岩屋外相と李強首相は、建設的で安定的な日中関係の構築に向けて、あらゆるレベルで一層の協力を強化する重要性を確認しました。また、戦略的互恵関係を包括的に進めることも確認されました。
海上保安庁の機長は、滑走路手前までの走行指示と離陸順番を意味する「ナンバーワン」という言葉を伝えられた際、滑走路に入るよう言われたと思っていたことが判明しました。
来年度の政府予算案の一般会計総額は115兆円台半ばで、過去最大を更新する見通しです。高齢化を背景に社会保障費が38兆円を超え、防衛費も8兆円を上回ります。
学習指導要領の改定では、生成AIの発展を踏まえ、知識の集積だけでなく深い意味の理解を促す学びのあり方、デジタル分野を含めた先端技術の教育の充実、情報モラルやメディアリテラシーの育成強化などが検討課題となっています。
事件直後に、容疑者が逮捕された際に乗っていた軽乗用車と特徴がよく似た車が現場近くから走り去るのが目撃されていたことが捜査関係者への取材で判明しました。
金融庁は、イオン銀行がマネーロンダリング対策に不備があったとして、リスク管理体制の見直しなどを求める業務改善命令を出す方針です。これは国際機関ファトフからの指摘を受けたものです。
ユンソン・ヨル大統領は、捜査よりも弾劾裁判の手続きを優先させる考えで、合同捜査本部の出頭要請に応じていないとされています。弁護団は出頭が難しいとの見方を示しています。
山形県庄内町でのJR特急列車脱線事故の原因は、局地的な突風とされています。JRでは風の動きを捉える専用のレーダーで突風を予測し、列車を運行しています。
こんにちは。正午のNHKニュースです。中国北京を訪れている林芳正外務大臣は、今日午前、李強首相と会談しました。建設的で安定的な関係の構築に向けて、あらゆるレベルで交流を一層強化していく重要性を確認したものとみられます。日本外務大臣が中国を訪問するのは、昨年4月以来1年8ヶ月ぶりです。
林芳正外務大臣は会談に臨むにあたって、そして会談の冒頭、林芳正外務大臣は国際会議に合わせて先月行われた岸田総理大臣と習近平国家主席らとの首脳会談などに触れ、こう述べました。「日中関係は極めて重要です。戦略的互恵関係を包括的に
進めていこうと確認されたところでございます。ぜひその上で日中関係を前進させたいというふうに思っております。」会談の詳しい内容は明らかになっていませんが、建設的で安定的な日中関係の構築に向けて、あらゆるレベルで交流を一層強化していく重要性を確認したものとみられます。
林芳正大臣はこれに続いて秦剛外相と、対面では初の会談に臨み、日本産水産物の早期の輸入再開や現地の日本人の安全確保など、両国間の懸案について日本側の立場を改めて伝える見通しです。今年1月に羽田空港で起きた航空機の衝突事故について、国の運輸安全委員会が調査の途中経過を公表し、
海上保安庁の航空機の機長は、艦船長から滑走路手前までの走行の指示と離陸の順番を意味する「ナンバーワン」という言葉を伝えられた際、滑走路に入るよう言われたと思ったと話していることが分かりました。今年1月、羽田空港の滑走路上にいた海上保安庁の航空機と着陸してきた日本航空の旅客機が衝突して炎上し、
保安官5人が死亡、1人が大けがをした事故で、運輸安全委員会は今日調査の途中経過を公表しました。それによりますと、事故の前、海上保安庁機は艦船長から滑走路手前までの走行の指示と離陸の順番を意味する「ナンバーワン」という言葉を伝えられました。機長はこの時のことについて、運輸安全委員会の聞き取りに対し、
「滑走路に入って待機してください。離陸順位は一番です。」と言われたと思ったなどと話しているということです。また、海上保安庁機から回収されたボイスレコーダーなどから判明したやり取りでは、艦船長からの指示の後、機長と副機長は共に指示内容を復唱した上、互いに問題なしと確認し合っていました。
