</context> <raw_text>0 9時のNHKニュースです。非常事態宣言をめぐる韓国の尹錫悦大統領の対応について、弁護士の一人は「大統領は法廷で堂々と立場を明らかにするだろう」と述べ、弾劾が妥当かどうか判断する憲法裁判所の審理に大統領が出席して直接意見を述べる方針だと明らかにしました。
非常事態宣言を出した韓国の尹錫悦大統領をめぐって検察などが捜査を進める一方、憲法裁判所は大統領の弾劾が妥当かどうかを判断するため、今月27日から弾劾裁判を開始する予定です。これに対して尹大統領は弁護団を作る準備を進めていて、これに関わっている弁護士の一人が今日記者団の取材に応じ、
「憲法裁判所の審理が開かれれば大統領は法廷で堂々と立場を明らかにするだろう」と述べ、尹大統領が裁判に出席して直接意見を述べる方針だと明らかにしました。またこの弁護士は「大統領は法律的に内乱罪だとは全く考えていないが、捜査には対応するだろう」と述べ、捜査と憲法裁判所の審理にそれぞれ別の弁護団を作って対応するとしています。
一方で「捜査と弾劾裁判に同時に対応していくには調整が必要だ」という考えを示し、検察が大統領に対して今月21日までに「出頭するよう求めている」ことを問われると、「コメントをするのは難しい」と述べるにとどまりました。大阪北区のビルに入るクリニックが放火されて巻き込まれた26人が死亡した事件から、今日で3年です。
現場には遺族や元患者などが訪れて犠牲者を悼みました。3年前の2021年12月17日、大阪北区のビルに入る心療内科のクリニックが放火され、巻き込まれた患者や医師、スタッフ合わせて26人が死亡しました。この事件では谷本盛雄容疑者(当時61歳)も死亡し、その後、殺人や放火などの疑いで書類送検され、不起訴となっています。
事件から3年となる今日、現場には遺族や友人、それにクリニックに通っていた元患者などが次々に訪れて、花や飲み物を手向けて犠牲者を悼みました。クリニックに通っていた息子を亡くしたという母親は、「事件から半年以上、ショックで眠れない日々を過ごしていた」ということで、「事件の後、一生分泣いた気がします。3年が経ち、ようやく元気を取り戻してきました。
息子が生きてきた数十年間、そしてこの3年間のすべてを受け止めて、思いを心の中に留めておきたい」と話していました。40代の元患者の女性は、亡くなった院長の西澤幸太郎さんについて、「西澤先生のおかげで、事件の後に就職することができ、結婚もできました。そのことを今、先生に伝えられないのが悔しいです。
大切な人を失うこのような事件は二度と起きてほしくない」と話していました。激甚化する災害への対応が課題となる中、政府は防災庁の設置に向けて、石破茂大臣をトップに、全ての閣僚をメンバーとする新たな会議を設置することを決めました。石破大臣は「人命最優先の防災立国の構築」を政権の重要施策に挙げていて、
令和8年度中の防災庁の設置を目指しています。こうした中、政府は防災庁の設置に向けた準備などに一丸となって取り組む必要があるとして、今日の閣議で石破大臣をトップに、全ての閣僚をメンバーとする「防災立国推進閣僚会議」を設置することを決めました。近く初会合を開いて、各省庁が来年度に
各省が来年度に取り組む防災対策の強化などを報告する見通しです。堺防災担当大臣は閣議後の記者会見で、「各省庁がバラバラに行うのではなく、取り組みを有機的につなげ連携していく。より効果的に事前防災の準備や発災時の対応を行えるよう、閣僚会議をうまく使いたい」と述べました。吉田がお伝えしました。