者さんのところに連れて行ってくれたんですがアボンダンス村でいいのかな カマンベールみたいにアボンダンスもね自治体の名前がそのままついています そういうチーズ青生とついている青生 訳すと原産地統制名称

となったりしますがその青尾瀬 AOC って書くねとなっているものはかなり細かくいろいろと規定されていて産地はもちろんどの地域で作るかっていうやつね生産場所山小屋だとか落の城だとかあと製造工程での温度熟成期間

原料も何のミルクかってだけじゃなくて牛の品種もだったりでアボンダンスはアボンダンス牛というのがいて昔はそれだけで作られていたらしいですただ今は土地の他の品種の牛も使っておくて 2 種類指定されているみたいですけれどそれでも 45%以上がアボンダンス牛のお乳じゃないといけないんですって

その直売所の販売スペースの奥は熟成庫になっていてチーズがねだーって並んでいましたそうアボンダンスはハードタイプのチーズでそんな大きくない直径 40 センチ前後高さ 7、8 センチの円盤型をしていますそれで買ったんですよねでもう次の日のお昼には帰る予定だったのでパリにね

持って帰ってきたんです友人と家でチーズ朝ごはん会をして食べましたその時にともかく美味しいと思ってなんだこりゃってなったんですよ私ここ数年チーズを買うのはノルマンディの方からマルシェに来る人たちの農場で作られたチーズかそこで手に入るのはヤギ乳か羊乳で作られたフレッシュチーズでそれと

オーベルニュー地方からパリまで 600 キロも運転して地元の生産者さんたちのチーズを持ってきて売るスタンドだからオーベルニューさんのチーズになるんですけどよく知られるものとしてはカンタルとサンネクテルかなその 2 軒はマルシェであとね 1 軒チーズ屋さんで行くところがあります全然家から近くないんだけどねマルシェで買う以外のチーズを求めていきますね

でねそのチーズ屋さんはアボンダンスを置いていて目につくと買いますチーズの美味しさって表現するのほんと難しいと思うんですけどアボンダンスはともかく要因が長くてあのね味と香りが時間差でやってくるんだよねどういうことかというと初めさ口に含んだら口の中に味が広がって唾液が出てじわじわっと四方八方に浸透していくじゃないですか

その時にもすでにお漬物の古漬けみたいな美味しさがあってちょびっとピリッともするしあとなんていうのかなこれっていうのがね見つからないんだよねでもなんかね干したキノコを噛んだら出てきそうな味っていうのかなそれか

これ言うともっと意味わかんなくなるかもだけどイワシの丸干しは身で焼いてちょっと焦げたところを食べた感じにも通ずるものがある気がするだからどっちにしても干したような凝縮感があるんだろうなあといぶったような風味もそれでも美味しいじゃんすでにで飲み込んでそこからねクワンってくるんだよ鼻に

これがねすごいのよこのグワンって立ち上ってくる感じがいつも思うのはタバコ吸う人ってさ私タバコ吸わないからわからないけど見てる印象でねすごく好きそうにタバコ吸う人ってまず吸うじゃないですかでその後しばし溜め込んでおー今かってくらいちょっと間を置いてから煙を吐き出す人いるじゃないですか

間いつもさイケイどうしてるんだろうと思うんだけどあのくらいの間がある感じで

やってくるんだよねアボンダンスの風味って鼻にあのね間が空くのよほんとね立ち上っていったらもう鼻が支配される感じなんですよだからそのタイミングで食べてない方がいいと私は思う飲み込んで口の中に何もなくなったからってそこで終わりじゃないのもし次の一口を食べても口の中の味が霞むくらい

鼻が匂いに覆われる感じになるんですでその鼻に立ち上った風味がしばし滞在した後に細く喉の方へ流れていくんだよね余韻がねともかく長いんですようちの母がすごくチーズが好きでこの間年末に帰国する時に買って帰ったんですね

