</context> <raw_text>0 6月26日木曜日7時になりました。おはようございます。野村雅彦です。福島ゆりです。原口正美です。今朝もまず雨の情報からお伝えします。前線を伴った低気圧や台風から変わった熱帯低気圧の影響で、中国地方では局地的に激しい雨が降っています。
明日にかけて本州の広い範囲で局地的に激しい雨が降る恐れがあり、気象庁は土砂災害や低い土地の浸水に十分注意するよう呼びかけています。気象庁によりますと、日本海付近にある前線を伴った低気圧や台風から変わった熱帯低気圧の影響で、西日本から北日本にかけての広い範囲で大気の状態が非常に不安定になり、局地的に雨雲が発達しています。
午前6時までの1時間には、岡山県の鏡野町上西原で37ミリの激しい雨を観測しました。この後も明日明け方にかけて、西日本から北日本の広い範囲で大気の非常に不安定な状態が続く見込みで、局地的に雷を伴って激しい雨が降る恐れがあります。明日朝までの24時間に降る雨の量は、いずれも多いところで
東北と近畿で100ミリ、関東甲信と東海、それに中国地方で80ミリと予想されています。これまでの雨で地盤が緩んでいるところがあり、気象庁は土砂災害や低い土地の浸水、川の増水に十分注意するとともに、落雷や竜巻などの激しい突風にも注意するよう呼びかけています。
雷の音がしたり、冷たい風が吹いたりするなど、発達した積乱雲が近づく兆しがある場合は、すぐに頑丈な建物の中に移動するなど、安全確保に努めてください。続いて中東情勢です。アメリカのトランプ大統領はイスラエルとイランの戦闘が終わったと強調した上で、来週イラン側と協議を行う考えを示しました。
今後外交交渉でイランの核開発問題をめぐる協議が進展するかが焦点です。オランダ・ハーグで開かれたNATO(北大西洋条約機構)に出席したトランプ大統領は25日記者会見を行いました。この中でイスラエルとイランの戦闘について、「12日間戦争は終わったと考えている。彼らは再び応酬し合うことはないだろう。
私は双方と関わってきたが、彼らは疲れ切っていると述べ、戦闘が終わったと強調しました。その上で「我々は来週イランと話すことになる」と述べ、アメリカとイランが来週協議を行う見通しを明らかにしました。アメリカがイランと続けてきた核開発をめぐる協議とみられ、「強引に署名するかもしれない。我々がイランに求めるのはこれまでと同様、核を持たせないということだ」と述べました。
アメリカとイランは今年4月から核開発をめぐる協議を続けていましたが、今月13日にイスラエル軍がイランを攻撃して以降、公式な協議は行われていません。今後外交交渉が再開され、イランの核開発問題で進展が見られるかが焦点です。現地の状況です。
トランプ大統領が発表した停戦合意で双方の戦闘が終結するとしていた25日、大きな攻撃や被害の情報は伝えられていません。ただイスラエル軍は24日夜、イランから発射されたとみられる無人機2機を迎撃したと発表したほか、25日にはイエメンから発射されたとみられる無人機をイスラエル領外で迎撃したと発表しました。
引き続き停戦が維持されるかが焦点となっています。続いて昨日開かれたフジテレビの親会社、フジ・メディア・ホールディングスの株主総会です。昨年12月に週刊誌が報じた中井貴宏氏とフジテレビの元アナウンサーの女性への対応をめぐる問題をきっかけに、経営体制は揺れ動いてきました。
フジテレビと親会社はガバナンスの立て直しなど再発防止策に加えて経営陣の刷新などを打ち出して今回の株主総会に臨み、会社側が提案した取締役の候補者が全員選任されました。スポンサー企業の多くが自社のコマーシャルの放送を見合わせる中、新たな経営陣には信頼の回復と業績の立て直しに向けた具体的な取り組みを着実に進めることが求められます。
この株主総会で長年にわたってグループの経営を率いてきた、比江島隆氏(取締役相談役)が退任しました。本人は株主総会に姿を見せず、問題発覚後無言のまま退くことになりました。昨日付で就任した清水健次社長はこれについて「一人、まあ1個人としてこれだけ長くこの業界で…
なぜ平田氏に退職慰労金を支払うのか問われたのに対しては、
