</context> <raw_text>0 4時のNHKニュースです。南米のベネズエラでは、現職が当選したと発表された去年の大統領選挙をめぐり、国内外から疑問の声が上がっています。今月行われる大統領の就任式を前に、勝利を主張する野党側の候補者が国際社会に自らの正当性を直接訴える動きを強めていて、政権側は神経を尖らせているとみられます。
南米のベネズエラで去年7月に行われた大統領選挙をめぐっては、選挙管理委員会が現職のマドゥーロ大統領の当選を発表しましたが、野党側は不正があったとして、自らの集計結果をもとに元外交官のゴンサレス氏の勝利を主張しています。選挙結果については、国内外から疑問の声が上がっていますが、
政権側は当選の確定を進め、マドゥーロ大統領は今月10日に3期目の就任式に臨む予定です。こうした中、ゴンサレス氏は選挙の後、政権側に逮捕される恐れがあることなどからスペインに亡命していましたが、中南米各国などへの訪問を始め、4日はアルゼンチンのフェルナンデス大統領と会談し、直接支援を求めました。ゴンサレス氏は会談後の会見で、
フェルナンデス氏が平和的かつ秩序ある政権移行に貢献することを期待すると述べるなど、自らの勝利の正当性を改めて強調しました。一方、マドゥーロ政権はゴンサレス氏の居場所に関する情報の提供者に10万ドル(日本円で1500万円余り)の懸賞金を出すとするなど、野党側の動きに神経を尖らせているとみられます。
日本有数の水揚げ量を誇る千葉県長生市の長生漁港で、漁の安全と豊漁を願う小正月式が行われました。小正月式は漁の安全と豊漁を願う新年の恒例行事です。長生漁港では今朝、所属するおよそ80隻の船が参加しました。漁船は隊列を組んで、舳先につけた多くの旗をなびかせながら、一斉に沖を目指して出港し、
1年間の安全と豊漁を願い、漁業者の守り神とされる神社の沖合で神事を執り行っていました。長生漁港は3年前まで12年連続で水揚げ量日本一でしたが、イワシやサバの水揚げが落ち込んだ影響で、去年は前の年より4万8000トン少ない14万1000トン余りとなり、北海道の釧路港に2年連続で日本一の座を明け渡しました。長生市の70代の女性は、
「10年ぶりに見に来ました。今回は行き来する船を撮影でき、この光景を見て活気を感じました」と話していました。また、参加した漁船の30代の乗組員は「昨年は水温や気温の影響もあったのかサバが取れなかったので、今年は水揚げが回復するといいなと思います」と話していました。
およそ1000人の中小中学生らが参加する新春恒例の書き初め大会が奈良県柏原市で開かれました。この大会は柏原市にある柏原大神宮などが毎年開いていて、今年は奈良県内の小中学生を中心に合わせておよそ1000人が参加しました。会場となった体育館には書道用の紙や墨が用意され、
参加者たちは持参した筆に墨を含ませると、「初日の出」や「白い梅の花」を表現した書や「希望」「光」といった新春らしい文字を力強く書き上げていました。大会では書き上げた2枚の作品のうち、出来が良い方を提出することになっていて、審査が行われるということです。参加した地元の中学1年の男子生徒は「今年も頑張るぞという思いで書き上げました。
来年も参加したいです」と話していました。また、中学2年の女子生徒は「手が震えて難しかったです。習字をしているので、今年はもっとうまくなりたい」と話していました。審査の結果、特選などを受賞した作品は今月14日から6日間、柏原大神宮に展示されます。4時のNHKニュース、谷口がお伝えしました。