</context> <raw_text>0 8時のNHKニュースです。インドネシアを訪問している中谷防衛大臣はシャフリ国防相と会談し、中国が南シナ海で軍事活動を活発化させていることを念頭に、海洋安全保障の分野で連携を強化していく必要があるとして、防衛装備品の移転や技術協力について協議を進めることで一致しました。会談で中谷防衛大臣は、インドネシアが日本のシーレーンの要となるマラッカ海峡に面していることを踏まえ、
インドネシアが海軍の近代化を進め抑止力を高めることは地域の平和と安定に寄与すると述べました。そして両氏は、中国が南シナ海で軍事活動を活発化させていることを念頭に、自由で開かれたインド太平洋の実現に向けて、海洋安全保障の分野で連携を強化していく必要があるという認識で一致しました。
その上で、官民共同開発を含めた防衛装備品の移転や技術協力、それに自衛隊とインドネシア軍の相互運用性の強化などについて、実務者の協議を始めることで合意しました。また、共同演習や幹部の交流などを通じて防衛協力を強化していくことを確認しました。インドネシアには石破総理大臣も近く訪問し、プラボボ大統領と首脳会談を行う予定で、
さらなる連携強化を図りたいとしています。中谷大臣は記者団に対し、「インドネシアは我が国のシーレーンの要所を占めるなど戦略的に大変重要な位置にあり、海洋安全保障の分野で協力を強化していくことは極めて重要だ。首脳会談に向けて防衛分野の今後の道筋を固めることができ、大きな意義があった」と述べました。
沖縄県の離島の渡名喜村では、新年度定年退職などで職員の数が減り、定数の半分ほどが欠員となる恐れがあることが分かりました。村は当面、最低限の住民サービスの維持に専念する方針です。人口およそ300人の渡名喜村は、那覇市の北西およそ60キロに位置する2つの離島からなる村で、
職員の数は先月の時点で定数27に対して21人となっていました。村によりますと、このうち7人が今年3月までに定年などで退職の意向を示している上、採用試験で合格を出した2人も内定の承諾に至っておらず、新年度は職員が14人に減り、定数の半分ほどが欠員となる恐れがあるということです。村では現在、今年度3回目となる採用試験を実施していますが、
ここ数年は内定を受けても辞退する人が多く、人材確保のめどは立っていないということです。村は当面、役場の窓口業務や水道下水道の事業といった最低限の住民サービスの維持に専念する方針です。沖縄県は村からの相談を受け、新年度以降応援の職員を派遣する方向で調整しています。
渡名喜村は職員が減少しても住民サービスが低下しないよう、県とも連携していくとしています。スーパーなどで販売されるキャベツの価格は、平年の3.3倍と高値が続いています。農林水産省が全国470箇所で野菜の店頭価格を先月23日から25日までの3日間で調べたところ、キャベツの平均価格は1キロあたり453円で、平年のおよそ3.3倍になっています。
昨年11月以降、7週連続で平年の2倍以上の高値が続いています。農林水産省によりますと、愛知や千葉などの主な産地で去年の夏の高温に加え、先月気温が低く雨が少なかったことなどから、十分な大きさに育たないものが多かったということです。このほかレタスの平均価格は1キロあたり993円で、平年のおよそ2.3倍に、
白菜と大根も平年のおよそ1.9倍になっていて、調査した8種類すべてで平年より高くなりました。一方、農林水産省はネギとナス、それにピーマンは生育が回復傾向にあることなどから、今後価格は落ち着く見通しだとしています。中村康人がお伝えしました。8時5分になります。