</context> <raw_text>0 11時のNHKニュースです。韓国の尹錫悦大統領について、警察などで作る合同捜査本部は、内乱を首謀した疑いで取った拘束令状をこれまでに執行できていません。捜査機関と大統領側の攻防は激しさを増していて、令状の期限となる明日までに執行されるかが焦点となっています。
非常事態宣言も発表した韓国の尹錫悦大統領について、警察などで作る合同捜査本部は、内乱を首謀した疑いで大統領の拘束令状を取り、おととい捜査官らが大統領府の敷地に入って令状の執行を試みましたが、大統領警護室に阻まれ、これまでに執行できていません。
合同捜査本部は、警護室の警護が続く限り、令状の執行は事実上不可能だとして、昨日、大統領の職務を代行する韓悳洙副首相兼企画財政部長官に対し、令状の執行に応じるよう警護室に命じることを求めました。
さらに合同捜査本部は、令状の執行を妨げたとして、警護室のトップに対し、特殊公務執行妨害の疑いで出頭するよう要請しましたが、韓国メディアによりますと、警護室側は重要な時期であり、持ち場を離れられないとして応じていないということです。
一方、尹大統領の弁護団はきょう、違法な令状の執行を試みたなどとして、合同捜査本部の関係者らおよそ150人も検察に刑事告訴すると明らかにしました。拘束令状の期限が明日に迫る中で、捜査機関と大統領側の攻防が激しさを増していて、期限内に執行されるかが焦点となっています。
一方、尹錫悦大統領の弾劾が妥当かどうかを判断する憲法裁判所での弾劾裁判も進められています。証拠などを整理する弁論準備手続きが一昨日で終わりましたが、この中では弾劾を求める国会側は刑法の内乱罪に当たるという主張を撤回すると表明しました。
弾劾裁判の争点から内乱の容疑を外し、非常事態宣言が憲法違反に当たるかどうかを集中して審理するよう国会側が求めた形です。これについて大手紙の朝鮮日報は専門家の話として、弾劾を主導する野党側が裁判のスピードを加速させようという狙いがあるとみられると報じています。
これに対して尹大統領側は、今回の弾劾審判は内乱罪の成立が土台となっており、成立しないのであれば弾劾そのものが間違っているということだと反発した上で、拙速な裁判は絶対容認できず、多くの証拠の提示や証人尋問が行われなければならないと主張しました。
弾劾裁判は今月14日に初めての弁論を行って本格的な審理が始まる予定で、朝鮮日報は内乱の疑いについて弾劾裁判の審理の対象に含めるかどうかは弁論を通じて決まる見通しだと伝えています。
さくらんぼの産地、山形県で初競りが行われ、高級品種の佐藤錦に500グラム当たり150万円の値がつき、最高値を更新しました。日本一早いさくらんぼの初競りは、山形県内有数の産地である天童市の市場で今日行われました。
競りにかけられたのは高級品種のサトウニシキ3箱で、天童市の農家が初競りに向けて農業用ハウスで特別に栽培したものです。このうち、粒の大きい2Lサイズで1箱500グラム入りが150万円で競り落とされました。
JA全農山形によりますと、天童市での初競りの落札価格はこれまで100万円が最高だったということで、今回はそれを大幅に更新したことになります。落札した卸売会社の万年青(まんねんせい)県一営業二課長は、
今年は山形でハウス栽培が始まって150年ということで、いい年になってほしいという思いを込めて150万円で落札したと話していました。この時間のニュースは鈴木圭一郎がお伝えしました。11時5分になります。