</context> <raw_text>0 9時のNHKニュースです。冬型の気圧配置と強い寒気の影響で、北日本から東日本の日本海側では、山沿いを中心に積雪が増えています。気象庁によりますと、冬型の気圧配置と強い寒気の影響で、北日本から西日本にかけて、日本海側の山沿いを中心に雪が降っています。
今日午前6時の積雪は、青森県の八甲田山系の酸ヶ湯で3メートル92センチと平年の2倍近くになっているほか、青森県五所川原で1メートル7センチなど、平年の3倍を超えているところがあります。Uターンラッシュが本格化していて、交通への影響には十分注意してください。
明日朝までの24時間に降る雪の量は、北海道で40センチ、東北で30センチと予想されています。今日日中は寒気の流れ込みは弱まる見通しですが、積雪が多い地域では、電線や樹木などへの着雪による停電、なだれにも注意してください。また、雪下ろしの事故が後を絶ちません。複数で行うなど、安全に十分注意して行ってください。
ロシアによる軍事侵攻が続くウクライナで行われた世論調査で、ロシアが東部と南部の合わせて4州とクリミアの占領を続けるものの、ウクライナがNATO(北大西洋条約機構)に加盟して真の安全保障を得るという戦争終結のシナリオを支持する人が最も多く、64%となりました。ウクライナの調査機関、キユー国際社会学研究所は3日、
先月行った世論調査の結果を発表しました。この中で、ロシアによる軍事侵攻をめぐって、和平を即座に実現し独立を維持するため、領土の一部を放棄してもいいと答えた人は38%と、前回の昨年10月の調査より6ポイント増え、2022年5月に最初の調査が行われて以降、最も多くなりました。
一方、いかなる状況でも領土を放棄すべきではないと答えた人は、前回より7ポイント減って51%でした。また、戦争の終結に向けた3つのシナリオを提示した質問では、
ロシアが東部の2州と南部の2州、クリミアの占領を続けるものの、ウクライナはNATOに加盟して真の安全保障を得るとともに、EU(ヨーロッパ連合)にも加盟するというシナリオを支持する人が最も多く、64%となりました。このシナリオを受け入れられないとした人は21%でした。研究所は調査結果について、
ウクライナの人たちは、たとえ困難な選択肢であっても議論する用意がある。ウクライナの人たちにとっての優先事項は、将来のロシアの侵略を不可能にするための安全保障だと指摘しています。次です。日本製鉄によるアメリカの大手鉄鋼メーカー、USスチールの買収計画について、バイデン大統領は国家安全保障上の懸念を理由に禁止する命令を出したことを明らかにしました。
日本企業によるアメリカ企業の買収が大統領の命令で阻止される初めてのケースとなります。これについて、アメリカ政府の政策に詳しいマルベニ経済研究所の今村隆社長は、アメリカの伝統企業の買収にチャレンジしたのは日本製鉄が初めてで、同盟国の日本企業といえど超えられない壁があり、投資できない範囲があることが確認された、
経済ビジネスの合理性では説明できない、アメリカの有権者を最優先に置いた判断だと指摘しています。その上で、
買収計画が阻止されると、USスチールはピッツバーグ近郊の製鉄所の閉鎖などを行う可能性があり、アメリカ国内の鉄鋼生産量が減少する恐れがある。これこそ国家安全保障上の懸念で、買収の中止命令は新たな懸念を生み出すことになり、こんな矛盾した判断はないとしています。そうした判断をした理由として、
アメリカの鉄鋼産業は長い歴史から政治色が強く、保護主義の極みともいえる産業で、最後は政治が決めたと言えるのではないかと話しています。この時間のニュース、三平がお伝えしました。時刻は間もなく9時5分になります。