さらに、艦船長と日本航空機が共に海上保安庁機の動きを認識していなかったことも重なって事故が起きたと考えられるということです。運輸安全委員会はさらに調査を進めるとしています。参議院政治倫理審査会に出席した自民党旧安倍派の赤池誠章氏は、
ノルマの超過分が完済キックバックされ、収支報告書に記載されない取扱いは、派閥の慣例として行われてきたのではないかという認識を示しました。参議院政治倫理審査会は今日、収支報告書に不記載があった旧安倍派の4人の議員が出席して審査が行われています。このうち268万円の不記載があった赤池誠章氏は、
パーティー券の販売ノルマの超過分が派閥から完済される仕組みについて「あるのだろうと分かっていた」と述べました。一方、完済金については、秘書が派閥に帰属すべきものでリスクが高いと判断して専用の口座で管理し、政治活動や私的な支出には使っていなかったと説明しました。その上で、完済金が収支報告書に記載されない取扱いについて、
「議事録を提出しておられた方もいらっしゃったようですが、政治という業種には経験則に頼るところが多く、政権の慣例として続いてしまったのではないかと思います。」今日午前中は井上義行氏が出席したほか、午後には石井啓一氏と石田真敏氏が出席する予定です。
午前の閣僚折衝で最終調整が進められた政府の来年度予算案は、一般会計の総額が115兆円台半ばとなり、過去最大を更新する見通しとなったことが分かりました。政府の来年度予算編成は、政府の来年度の予算編成は今日午前2日目の閣僚折衝が行われ、
後藤厚生労働大臣との間で薬価の改定方針や高額療養費制度の見直しについて、野田総務大臣との間で地方交付税の規模について協議するなど、残っていた個別の予算項目の最終的な調整が行われました。その結果、来年度予算案の一般会計の総額は115兆円台半ばとなり、
当初予算としては昨年度(2023年度)の114兆3000億円を上回って過去最大を更新する見通しとなりました。高齢化を背景に拡大する社会保障費は38兆円を超え、防衛費も8兆円を上回るほか、国債の償還や利払いに充てる国債費も今年度を上回る規模となります。
一方、税収は今年度の補正予算段階で見込んだ73兆4000億円を上回り過去最大になるとしていますが、財源が不足するため、新たに国債を発行して賄う計画です。政府はあさって来年度予算案を閣議決定する方針です。
学校の教育内容などを定めた学習指導要領の改定に向けた検討が、中教審(中央教育審議会)に諮問されました。生成AIの発展などを踏まえ、知識の集積だけでなく、深い意味の理解を促す学びのあり方などが検討課題となっています。
学習指導要領はおおむね10年ごとに改定されていて、文部科学省は今日の中教審の総会で、次の改定に向けた検討を諮問しました。それによりますと、生成AIの発展などを踏まえ、知識の集積だけでなく、深い意味の理解を促す学びのあり方や、デジタル分野を含めた先端技術の教育の充実、
それに情報モラルやメディアリテラシーの育成強化などが検討課題となっています。また、児童翻訳機などが普及する中での外国語教育のあり方に加え、子どもたちが多様な能力や個性に応じ、それぞれのペースで学習を進められる教材や方法なども検討を求めています。
文部科学省は2026年度中に答申を受けて新たな指導要領の策定を進める計画で、2030年度以降小学校から順次実施に移したい考えです。千葉県柏市で夫婦が殺害された事件で、現場近くで走り去る不審な車が目撃されていたことが捜査関係者への取材で分かりました。
車で職務質問を振り切ろうとしたとして逮捕された77歳の容疑者が乗っていた車と特徴がよく似ているということで、警察が関連を調べています。この事件では、殺害された夫婦の知人で職業不詳の坂巻香織容疑者(77歳)が、事件翌日の今月19日、軽乗用車で職務質問を振り切ろうとしたとして逮捕されました。
