</context> <raw_text>0 6 時の NHK ニュースです。日中関係をめぐり、岩屋外務大臣は、今年できるだけ早い時期の王毅外相による日本訪問の実現に向けて調整を急ぐ考えを示すとともに、訪問に合わせて日中韓3カ国による外相会議の開催も模索したいという意向を明らかにしました。岩屋外務大臣は新年を迎えるにあたり、NHKのインタビューに応じました。この中で岩屋大臣は、
ウクライナやガザ情勢など、昨年は国際秩序が激しく揺らいだ1年だったと振り返り、今年は何としても鎮静化・安定化させ、平和を回復していく年にしなければいけないと述べました。その上で、アメリカのトランプ政権が今月発足することについて、「自由で開かれたインド太平洋や国際秩序全体にとって、日米同盟の枠組みは不可欠だ。
新政権は正しくリーダーシップを発揮すると期待しているが、我が国が促し、共に働き、手伝っていくことが大事だ」と述べました。そして、石破首相とトランプ次期大統領との関係構築をめぐり、「石破首相もこの難しい時代に使命を帯びて就任し、トランプ次期大統領もこの難しい局面でカムバックし、それだけ大きな使命を担っている。
腹を割って膝を交えて話せば、すぐに良好な関係になるのではないかと期待している」と述べました。また、日中関係をめぐり、戦略的互恵関係の構築を推進していく重要性を重ねて強調した上で、先の両国の合意に沿い、今年できるだけ早い時期の王毅外相による日本訪問の実現に向けて調整を急ぐ考えを示しました。そして、
「その時にできれば日中間の会合も持ち、協力できるところは協力していく体制を作っていきたい」と述べ、王毅外相の来日に合わせて韓国も交えた日中韓3カ国の外相会議の開催も模索したいという意向を明らかにしました。一方、韓国との関係について、首脳間のシャトル外交は内政の安定化を待つ必要があるとの認識を示しつつ、「その間でもできることはやっていきたい。
外省レベルであれば、決してこの段階でも不可能ではないのではないか」と述べ、対面での日韓外務省会談に意欲を示しました。さらに、G7主要7カ国の現状に関し、「各国とも内政がいささか揺れていると認識しており、日本も少数与党で決して盤石な体制ではない。
ただ、これだけ世界が大きく揺れ動いているときに、国際政治や地球規模の問題の解決にG7が結束して汗をかいていくことはとても大事なことだ」と述べました。愛知県常滑市の養鶏場で、鶏が相次いで死んでいるのが見つかり、検査の結果、高病原性の鳥インフルエンザウイルスが検出されました。県は、今朝からこの養鶏場で飼育されている14万羽余りの鶏の処分を進めています。
愛知県によりますと、昨日午後、常滑市の養鶏場から鶏が相次いで死んでいると連絡がありました。県が鳥インフルエンザの簡易検査を行い、死んだ8羽と生きている1羽で陽性反応が出たため、その後遺伝子検査を行ったところ、今朝、高病原性の鳥インフルエンザウイルスが検出されたことが分かりました。
これを受けて県は午前8時頃からこの養鶏場で飼育されているおよそ14万7000羽の処分を進めています。また、この養鶏場から半径3キロ以内を鶏や卵の移動を制限する区域に、半径3キロから10キロ以内を区域外への出荷などを制限する区域に設定しました。愛知県は今日午前緊急対策会議を開き、この中で大村知事は、
「感染拡大を防ぐためには直ちに防疫措置を講じる必要がある。年始早々ではあるが、全庁一丸となってしっかり対応いただきたい」と呼びかけました。県によりますと、愛知県内の養鶏場で鳥インフルエンザウイルスが検出されたのは、およそ2年前の2022年12月以来ということです。6時のNHKニュース、谷口がお伝えしました。