アボンダンスいつもはハードタイプだとコンテとかカンタルにしてたんですけどそしたら母が一口つまんでこれ美味しいねって声を上げたのでこれ美味しいよねって言ったらこれは美味しいって唸るように言ってました普段から美味しそうなチーズを見つけると買ってるみたいなのでコンテとかちょこちょこ食べてるっぽいんですがすごい喜んでくれて良かったです

でもねちょっと前に買ったアボンダンスは心持ち軽いっていうか浅いっていうか何ヶ月熟成したものか聞かなかったからわからないんですが軽めでした買ってから 1 週間経ってちょっとコクが出てきた感じはしたけれど年末あたりのはめちゃめちゃコクがあって美味しかったんです

アボンダンスは規定でね熟成期間は 90 日以上と決まっててとすると例えば 4,5 ヶ月熟成したものだったら年末に出回るのって夏のミルクで作ったものじゃないですか

夏って放牧されて草をはんでるからその時のミルクと秋から冬に近づいた頃干し草を食べるようになってから取れたミルクで作るのとではやっぱり味の奥行きが違うだろうなって思うんですよあのね食わんってくるいつのでもくるよくるけど

あの勢いっていうか強さと膨らみ具合がね違うと思うパリで売ってるのでもう 1 年熟成のものもあるだろうしいつ買ったからっていうことだけで判断できることじゃないからそういうのを食べ比べしてみたいな初めて食べた時のそのサボアで買ったアボンダンスがどれくらいの熟成のものだったか今となってはもうわからないしおそらく

その時に食べ頃のものを店頭に出していたのではないかと直売所だったし思うけれどクロスカントリースキーをしてラクレット食べてシャモニーの山の中腹のマルシェにそこまではね途中から電車に乗って行って入寮編成くらいのそうだったおまけにマルシェの会場となっているその山小屋には羊とヤギもいたんですよね

で、そこからまた移動して、牛舎でたくさんの牛が一斉に牧草を食べているのを眺めて、さらに熟成庫にもチーズが一応並んでいるのを見て、そこで買ったチーズのことをスキー休みが始まる頃に、いつもその一連の景色とともに思い出して食べたくなるのは、チーズだけじゃないんですよね、食べてるの。パリで買って食べているにしても。

その一連がより一層美味しくさせていると思うでそんな風に美味しいと味わったものを美味しいと感じたことを分け合いたくてお土産にするんだよねなんてことを思いつつもう一度いつかあそこに行きたいなって思います行けたらいいなぁそんなユーティネシティを思い出しながらチーズをつまんでいるうちに

どんどん春の気配が濃さを増してきてうちの裏バスルームの窓を開けると目の前にマロニエの木が伸びてるんですけど今ねどの枝もねつぼみをつけてそれがねぷっくらしてっていますそのさぷっくらしてるのを見るとやっぱうわぁ春だってねでねそれを見たらね

去年の春に食べた春巻きを思い出しましたてかその春巻きのことはこの 1 年何度も思い出すことがあってずっと頭にあるすんごいさりげなく食べちゃったんですよで忘れられないのその春巻きは日本で東京で食べました去年いつぶりかわからない相当久しぶりに春に 4 月に

下旬だったかな?まあでも半ば過ぎだったと思いますが帰国したんですね帰ると決めてからタケノコが楽しみで楽しみでそれは日本じゃないとないなっていう食材はいくつもあるけど土のついたタケノコはまずこっちにないから食べられる機会があるといいなと思っていましたでも実際に帰ったらタケノコはもちろんそうなんだけど

タケノコ以上に春だなーってジンってきたのが 3 歳だったんです柔らかくて苦くてみたいなのないよなフランスこれは日本だなーと思って苦いものはねあるフランスにも代表的なのだとタンポポの葉っぱ青々とした外側じゃなくて内側の方だとちょっと葉も柔らかいでもぷっくらした感じ

