</context> <raw_text>0 8時のNHKニュースです。カザフスタン西部で起きたアゼルバイジャン航空の旅客機の墜落で、カザフスタン政府は墜落の原因をブラジルの専門機関で調べるため、回収されたフライトレコーダーを送ったと発表しました。
乗客乗員67人が乗ったアゼルバイジャン航空の旅客機は今月25日、アゼルバイジャンの首都バクーからロシア南部に向かいましたが、その後カザフスタン西部で墜落し、38人が死亡しました。アゼルバイジャンのアリエフ大統領は墜落について、ロシアの防空システムによる誤射が原因になったとの見方を示しています。
こうした中、カザフスタン政府は30日、回収されたフライトレコーダーを航空事故の調査などを担当するブラジル空軍の専門機関で解析するためブラジルに送ったと発表しました。カザフスタン政府が設置した事故調査委員会は、ブラジルで解析を行うことについて、国際民間航空機関からの助言とアゼルバイジャンとロシアの航空当局との協議に基づく決定で、
墜落した旅客機がブラジルのエンブラエル社が製造した機体だったことも考慮に入れたとしています。第三国に送ることで客観性の高い調査だと示す狙いがあるとみられ、アゼルバイジャン政府は国際社会に対する調査結果の信頼性を高めることになると評価しています。アゼルバイジャンのアリエフ大統領はロシアに対し、
墜落の責任を認め賠償するよう求めていて、今後ロシアがどう対応するかが焦点となっています。アメリカのカーター元大統領が29日に亡くなったことを受けて、バイデン大統領は弔意を示すため公共施設や軍の施設などで30日間半旗を掲げるよう指示し、首都ワシントンにあるホワイトハウスでも半旗が掲げられました。
カーター氏は、大統領在任中の1978年に長年対立していたイスラエルとエジプトの平和条約の締結に向けた動きを仲介したほか、退任後も北朝鮮を訪れるなど長年紛争の解決に力を注ぎ、2002年にはノーベル平和賞を受賞しました。バージニア州に暮らす男性は大統領在任中から彼を尊敬していた
「彼はエジプトとイスラエルの間の和平の実現にも尽力した。成し遂げたことや生き方という点で歴代の中でも最も偉大な大統領経験者だろう」と故人を称えていました。また首都ワシントンに暮らす女性は「彼は人道主義者で国のために多くのことをした。悲しい日だが彼の遺産は生き続けるだろう」と話していました。
バイデン大統領は国葬を行う考えを明らかにしていて、今月9日を全米でカーター元大統領を追悼する日と発表しています。混雑による事故やトラブルを防ぐため、東京渋谷区は今年も渋谷駅前での年越しのカウントダウンイベントを中止した上で、警備員を配置するなど警戒に当たることにしています。
渋谷区では大晦日の夜から元旦にかけて渋谷駅周辺で年越しのカウントダウンイベントを開いていましたが、飲酒に絡むトラブルや群衆事故が起きる恐れがあるなどとして、2019年を最後に開催していません。一方でイベントを中止しても大晦日の夜は例年渋谷駅前のスクランブル交差点に多くの人が集まることから、区では警備員を配置し警戒することにしています。
さらに観光客に人気の渋谷駅前のハチ公像の周りをシートで覆って見えなくすることで、人が集まるのを防ぐ対策も行います。ハチ公像を見えなくする時間帯は大晦日の今日午前6時から翌日の1日午前1時までを予定しています。渋谷区の長谷部健区長は「路上飲酒に伴う迷惑行為や雑踏事故への警戒のためイベントの中止を決定した。
渋谷駅周辺の安全な環境づくりへの協力をお願いしたい」とコメントしています。山下誠がお伝えしました。8時5分になります。