容疑者は火傷をしていて、一旦釈放されましたが、治療が終わったことから警察はおととい改めて公務執行妨害の疑いで逮捕し、今日検察庁に送りました。これまでの調べで、夫婦は今月18日の午後6時頃に事件に巻き込まれたとみられていますが、
この直後に容疑者が逮捕された際に乗っていた軽乗用車と特徴がよく似た車が、現場近くから走り去るのが目撃されていたことが捜査関係者への取材で分かりました。警察は容疑者と夫婦の殺害や放火との関わりについて調べることにしています。金融庁はイオン銀行に対し、
犯罪で得た資金などを洗浄するマネーロンダリングへの対策に不備があったとして、リスク管理体制の見直しなどを求める業務改善命令を出す方針を固めました。マネーロンダリングへの対策をめぐっては、各国の取り組みを審査する国際機関FATFが2021年に公表した審査結果で、
日本では地方銀行などの対策が不十分だと指摘し、定期的な改善状況の報告を求めています。関係者によりますと、このマネーロンダリング対策に関連して金融庁がイオン銀行に対し、近く法律に基づく業務改善命令を出す方針を固めたことが分かりました。銀行の対策に不備があったとして、リスク管理体制の見直しなどを求める方針です。
金融庁はFATFからの指摘を受けて、各金融機関に対し今年3月末までにマネーロンダリング対策を導入するよう求めるとともに、対策状況に関する検査を進めてきましたが、一連の検査によって処分が出るのは初めてです。非常事態宣言を出した韓国の尹錫悦大統領に対し、
警察などで作る合同捜査本部は今日午前に出頭するよう2回目の要請をしていましたが、これまでのところ尹大統領は応じていません。今月3日に非常事態宣言を出した韓国の尹錫悦大統領に対し、警察などで作る合同捜査本部は内乱などの疑いで捜査を進めています。
合同捜査本部は尹大統領に対し、今日午前10時にソウル近郊の京畿道にある政府公館などの捜査を担うソウル中央地方検察庁に出頭するよう要請していましたが、尹大統領は今月18日に続き2回連続で合同捜査本部の出頭要請に応じていません。大統領の弁護団の選定に関わる弁護士は、
尹大統領が捜査よりもあさってから始まる弾劾裁判の手続きを優先させる考えで、出頭は難しいという見方を示していますが、韓国メディアによりますと、捜査本部側は午後も出頭を待つ方針だということです。
韓国メディアは尹大統領が今日このまま出頭しない場合、合同捜査本部が3回目の出頭要請をするか、逮捕状請求するかなど、近く方針を決めると伝えています。山形県庄内町でJR羽越本線の特急列車が脱線し5人が亡くなった事故から今日で19年となり、慰霊式が開かれました。2005年12月25日、
山形県庄内町を走行していた羽越本線の特急列車「いなほ14号」が脱線し、乗客5人が死亡し、乗員を含む33人が怪我をしました。事故から19年となる今日、現場近くでは慰霊式が開かれ、JR東日本の幹部などが亡くなった人たちを悼みました。
事故の原因は局地的な突風とされ、JRでは風の動きを捉える専用のレーダーで突風を予測し、列車を運行しているということです。JR東日本深澤祐二社長です。
この事故は決して風化させてはいけない我々の安全に対する教訓としてしっかりと社員に受け継いで、このような事故を二度と起こしてはならないというこの決意をさらに固めてまいっているところでございます。では、株と為替の動きです。今日の東京株式市場、日経平均株価は小幅に値下がりしています。
日経平均株価、午前の終わり値は昨日の終わり値より46円29銭安い3万8990円56銭。東証株価指数TOPIXは17.01ポイント下がって2710.25でした。一方、東京外国為替市場の円相場、現在ドルに対しては昨日と比べて10銭円高・ドル安の1ドル=137円49銭となっています。
また、ユーロに対しては1円50銭円安・ユーロ高の1ユーロ=163円42銭となっています。ここまで全国のニュースを深澤がお伝えしました。時刻は12時15分です。