とかはないねタンポポの葉っぱ以外だと割とすじばってるもの繊維がしっかりしているものが思い浮かびます春といったらまずホワイトアスパラ少し経ってから小粒のアーティチョークとかグリーンアスパラもあとはほんと苦いとこじゃ全然ないんだけれどホワイトアスパラよりも先に春を感じるのは

土が凍らなくなってハーブとサラダ系?レタス系かが出てくるのが嬉しいですねうちの鉢植えのミントも全滅したと思っていたらなんか出てきたよパセリはねすっごい元気ちょっと前に芽が出るといいなと思って昨シーズン取れた

パセリの種をね植えたら今ねちょーちっこい可愛い芽がひょこひょこ出てきました嬉しいよね芽が出るのパセリはねコロナの最初の頃に美容のスーパーで売ってた種を買ってきて植えてみたらそこから毎シーズン種が取れてそれもすっごい取れるんですね種だからそれを巻いて今年多分もう 5 年とかよ

で今パセリの鉢が 4 つもあるんだよねすごいよね 4 つになったのはね勝手に種がね隣の鉢に落ちたりしてたみたいでルッコラとかね浸食してた何もしないでいたら鉢で植えててもそんな循環してて

たくましい嬉しくなります家の窓の外に並べたはずのそんなちっこいハーブでも十分ウキウキしますがバルシェに行くと生産者さんのスタンドにハーブが少しずつ出てきてまだね種類は少ないでもそれを見ると季節が巡ったなーって感じて嬉しいのとなんかほっとしますねでもねふっくらした柔らかいものって

思い当たらないんだよなそうだからあんまりにも自分の生活になくて忘れてたんでしょうね帰国してからああそうか 3 歳ってそういえばそうだよねって思い出した感じでしたでねそんな帰国中に

料理家のウンエンさんのお宅にお邪魔しましたウンエンさんのレシピ本お持ちの方たくさんいらっしゃると思います私も常々お世話になっていますこの間ね年末、この間じゃないけどさ年末年始に帰国した時にもね出たばかりの黒酢に特化したレシピ本を本屋さんで見つけて戻ってきました黒酢好きなんですよねー

以前と比べたら日本からパリに持ち運ぶ食材は随分と減りましたがかなり少なくなった食材にとって変わってシートパックが増えた感じ顔のねフェイスマスクでも黒酢と米酢は必ず買って戻りますねお醤油は使うことがすっごく減ってだから小さい瓶で十分だしなかなか減らないでもお酢は

米酢は伊予醸造さんの富士酢の大きい瓶を買います何に使うって野菜の甘酢漬けを作ってて疲れ果てて何も食べたくない時とかちょっとコンディションを整えるのに胃を休憩させたい時とかはその漬け汁をお湯で割って飲んで週末過ごしたりします米酢が切れた時に

私日本から買って戻ってった食材はもう切れたらそれっきりでこっちで日本の食材をあえて買おうっていうことはしないんですけどこっちにいるときはねこっちで作られたものを消費したいなっていうふうに思うんででそのフランスのリンゴ酢とかでも作ったんだけどやっぱねちょっとお湯で割って飲んでほっとするっていう

っていう感じにどうもならなくてやっぱり米酢があると安心しますねだから米酢がある間は甘酢漬けを作ります黒酢はねスープに足らずでもドレッシングに使うでも用途多いですがそれこそ本当お醤油の香りみたいに私使いますでもウーエンさんのレシピ本を買ってからは

中に乗っているマーラーダレをもう切らすことなく作ってますね私ね普段パンを食べる機会が多いので体が小麦粉から離れたがることが結構頻繁にあるんですねそれでそんな時ちょっと麺っぽい気分になると緑豆春雨かビーフンを食べますどっちも大好き本当はねパスタも大好きなんだけど食べないようにしていて

今年年始に実家で食べた以来ご無沙汰してますねおうどんは今年まだ一度も食べてないです小麦粉麺類はご褒美にしていてだからね食べる時はねめっちゃ楽しみなんだけどそうそんなわけでね麺気分になると春雨かビーフン春雨とビーフンも大好きなんですよでねそこにねこのマーラーダレがあるとねもうこれさえあれば的な感じであれば OK だしすんごい心強い