「私どもとしては今回の事案の第三者委員会の報告書を踏まえて、各取締役の責任について監査役が独立した弁護士を雇って調査し、それぞれの責任について判断いたしました。その監査役の判断から責任追及するのは港本社長と太田本専務のお二人というふうに報告を受けております。
よって今の段階ではそのような形で退職金、老齢年金については実行されるものというふうに考えています。すいませんが、個別の退職金についての金額、実定の開示はしておりません。」人気グループTOKIO、突然の解散発表です。メンバーの国分太一氏のコンプライアンス違反が明らかになったことを受け、所属事務所がホームページで発表しました。
福島県は東日本大震災と東京電力福島第一原子力発電所の事故の風評被害払拭のため、TOKIOのメンバーをPR活動に起用してきました。福島市では解散を惜しむ声が聞かれました。
男性5人グループとして1994年にCDデビューしたTOKIO。バラエティ番組やドラマにもメンバーそれぞれが出演し、幅広く活躍しました。所属事務所の発表によりますと、国分氏のコンプライアンス違反が明らかになったことを受け、メンバーでお互いの意思を確認しあった結果、TOKIOを解散することにしたということです。
国分氏をめぐっては、コンプライアンス上の問題行為が複数あったことを確認したと、先週日本テレビが発表し、所属事務所では無期限で全ての活動を休止するとしたばかりでした。これまでに2人のメンバーが脱退していますが、残りの3人で2021年に株式会社TOKIOを設立し、グループとしての活動を継続していました。TOKIOは、
「31年間の長きにわたりTOKIOに関わっていただいたすべての皆様に心からお礼申し上げます。ありがとうございました。」などとしています。次は、刑務行政についてお伝えします。罪を犯した人の立ち直りに重点を置いた刑務行政が今月から導入されました。犯罪被害者などで作る団体は、
加害者の支援に重きを置くあまり、罪を償う指導がおろそかになるのではないかとして、反省や謝罪につながる指導を徹底するよう国に要望しました。矯正刑では懲らしめの意味合いでの労働などがなくなり、立ち直りのための指導に重点が置かれることになりました。
これに関連して、犯罪被害者や遺族で作る団体「虹の会」と「つなぐ会」が昨日法務省を訪れ、要望書を提出しました。要望書では、支援に重きを置くあまり、罪を償う指導がますますおろそかになるのではないかと危惧しているとして、受刑者が反省して謝罪するような指導を徹底し、指導する刑務官に対する研修や訓練などを行うよう求めています。
法務省の担当者は「あらゆる機会を捉えて教育に取り組む」と答えたということです。「虹の会」代表の渡辺保さんは、25年前、当時22歳だった長女を中学時代の同級生に殺害されました。その後、無期懲役の刑に服した加害者からの謝罪はなく、損害賠償を求めても一切支払われませんでした。渡辺さんです。
「再犯をさせない、再犯をしないということは、新しい被害者が生まれないということですから、それはそれで利点があるとは思うんですけれども、教育の中でもやっぱり被害者の思いを知らないとしっかりした教育ができないんじゃないかという思いはあります。もっと被害者のことを考えて、その上で更生への道を模索してほしいという思いはあるんですよね。」
さて、人類はおよそ3万年前、台湾から沖縄の与那国島に渡ったとする説があります。これについて海洋研究開発機構や東京大学などの研究グループがスーパーコンピューターを使ってシミュレーションしたところ、黒潮の流れに逆らうように船を漕ぎ続ければ到達できたとする研究成果をまとめました。
国立科学博物館などのプロジェクトチームは、およそ3万年前の旧石器時代に、人類が台湾から与那国島に渡ったとする説を検証するため、2019年に丸木舟を使った実験公開を行い成功しました。
この実験公開について、地球の環境が異なっていた3万年前でも成功するのか、海洋研究開発機構のチャン・ユリン副主任研究員や実験公開を率いた東京大学総合研究博物館の海部陽介教授らの研究グループがスーパーコンピューターを使ってシミュレーションしました。
実験公開の結果から、丸木舟の速度を最大で秒速1メートル8センチとした上で、3万年前の海流を再現した数理モデルを用いて、与那国島にたどり着く条件を検証しました。
