</context> <raw_text>0 10時のNHKニュースです。羽田空港で起きた航空機の衝突事故から今日で1年です。羽田空港で起きた事故では、海上保安庁の航空機と日本航空の旅客機が衝突して炎上し、保安官5人が死亡、1人が大怪我をしました。また、旅客機の乗客乗員379人全員が緊急脱出し、乗客17人が医療機関を受診しました。
事故の初動対応についてNHKが取材したところ、医療関係者がどの程度緊急参集するかの目安となるアラートレベルを国土交通省が決定したのは、事故が起きた午後5時47分から44分後の午後6時31分だったことが分かりました。
アラートレベルは空港近くの当該病院と医師会に示す羽田独自の取り組みで、けが人の状況に応じてレッドとオレンジの2段階あり、去年の事故の際は原則全員3週のレッドと決定されました。
国土交通省によりますと、病院などに参集を求めるメールを出した後、レベルについても空港から病院などに電話で伝えることになっていましたが、決定が遅くなったこともあって連絡よりも先に医師から問い合わせが相次いだということです。国土交通省は決定が遅れた理由について、怪我人の状況の把握に時間がかかったことが影響したとしています。
このため、怪我人の状況に応じてレベルを決定するとしていたのを改め、脱出用スライドの使用の有無などで決めることにしたということです。また、医療関係者や消防が空港に到着した後も課題があったことが分かりました。
今回、空港から病院などにあてたメールと自動音声で、空港の敷地を囲むフェンスにある10カ所の緊急ゲートのうち、現場に最も近いゲートが集合場所に指定されました。緊急ゲートからは消防車や救急車のほか、駆けつけた医療関係者の車も出入りすることができます。
しかし、医療関係者の中には指定されたゲートの場所がわからないなどの理由で、集合場所ではない空港事務所やターミナルビルに駆けつけ、現場に向かうのに時間がかかったケースがありました。このため事故後は集合場所を空港事務所1カ所とすることにしました。
さらに、集合場所に指定されたゲートに到着しても、ゲートから制限区域内へは空港職員などの誘導が必要で、事故当日は休暇中で人数が足りず、医療関係者のほか消防車や救急車もゲートの前で待機することになったということです。このため国土交通省では、すぐに対応できる職員の数を増やす対応を事故後取りました。新年2日目、各地の話題です。
宮崎市にある宮崎市フェニックス自然動物園では、アジアゾウのミドリが今年の干支のかき染めを披露しました。ミドリは特製の筆を鼻先でつかむと器用に動かし、縦およそ50センチ、横およそ40センチの画用紙に、今年の干支の「卯」という漢字を書き上げました。かかった時間は1分足らずで、見守った家族連れからは歓声が上がっていました。
今日から新年の営業を始めた北海道旭川市の旭山動物園では、ペンギンが飼育施設の外に出て雪の上を歩く姿が見学できるイベントが人気で、訪れた人は14羽のペンギンがよちよち歩く姿を楽しそうに眺めていました。20代の男性は「ペンギンが仲間同士でつつき合いながら楽しそうに歩いているのを見て微笑ましくなりました」と話していました。
和歌山県田辺市では、新春恒例の初泳ぎが行われました。初泳ぎは冬の海に入って体を鍛え、1年の健康につなげようと、地元の水泳協会が昭和2年から毎年行っていて、今年で99回目です。
今日は、田辺大喜賀浜海水浴場に0歳の赤ちゃんから74歳までのおよそ120人が集まり、準備運動をしたあと一斉に海に駆け込み、水をかけ合ったり海に潜ったりして初泳ぎを楽しみました。0歳の赤ちゃんと一緒に参加した和歌山市の30代の男性は「去年子どもが生まれたばかりなので、今年1年の家族の健康を願って泳ぎました」と話していました。
この時間の担当は道谷新平でした。