</context> <raw_text>0 11時のNHKニュースです。イスラエルのネタニヤフ首相は、イエメンの反政府勢力フーシに対する作戦だとしてイスラエル軍が国際空港などを空爆したことについて、「テロ組織を根絶やしにする」と述べ、攻撃を続ける考えを強調しました。イスラエル軍は26日、イエメンの反政府勢力フーシに対する作戦だとして、首都サヌアにある国際空港などを空爆しました。
地元メディアによりますと、これまでに6人が死亡し、40人が怪我をしています。現地からの映像では、空港の管制塔の一部が破損するなど、大きな被害が出ていることが伺えます。この攻撃について、イスラエルのネタニヤフ首相は26日、「テロ組織を根絶やしにする決意を固めている」と述べ、攻撃を続ける考えを強調しました。
またイスラエル軍は27日、イエメンから発射されたミサイルをイスラエルの領空の外で迎撃したと発表し、フーシからの報復とみられ、双方の攻撃の応酬が続くことが懸念されます。一方、27日はイスラエルとレバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラとの間の停戦が発行してから1ヶ月となります。
停戦監視にあたるUNIFIL(国連レバノン暫定軍)は26日声明で、イスラエル軍による住宅や道路網への破壊行為が続いていることに懸念があるとしていて、今後合意されたイスラエル軍の撤退やヒズボラのイスラエルとの国境周辺からの撤収などが実現するかが焦点です。
近視の進行を抑える国内で初めての目薬について、厚生労働省は今日製造販売を正式に承認し、今後身近な医療機関でも処方されるようになると期待されています。承認されたのは、大阪の製薬会社参天製薬が開発した目薬「アトロピン硫酸塩水和物」です。
近視は多くの場合、体の成長とともに眼球が前後に伸び、網膜でピントが合わなくなって進行するとされています。開発のために軽度から中等度の近視の子どもを対象に行われた臨床試験では、目薬を投与したグループは投与しなかったグループと比べて、近視が進行する速度が緩やかになり、眼球の伸びも抑えられたということです。
今月開かれた厚生労働省の専門家部会で国内での製造販売を認めることが了承され、厚生労働省は今日正式に承認しました。近視の進行を抑える目薬が承認されたのは国内では初めてです。これまでは海外で承認された同様の成分の目薬を一部の医療機関の医師が個人輸入する形で使っていましたが、
今後身近な医療機関でも処方されるようになると期待されています。会社によりますと、この目薬には公的な医療保険は適用されず、全額が自己負担になる見込みだということです。自動車メーカースズキの社長や会長として40年以上にわたって経営を担い、世界的なメーカーに成長させた鈴木修がおととい亡くなりました。94歳でした。
鈴木氏は1983年、日本の自動車メーカーとしてインドでいち早く現地生産に乗り出し、スズキをインド国内でシェアトップのメーカーに育て上げました。インドの市民にとってスズキは最も身近な自動車メーカーとなっています。ニューデリー市内でも多くの市民が鈴木氏の死去を知っていて、「インド人としてとても悲しい。鈴木氏はインドの自動車市場の将来への道を示してくれた、自動車市場が発展した最大の貢献者だ」と話していました。また街を歩いていた女性は「インドでは誰もがスズキに乗っているので、鈴木氏が亡くなったと聞いて悲しい」と話していました。
インドのモディ首相は追悼のメッセージをSNSに投稿し、「鈴木氏はインドに対する深い愛情を抱き、インドの自動車市場に革命を起こした。彼は勤勉さ、細部へのこだわり、そしてあくまでも品質を追求することがいかに大切かを私たちに示してくれた」と記しています。ここまでのニュース、武野がお伝えしました。11時5分になります。