その結果、黒潮の流れが現在より10%程度早いとされる3万年前でも、台湾北部の海岸を出発し、黒潮に逆らって南東に向かってスピードを保って漕ぎ続ければ、与那国島にたどり着けるとわかったということで、研究グループは当時の人類は戦略性を持った挑戦者だったとしています。海部教授です。「危ないのはわかっているんですよ。でもそれでもやる。」
この研究成果はアメリカの科学雑誌「サイエンス」の電子版に今朝掲載されました。続いてはスポーツです。
まずはプロ野球です。ソフトバンクが9回目の優勝を果たした交流戦。MVP(最優秀選手)には、交流戦の首位打者に輝き、チームの優勝に大きく貢献したソフトバンクの柳町達選手が初めて選ばれました。プロ6年目、28歳の柳町選手は交流戦18試合すべてに3番として先発出場。
共に12球団トップとなる打率.397、OPS.474、全体2位となる27本のヒットをマークしました。昨日記者会見した柳町選手、普段対戦しないセ・リーグのピッチャーからヒットを重ねたことについては、「1打席目にどういう投手か、いち早く情報をつかんで、その2打席目以降に対応できたというのが一番、
ソフトバンクはリーグ戦では現在首位の日本ハムに3ゲーム差の3位につけています。現在リーグ戦でも首位打者の柳町選手、同一リーグ同士の対戦が明日から再開することについて「これからがやっぱり大変で、本当の勝負だと思うので、ここから…」
続いて、中学生のスポーツの新たな暑さ対策です。
全国中学校体育大会のサッカー競技で、途中交代した選手が再び出場できる再交代制度を、この夏の大会から導入することになりました。全国中学校体育大会のサッカー競技は毎年8月に行われ、今年は32チームが参加して8月18日から5日間の日程で宮崎県で行われます。
中体連(日本中学校体育連盟)はこの大会から、交代した選手が再び出場できる再交代制度を導入することを決めました。交代の人数や回数に制限は設けず、試合中は何度でも入れ替えが可能だということです。中体連では、指導者が選手交代をためらうことなく行えるようにすることで、選手の熱中症のリスクを減らしたいとしています。
サッカー大会の暑さ対策をめぐっては、夏場に行われる全国高校総体が去年から、男子は福島県での固定開催、女子は北海道で開催しています。変わって為替と株の値動きです。外国為替市場の円相場は、現在1ドルが145円21銭から24銭となっています。
また1ユーロは169円28銭から30銭となっています。ニューヨーク株式市場のダウ平均株価の終値は、前日よりも106ドル59銭安い42,982ドル43銭でした。一方、NASDAQの株価指数は前日より61.01ポイント上昇して19,973.55でした。
では、気象情報です。気象予報士の佐藤真里奈さん、お願いします。「おはようございます。今朝は日本海から伸びる寒冷前線が西日本を通過していて、中国地方では局地的に激しい雨が降っています。日中は前線とともに発達した雨雲も東へ移動していくでしょう。中国、四国は午前中、近畿や北陸は日中、東海は午後、雷を伴った激しい雨の降るところがありそうです。
関東は今、沿岸を北上している熱帯低気圧が遠ざかっていくため、日中は一旦雨が止みますが、夜は前線が近づいて再び雨が降るでしょう。東北も大気の不安定な状態が続いて、激しい雨や雷雨になるところがありそうです。今日は中国地方から東北にかけて局地的な大雨の恐れがあります。土砂災害や低い土地の浸水、川の増水に注意・警戒してください。」
今日の各地の天気です。沖縄と奄美はおおむね晴れるでしょう。九州は朝まで雨の降るところがありますが、午後は北部から晴れ間が戻りそうです。中国、四国は午前中、近畿は日中、東海は昼頃から雨が降るでしょう。雷を伴って激しく降るところがありそうです。
関東甲信は日中一旦雨が止みますが、夕方からは再び雨が降るでしょう。局地的な激しい雨や雷雨に注意してください。北陸と東北は日中雨で、ところによって雷を伴い激しく降るでしょう。北海道は温暖前線に近い南部から雨の範囲が広がりそうです。今日の予想最高気温です。
那覇32度、福岡31度、広島32度、大阪と名古屋30度、東京32度、仙台と札幌28度の見込みです。気象情報でした。お近くの放送局からニュース、気象情報などを続けます。時刻は7時20分になります。