</context> <raw_text>0 5時のNHKニュースです。今日午後4時前、広島市佐伯区で建物が焼ける火事があり、現在消防車などが出動して消火活動にあたっています。上空のヘリコプターからの映像では白い煙が立ち上っている様子がわかります。火事の現場近くには病院があり、建物の壁が煙で黒くなっています。次です。
今日午後4時4分頃、鹿児島県の吐噶喇列島悪石島で震度4の揺れを観測する地震がありました。この地震による津波の心配はありません。震度4の揺れを観測したのは悪石島で、震度2の揺れを小宝島、震度1の揺れを中之島、宝島、諏訪之瀬島で観測しました。
気象庁によりますと、震源地はトカラ列島近海で、震源の深さは20キロ。地震の規模を示すマグニチュードは5.0と推定されています。この地震で気象庁は鹿児島県で強い揺れが予想されるとして緊急地震速報を発表しましたが、震度5弱以上の強い揺れは観測されませんでした。気象庁は緊急地震速報は地震直後のわずかな時間で揺れを予測するため、
震度で1段階程度の誤差が生じることがあるが、速報が出た時には強い揺れに警戒してほしいとしています。吐噶喇列島の悪石島や小宝島付近では地震活動が活発になっていて、おととしや2021年にも活発な地震活動がありました。気象庁は当面地震に伴う揺れに注意し、家具の固定など日頃の備えを改めて確認するよう呼びかけています。
今月、日本の民間として初の月面着陸に挑戦したものの失敗した、東京のベンチャー企業ispaceは今日会見を開き、月着陸船の高度を測定するセンサーが想定通りに作動せず、着陸に向けた十分な減速ができなかったことが失敗の原因と明らかにしました。それによりますと、月着陸船から送られてきたデータを解析した結果、
レーザーレンジファインダーと呼ばれる高度を測定するセンサーが想定通りに作動せず、着陸に向けた十分な減速ができなかったとしています。センサーは高度およそ3キロまでに測定を始める計画でしたが、実際には高度1キロ以下まで月面に近づいてから測定を開始していて、その時点で急激に減速したものの間に合わずに月面に衝突したということです。
測定が遅れた理由については、センサーの性能が想定よりも低かった可能性など、複数の可能性を上げていて、今後JAXA(宇宙航空研究開発機構)などの技術的な支援を受け、センサーを選ぶ際の基準や性能の確認方法を見直すということです。ispaceの袴田武史CEOは、今回を単なる失敗に終わらせず、会社を強くしていきたいと話していました。
13年前に長崎県対馬市の寺から盗まれ、先月韓国から返還された仏像について、韓国の寺にも複製を置かせてほしいという願いに応えようと、仏像の3Dデータを計測して提供することになりました。13年前、対馬市の観音寺から盗まれ韓国で見つかった観世音菩薩座像は、
韓国での裁判で観音寺に所有権があることが認められて先月対馬市に戻り、防犯上の理由から市の博物館で保管されています。裁判で所有権を主張していた韓国の普門寺から複製を作りたいという要望が寄せられたことから、仏像の3Dデータの提供が決まったことが観音寺や対馬市への取材で分かりました。観音寺の田中節子元住職からも寺に複製を置いてほしいという声があり、
対馬市と長崎県が対応を協議することにしています。観音寺の田中節子元住職は「ご縁ができた韓国の寺の信者の方たちには、複製ではあっても仏様を身近に感じてもらえればと思う」と話していました。この時間の全国のニュース、塩がお伝えしました。時刻は5時5分になるところです。