ちょっとねさらに私は黒酢を足したりもしますがメンと会える段階でそうコミュニコの摂取が重なると体が重くなるっていうかちょっと内部の動きが鈍くなる感じがして活性化させたいってうずうずするんだよねそうなんか刺激が欲しくなるので辛いものとかあと酸っぱいものも欲するだけど

あのね私のめんどくさいのがねニンニクがあんまりねいつからか消化できなくなっててもともとはすごく好きだったし今も外でご飯を食べる時には使われていても避けたりしないですよでも家で何かを食べる時にはなんかね避けるようになってためらっちゃうんだよねあの消化ができない感じをちょっとイメージしちゃう

でもね唐辛子を用いたペーストとかソースとかって大抵ニンニクが入っていると思うんだパリだとちょっと前から美味しいお惣菜屋さんとかでは自家製のアリッサを売っているお店も出てきてアリッサって北アフリカ系のちょっと同じではないけどまあでもちょっと豆板醤みたいな唐辛子ペーストですで見つけると買うんですが

ニンニクがネックでねそんなところにですよこのマーラーダーではニンニクなしのレシピでですねおまけに作って数日経つと発酵してトロッとしてくるのがいいんだよねあとね最近これまたねホルモンのバランスなのか動物性のものを全然受け付けなくなる期間が私ちらほらあって

そんな時はきのこ 2,3 種類とクレソンとコリアンダーとセロリとかに香りのするものね私好きなのであとアーモンド入って加えてビーフンのオンサラダみたいなのよく作っててこれすんごい気に入ってるんですけどこのマーラーだれで和えてるいつもだからどんどん減るでめっちゃ頻度高いんだけど飽きないオイルはねうんと

レシピはごま油ってなってるんですけれど私日本から持って帰ってきているごま油やっぱ大事だからさごま油で作ることもあるしこの間も生産者さんが売りに来てること今シーズン最後だね売りに来たのはで買った絞りたてのくるみオイルで作ることもあります

で、このね、黒酢のレシピ本は昨年末に出版されたものですが、ウーエンさんにはずっとレシピ本では密かにお世話になっていたものの、お会いしたのはその時、去年の春が初めてで、そうなんです。初めましてでね、お宅に伺ったんですね。

ひょんなことからご縁ができてつないでくださったのはアンドプレミアム雑誌のアンドプレミアムの刊末で鳥を飾る連載の一つにアンドフードというページがありましてそのおいしい通信をアンドプレミアム創刊からされている P さんでした

P さんのね相性で親しまれている方でそれでタイトルがピーレミアム通信ってついてるんですねその日ね P さんもいらしてでご家族のご飯にひょっこりお邪魔したような感じで思い出しても結構なくつろぎぶりで本当にお腹いっぱいご飯をいただきまして

あとね私がねちょっとトンチンカーな質問をしてもうーさんが濁すことなくはっきり言ってくださるからあれ今のはどっちのニュアンスだみたいに戸惑うことがなくてねそれでまあそれでっていうのもどうよとは思うけど私もだいぶ好きなように思ったままを口にして食べたいようにいただきました

最初に出してくださったのが空豆とザーサイの和え物だったんですけどねこのザーサイがすっごく美味しかったの私ザーサイも好きででもパリだとそんなに美味しいのであったことなくてだいぶ昔ザーサイっぽいものを作れないかとコールラビを使ったら近いものになるんじゃないかなと思ったことがあったんですよねそんなこともその時思い出してコールラビは

のこと私前にポッドキャストでコールラビを見るとニコちゃん大王を思い出すって話したことあった気がする私が子供の頃放映されてたドクタースランプあられちゃんっていうアニメにねニコちゃん大王っていうキャラクターがいてニコちゃん大王ね形も色もコールラビっぽいんだよねまあ気になる方検索してみてくださいそうって聞いたんですようーさんに

