</context> <raw_text>0 11時のNHKニュースです。1950年代に愛知県豊橋市で発見され、国内最古の化石人骨とされた牛皮人骨について、東京大学の研究者などで作るグループは、2万年以上前のクマの骨と特定したと発表しました。
牛皮人骨は1950年代に愛知県豊橋市牛皮町で見つかった化石で、当初は中期更新世、今からおよそ10万年前の人の上腕骨と大腿骨とされ、国内最古の化石人骨として話題になり、一時は教科書でも紹介されました。
その後、1990年頃から動物の骨ではないかという指摘が出ていたため、化石を所蔵する東京大学総合研究博物館の諏訪元特任教授などで作る研究グループが改めて調査を行い、クマの骨と特定したと論文で発表しました。研究グループでは、CTで骨の内部の構造を撮影するなどして分析し、人の上腕骨とされていた化石は、
三角筋粗面と呼ばれる骨の表面の平らな面の位置や内部の空洞の広がり方などから、クマの前腕骨の一部と特定したということです。また人の大腿骨の一部とされていた化石は、骨の表面にあるくぼみの深さなどから、クマの大腿骨の一部と特定したということです。
いずれの骨も発見された地層などから2万年以上前の後期更新世のもので、ヒグマの可能性が高いということです。諏訪特任教授は「牛皮人骨は人ではないと言い切れない状況が続いていたので、今回曖昧な状況を解消できてよかった」とコメントしています。次に
来年度の国家公務員の定員について、政府は石破首相が重視する防災対策を強化するため、内閣府の担当を110人増員して2倍にすることを決めました。来年度の国家公務員の定員では、石破内閣が掲げる防災立国の実現に向けて、内閣府の防災担当を110人増員して2倍にするほか、
国土交通省の防災減災などの体制を強化し、地方整備局を含めて351人増やすとしています。また、サイバーセキュリティ対策の強化などのため内閣官房に78人を新たに配置するほか、旧郵政保護法をめぐる新たな保障が来月始まることなどを受けて、こども家庭庁に40人増員するとしています。
一方、業務改革の推進などにより3,554人減らし、全体では今年度と比べて614人増やすとしています。このほか、組織の見直しでは、いずれも事務次官級のポストとして、災害対応の司令塔となる防災官を内閣府に、サイバー安全保障の対応に当たる内閣サイバー官を内閣官房に新設するとしています。
生成AIのChatGPTを手掛けるアメリカのオープンAIは、非営利の組織が統治する構造を見直し、新たな営利企業が事業の運営などを主導する方針も明らかにしました。
オープンAIは2015年に安全なAI開発を目指す非営利の研究機関として設立され、現在は非営利の組織が営利部門の子会社を統治する特殊な構造となっています。オープンAIは27日、非営利の組織に代わって公益性を重視した形の新たな営利企業が事業の運営などを主導する方針を明らかにしました。
これによって株主などの利益を追求するとともに、競合他社と同じように資金を調達できるようになるとしています。一方、非営利の組織は健康や科学などの分野での事前活動を継続する形で存続するということです。今回の見直しは巨額の資金を集めやすくして開発を加速する狙いで、
オープンAIは、「使命を果たし続けるためにも、想像していたより多くの資金を調達する必要がある」としています。11時のNHKニュースは、マサノがお伝えしました。時刻、まもなく11時5分になるところです。