</context> <raw_text>0 9時のNHKニュースです。今日は太平洋側を中心に厳しい冷え込みとなり、東京の都心では今シーズン初めて最低気温が0度を下回る冬日となりました。明日6日は低気圧の影響で積雪が多くなっている東北などで気温が上がり雨が降る見通しで、なだれや融雪、屋根からの落雪に十分注意が必要です。
気象庁によりますと、今日は上空に寒気が流れ込み、太平洋側を中心に晴れて地表の熱が奪われる放射冷却現象の影響で、各地で厳しい冷え込みとなりました。
今朝の最低気温は北海道陸別町で-24.6度、長野県諏訪市で-6.9度、埼玉市で-4.1度、東京の都心や広島市、高松市で-0.2度などと、各地で今シーズン一番の冷え込みとなりました。東京の都心で最低気温が0度を下回る冬日となったのは今シーズン初めてです。
青森県をはじめ東北の北部ではこれまでの雪で積雪が多くなっていて、青森市や青森県弘前市では今日午後の積雪が1メートルを超え、平年のこの時期の3倍を超えています。明日は日本海側と本州の南岸も前線を伴った低気圧が通過するため、本州の広い範囲で雨が降る見込みです。
東北でも雨や湿った雪が降り、南寄りの風で気温も上がると予想されています。明日日中の最高気温は秋田市で10度、青森市で9度、札幌市で5度と、今日に比べて6度から7度ほど高くなる見込みで、雪解けが進む恐れがあります。気象庁はなだれや融雪、それに屋根からの落雪に十分注意するよう呼びかけています。
また大気の状態が不安定になるため、局地的に雨が強まる恐れがあり、東北や東日本、南西諸島を中心に土砂災害や落雷、突風に注意が必要です。野戸半島地震からの復興を祈願して、富山県高岡市の海岸で空手の歓迎会が行われました。
この歓迎会は高岡市の天原市海岸で今日行われたもので、地元の空手道場に通う5歳から58歳までのおよそ30人が集まりました。
今朝の高岡市の気温は4度ほどで、参加した人たちは時折冷たい雨が降る中、砂浜の上で裸足で演舞を披露しました。そして膝ほどの高さまで海に入り、100本の聖剣突きをして、去年の野戸半島地震で被害を受けた石川県や富山県の被災地の復興を祈願しました。参加した小学4年生の児童は、
「一本一本を丁寧に頑張りました。今年は小級審査で紫色の帯を取れるように頑張りたいです。」と話していました。小学6年生の児童は「寒かったですが、暑いと感じて頑張りました。」と話していました。千山道場の堀田知恵子代表師範は「地震の直後、石川県では稽古ができない道場もあったと聞いています。
子どもたちには今ある環境に感謝して一日一日大事に過ごしてほしいと教えています。」と話していました。北海道の阿寒湖ではワカサギ釣り解禁され、家族連れなどで賑わいました。阿寒湖では湖面が厚い氷に覆われる毎年この時期にワカサギ釣りを楽しむことができ、今シーズンは今日解禁されました。
今朝の阿寒市は最低気温がマイナス12度と冷え込みましたが、好天に恵まれ、家族連れなど大勢の人が訪れました。ドリルで氷に穴を開け糸を垂らすと、10センチほどのワカサギが次々とかかり、歓声が上がっていました。訪れた人たちからは「寒いけどとても楽しいです。」とか「最高です。」といった声が聞かれました。
阿寒湖観光協会の水宮直樹専務理事は、「そこそこ大きいのが釣れています。釣りのルールを守って、安心かつ安全に阿寒湖の冬の風物詩を楽しんでほしい。」と話していました。阿寒湖のワカサギ釣りは、3月中旬まで行われる予定です。この時間のニュース、鈴木圭一郎がお伝えしました。9時5分になります。