コールラビをつけたらちょっとこんな風に山菜っぽくなったりしないかってそしたらねならないって即答だった気持ちいいくらい即答でまあよくも私も聞いたよねって感じですがどっちも油中だしできないかなと思ったけれどもそれって言ってみたらさシュークルート作るのにザワークラウトっていう方がなじみがありますかね

キャベツの千切りを水の実と塩漬けして発酵させたものですフランス語だとシュークルートなんですけどそのシュークルートをシュークルートって白いキャベツで作るんですよねこっちだとグリーンがすっごい薄くなった白キャベツっていう言い方をするんですがそのシュークルートは同じキャベツだしチリメンキャベツでもできないかねって聞かれていやそれ違うでしょっていうのと同じで

本当ずいぶんとざっくりと考えなしの質問を投げかけたもんだなと振り返って驚きますねそれくらいくつろいでました、初っ端から私次にね、豚肉カタロースだったと思うんだけど豚肉を茹でてからタレにつけてチャーシュー風に仕上げてたのかないい加減なこと言っちゃダメですね

でもねその豚肉の料理にたくさんコリアンダーとあとシソとミョウガを添えて出してくださってそれを食べている時だったと思うんだよな中国のコリアンダーは日本のみたいに味が強くなくてもっと柔らかくて美味しいんだあれを食べさせたいっておっしゃっててねすごく印象的だったんです私中国本土には行ったことがなくて

現地ではどれくらいの量で束ねて売られているのかなとかお料理にもどれくらいのボリュームで添えられるのかなとかそれを見てみたいなと思いましたというのも初めてコペンハーゲンのノーマに行った時に

世界のベストレストラン 50 というイギリスの雑誌が選出しているランキングで何度も 1 位に輝いたレストランですねノーマにね 2011 年の 6 月だったと思う 2012?11 年だな山盛りのハーブを盛り付けた一皿が出てきたんですねとっても美味しかったんですけれどそれを食べた時に

パリから一緒に行ったあるシェフがフランスのハーブでこれはできないって言ったんですよ味が強いから苦味とかもねこのボリュームで構成したら大変なことになるってその時のことをウーさんが中国のコリアンダーについて話されたのを聞いて思い出して中国のコリアンダー食べてみたいなと思ったんですよねどんな使われ方をしているのか体験してみたいですね

そのね豚肉の料理とほぼ同じタイミングでイカとグリーンアスパラとスナップエンドウあれもさっと和えただけなのかなそれも春らしい一皿だったそこにねとっておきの竹の子ととっておきのわかめで若竹煮を作ってくださっててこれはまあ感謝しかないやっぱさ春の竹の子って香りを食すって

ねえあの感じは本当に春だよねさっきのチーズの風味とはもう全然本当に全然種類の違うものだけれど香りって食材の香りを味わうって美味しさのセンサーがわーって膨らみながら反響していく感じしますよね美味しかったっていうかありがたかった

あとねすっごいたくさん何度もおかわりしていただいたんですけどそのわかめがすごかったんだよねあのわかめは体験したことのないわかめだったわかめ自体もなんだけど戻し方の加減が絶妙本当にそのねそうあの若竹煮をね食べている時にうーさんの料理は美味しいとの距離が近いって思ったんですよね

これは本当に私の想像ですよ本当に想像というかそういう印象を受けたっていうだけの話なんですけれどなんかねご本人のイメージされている美味しいと実際に具現化されたお料理に距離がない乖離してないダイレクトって感じがしたなんて言うんだろうね余計なものがくっついてないなんか情報とかさなんて言うんだろう

あのわかめすごかったんですよほんと油分のない澄んだ味のお料理だったからよりそういったことを感じたんだろうなそんな美味しいの感謝の後にこれまたね立派なエビを使ったエビチリとチャーハンが登場しましてこれがね熱々はもちろん美味しかったんだけどちょっと冷めてからがね

