<raw_text>0 10時のNHKニュースです。読売新聞グループ本社の代表取締役主筆で、世界やプロスポーツ界にも影響を与えた渡辺恒夫さんが、今日未明、都内の病院で亡くなりました。98歳でした。渡辺さんは大正15年に東京で生まれ、昭和25年に読売新聞社に入社し、政治部の記者として自民党の大野伴睦初代副総裁や
中曽根康弘元総理大臣などの取材を長く担当し、政治部長や論説委員長も務めました。平成3年に社長に就任し、その後読売新聞社が持株会社制に移行したのに伴いグループ本社の社長となり、平成16年からは12年余りにわたって会長を務めました。平成11年から4年間は日本新聞協会の会長にも就いています。スポーツの分野でも影響力を持ち、
平成8年にはプロ野球巨人のオーナーに就任し、新しいドラフト制度の導入など、プロ野球界全体の指導的な役割を果たしたほか、大相撲の横綱審議員を務めました。平成20年には、菊池寛賞を受賞しています。読売新聞によりますと、今日未明、肺炎のため都内の病院で亡くなりました。98歳でした。
アメリカ国防総省は、中国が保有する運用可能な核弾頭は去年より100発ほど増え、推定で600発以上だとする報告書を公表しました。政府高官は核弾頭の増加に加え、核戦力の多様化も進めているとして警戒感を示しました。アメリカ国防総省は18日、中国の軍事動向を分析した年次報告書を公表し、
中国が保有する運用可能な核弾頭は今年半ばの時点で去年より100発ほど増え、推定で600発以上だと指摘しました。4年間で3倍近くに増えていることになり、想定を上回るペースだとしています。核弾頭の数は2030年までに1000発を超え、少なくとも2035年まで核戦力の強化を図るという見通しも示しています。
中国は他国より先に核攻撃をする先制使用はしないと主張していますが、報告書では台湾での通常兵器を使った軍事作戦で敗北し、中国共産党体制の存続が脅かされる場合は核兵器の先制使用を検討するだろうとしています。
また中国の国防費をめぐって報告書では、公表されている額よりも実際は40%から90%多いと推定しています。報告書について中国を担当するチェイス国防次官補代理は、ワシントンで行った講演で、核弾頭数の増加だけでなく質の向上にも目を向けている
ここ数年我々が監視しているのは精密攻撃能力のあるミサイルなど戦力の多様性だと述べ、核戦力の多様化も進めているとして警戒感を示しました。株と為替の値動きです。今日の東京株式市場、日経平均株価は一時700円以上値下がりしました。
FRB(連邦準備制度理事会)が金融政策を決める会合を受けて、来年の利下げのペースは従来の想定よりも緩やかになるとの見通しを示したことなどから、18日のニューヨーク市場では主要な3つの株価指数が下落しました。この流れを受けて東京市場でも売り注文が広がっています。
現在の日経平均株価、昨日と比べて261円76銭安い3万8819円95銭となっています。また、東証株価指数(TOPIX)は12.42ポイント下がって2707.45となっています。
また、東京外国為替市場の円相場、現在ドルに対しては昨日と比べて1円23銭円安ドル高の1ドル=154円81銭、ユーロに対しては61銭円高ユーロ安の1ユーロ=160円59銭となっています。10時のニュース、勝野がお伝えしました。