</context> <raw_text>0 10時のNHKニュースです。今日未明、茨城県の鹿島港沖合で漁船が転覆し、2人が死亡したほか、乗組員3人の行方が分からなくなっていて、海上保安庁などが捜索を続けています。海上保安庁によりますと、網に魚が多く入り、船がバランスを崩して転覆した可能性もあるとみて、詳しい原因を調べています。
海上保安庁によりますと、きょう午前2時過ぎ、茨城県の鹿島港から東に30キロ余りの沖合で、巻網漁船が転覆したようだと、近くを航行していた漁船から通報がありました。
転覆した漁船は茨城県北茨城市の大津漁協所属の第8大浜丸で、日本人15人とインドネシア人5人の乗組員のうち17人が救助されましたが、日本人の50代と60代の男性2人が死亡しました。
また、40代から70代の乗組員3人が海に投げ出されて行方不明となり、海上保安庁が巡視船4隻や航空機を出すなどして捜索を続けています。鹿島海上保安署によりますと、第8大浜丸は当時漁に出ていましたが、転覆して現場海域で沈没したとみられるということです。
当時、現場の海域は晴れていて波も穏やかで、乗組員は水揚げの際に網に魚が多く入ったため、徐々に船体が傾いたと話しているということです。鹿島海上保安署は網に魚が多く入り、船がバランスを崩して転覆した可能性があるとみて、詳しい原因を調べています。
低気圧と前線の影響で西日本を中心に雨が降り、東北などでは雪が降っています。今日は全国的に雨や雪の天気となる中、気温が上がると予想され、東北など積雪が多くなっている地域では、なだれや融雪、屋根からの落雪に十分注意が必要です。
気象庁によりますと、本州の南岸と日本海にある2つの低気圧や前線の影響で大気の状態が不安定になり、西日本などで雨が降っているほか、北日本の日本海側でも雨や雪となっています。
青森県をはじめ東北の北部ではこれまでの雪で積雪が多くなっていて、青森市や青森県弘前市では積雪が1メートル前後となり、平年のこの時期の3倍を超えています。低気圧は東へ進むため、今日は広い範囲で雨が降り、先月以降雨の少なかった太平洋側でも雨が強まるところがあるほか、
積雪が増えている東北などでも雨や湿った雪が降る見込みです。また低気圧の通過に伴って南寄りの風の影響で気温も上がる見込みで、特に北海道や東北、新潟県などでは日中の気温が昨日より大幅に高くなると予想されています。
日中の最高気温は新潟市で11度、秋田市で10度、青森市で8度、札幌市で5度と、昨日と比べて6度から7度近く高くなると予想され、雪解けが進む恐れがあります。気象庁は、なだれや融雪、それに屋根からの落雪に十分注意するよう呼び掛けています。
また大気の状態が不安定になるため、局地的に雨が強まる恐れがあり、東北や東日本、南西諸島を中心に土砂災害や落雷、突風に注意が必要です。
為替と株の値動きです。今日の東京外国為替市場の円相場は、現在ドルに対しては去年の年末に比べて29銭高、ドル安の1ドル157円59銭から63銭となっています。またユーロに対しては2円21銭高、ユーロ安の1ユーロ162円39銭から40銭となっています。
東京株式市場の日経平均株価は去年の年末に比べて310円92銭安い3万9599円22銭。またTOPIXは10.25ポイント下がって2774.67となっています。この時間のニュースは鈴木啓一郎がお伝えしました。時刻は10時5分になります。