私ツボでしたね作ってる人はさやっぱり作りたてを食べてほしいって気持ちがあるんじゃないかなと思いますが少し冷めてからの味が落ち着いた炒め物は油でコーティングした感じがしてくるじゃん好きですねだからさめっちゃ食べたよこの組み合わせだってさ熱々で食べた後にちょっと冷めたところが美味しいって発見したらもうエンドレスじゃないですか

でもね本当に美味しいものって冷めてからも美味しいと思うんです二度美味しいいいよね二度美味しいの大好きそういうのエビチリねうちの母が持ってたウーさんの炒め物のりしべをに乗ってました私もあれ買って帰ってこよう今度

そうでねそのエビチリの後ですよ後にね春巻きが出てきたんですこれは暑いうちにって一人一本ずつというのでパッパッパッパってみんな取ってすぐにかじりついて春巻きは小ゴミが入ってるよって言われてああそうなんだと思いながら無心で食べて気づいたら食べ終わっちゃっててそこでこれ他に具なんだったんだろうと思ったんですよね

だけど一瞬でまあいっか分かんないままでいいやってその時もさ脳のおいしいセンサーがわわわんわわわんって発動してて脳だけじゃなくて体もおいしいに満たされちゃっててさそうするともう考えることを放棄しちゃうんですよねもうそうなっちゃうとさそこからもう思考を起動させる気にならないだからねここ見て

っていうの以外何が入ってたかもわからないしぶっちゃけ味もそんなに覚えてないんですただ気づいたら食べ終わっちゃってたそのわずかな時間のその感覚だけがずっと残っててその感じねまた全然違うこと言い出すけどさお寿司屋さんで握りが終わって最後のお食事に移行する時にさ巻物をいただくじゃないですか

あの巻物ね私かんぴょう巻きが好きなんですねもちろん違うものを頼むことも多いですよでもねあのタイミングでのかんぴょう巻きって受け取ることに身を委ねてる感じなんだよね安心感お寿司屋さんでの食事の時間の中で一番握ってくれた職人さんを信頼しているタイミングっていうか

そのタイミングで食べるかんぴょう巻きっぽかったんだよねあの春巻きこれちょっと意味わかんないかな大丈夫?でもね、そんぐらいなんて言うんだろうその美味しさに身を委ねてたって言いたいんですけどちょっとわかりにくかったかなその後にもね、きにらとまこもだけの炒め物とかあと牛肉の炒め物も出てきたし最後はね、鶏肉の水餃子

でそのね鶏肉の餃子は何種類もハーブが入っててねで最後に横ってこっちの意識をねシャキンってさせる存在がいて馴染みのある香りなのに正体がね何個食べてもわからなくてうーさんに聞いたんですよそしたらタイムだとわかって

餃子の具にタイムを混ぜ込むことに新鮮な驚きを得て何よりも最後に顔を出すタイムの香りによってもう一つまたもう一つって食べちゃうついつい手を伸ばしてしまう美味しさに隅田は後もいながら満喫したわけですけれども中身がわからないままの春巻きはともかく印象的でこれは後付けだけれど春巻きって

もともと春の食べ物じゃないですか でもねココミという春を代償する山菜を春を包んだ春を巻いた春巻きを食べたのは初めてだったかもしれないですそう気づいてもう本当に春パワー全開なものをいただいて 体の隅々までそれが行き渡ると

材料がどうのとかそれよりもそのパワーを吸収することに体の意識が向くのかもねなんて思いましたそういうさ由来のある季節の食べ物ってなんかあるのだろうね食べてる時はもう放棄ちゃってそんなこと全然思いもしなかったけれどあの春巻きは幻のようでずっと覚えていますねもう春だから今年の春を新たに食したいですね

久々のポッドキャストいかがでしたか?長くなりましたここからは月 1 回くらいで更新したいなと思っています気長に楽しみにしていただけたら嬉しいですそれでは今日はこの辺でごきげんようアビアント