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cover of episode NHKジャーナル 「ラグビー日本代表の現在地」 2025年7月4日

NHKジャーナル 「ラグビー日本代表の現在地」 2025年7月4日

2025/7/4
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NHKラジオニュース

AI Deep Dive AI Chapters Transcript
People
コーノス
中島博道
久保玄一郎
佐藤かな子
北野孝博
坂井新地
大谷明
山上隆
山崎義行
模木知恵
生田早人
甲野須由紀子
西
西村拓也
Topics
久保玄一郎:丰岛村持续发生地震,村民生活受到严重影响,需要持续关注和支援。 西村拓也:这次的群发地震与常见的地震机制不同,可能与火山活动有关,需要进一步研究。 坂井新地:地震原因难以确定,可能是冲绳海槽、板块运动或海底火山活动等多种因素综合作用的结果,需要进行更精确的观测。

Deep Dive

Chapters
The prolonged earthquake swarm in Akuseki Island, starting on September 21, has caused 13 residents to evacuate. Experts are uncertain about the cause, pointing to potential influences from the Okinawa Trough or volcanic activity. The situation is concerning due to the unpredictable nature of the seismic activity and the fatigue experienced by the remaining islanders.
  • Earthquake swarm in Akuseki Island since September 21, 2025
  • 13 residents evacuated
  • Over 1200 tremors exceeding magnitude 1
  • Experts unsure of cause, but suggest Okinawa Trough or volcanic activity
  • Uncertainty about the end of the earthquake activity

Shownotes Transcript

◆地震相次ぐ 悪石島から島外避難 “沖縄トラフ”の影響か? ◆能登半島地震 液状化被害の石川県内灘町 生田勇人町長に聞く ◆英国推理作家協会・ダガー賞 日本人作家が初受賞 王谷晶さん「ババヤガの夜」 ◆日本ラグビー あすウェールズ戦 代表強化責任者・山神孝志さんに聞く ◆参院選 期日前投票始まる “1票の格差” 3選挙区で3倍超 「スポーツ」は、ラグビー日本代表。ウェールズ代表との試合に挑む第2期エディ―・ジャパンについて日本ラグビー協会・最高事業統括責任者の山神孝志さんにうかがいます。</context> <raw_text>0 7月4日金曜日夜10時になりました。こんばんは。NHKジャーナル、北野孝博です。トカラ列島で続く地震活動、島の外への避難も始まりました。トップニュースです。5年前の秋です。67人が亡くなった熊本豪雨から5年、追悼の動きと能登半島地震の液状化への対応について、2項目目でお伝えします。

ニュースデスクの山崎義行です。世界的な権威とされる推理小説の賞、ダガー賞の翻訳部門に日本人が選ばれました。詳しくお伝えします。10時15分頃からです。気象予報士の佐藤かな子です。金曜日、佐藤かなのこれ知っとかな。愛犬家の皆さん、暑い夏の散歩、どうしてますか?暑さは犬にとっても危険。散歩の時の対処法を専門家に聞きました。

特集はジャーナルスポーツ。ラグビー日本代表は明日ウェールズ代表と対戦します。試合の意義や日本代表の未来について、日本ラグビーフットボール協会の山上隆さんに伺います。10時23分頃からです。今夜もあなたの声を聞かせてください。NHKジャーナル、スタートです。

昨日、震度6弱の激しい揺れを観測した鹿児島県十島村の悪石島から、0歳から80歳の13人が島の外に避難しました。

これを受けて、十島村は希望する人たちを対象に悪石島の外に避難してもらうことにしました。0歳から80歳の男女13人が、今朝、村営のフェリーで島を出発。今日午後6時前、鹿児島市の港に到着しました。避難してきた人は、

避難した人たちは村が手配したホテルや親族の家などに身を寄せているということです。

一方、島に残っている人たちを対象にした第2陣の集団避難についても、希望者がいるということです。村はあさって実施する方向で調整を進めています。また、悪石島に常駐している村の看護師2人に加え、日本赤十字社から看護師1人が派遣されることが決まったということです。今後、看護師3人の体制で島に残っている人たちの健康相談などに当たるということです。

十島村の久保玄一郎村長です。十島村では今日も震度4や3の地震が相次いでいます。

先月21日から今日午後5時までに発生した震度1以上の揺れの地震は1203回に上っています。気象庁は地震活動の収束が見通せないとして、当面最大震度6弱程度の揺れを伴う地震に注意するよう呼びかけています。

ニュースデスクの山崎さん。地震活動が収まる気配がありません。あの島に残る方の疲労もピークだということで心配ですね。そうですよね。あの、どうしてこんなに続くのか、そのメカニズム、メカニズムは何か。今日は2人の専門家の見解を紹介したいと思います。

1人目は地震のメカニズムに詳しい京都大学防災研究所の西村卓也教授。西村教授は震源が東と西の2つに分かれているところが特徴的だと指摘しているんですね。

6月の最初の段階から東の方がずっと活発だったということですが、7月に入ってからは西の方でかなり活発化しているというんです。西村教授ですが、この地震の原因をどう見ているんでしょうか。これだけ継続した活発な群発地震、通常の地震活動とはちょっと違うメカニズムを考える必要があると言います。

ある程度外からの力が加わらないと、これだけ長く続く地震は起こりにくいということなんですね。例えばこの地域の場合でありますと、火山性のもの、マグマの活動などが関係しているような地震活動というのが考えやすいとの指摘でした。もう一人、東京大学地震研究所の坂井新太郎教授。いろいろな可能性があり、断定は難しいと指摘しています。

例えば西側にある沖縄トラフが関わっているものや、震源が浅いのでプレート境界の沈み込みが関わるもの、また火山活動が海底で起こっている可能性などなんですね。いずれも確定する証拠はないと話します。

地下で起きる現象ですから、原因の特定というのは難しいんですね。そうですね。坂井教授。本州などは20キロ置きぐらいに地震計があるので、精度良く震源が求められるがこのあたり、トカラ列島あたりですね、観測点が非常にバラバラなので、震源の位置の精度が高くない。臨時観測をして正しい情報を得る努力をしないといけないと提言をしています。

いずれにしましても、専門家、いつ収束するか見通すのは難しいとしています。崖など危険な場所には近寄らないこと、また安全な逃げ場所を用意しておくこと、そして地震が収まるまでは少し安全なところに避難することも検討していいのではないかとアドバイスをしていました。2020年7月の熊本豪雨から今日で5年です。能登半島地震からは1年半が過ぎました。

このうち熊本豪雨では熊本県内で災害関連死を含めて67人が亡くなり、今も2人が行方不明のままです。住宅被害は7400棟余りに上りましたが、先月末までに災害公営住宅は計画の96%に当たる272戸が完成するなど、住まいの確保が進みました。しかし、人口の減少が加速しています。

熊本豪雨の前の2020年6月1日時点と今年5月1日時点を比較したこの5年間の減少率は、熊本村が49.38%、益城町が14.02%、人吉市が9.58%などとなっています。熊本村は5年で人口が半分近くに減りました。

その熊本村では5年前の豪雨で特別養護老人ホームの入所者14人を含む25人が亡くなりました。今日は小中学生たちが学校で黙祷を捧げるとともに、当時の状況や復興に向けた取り組みについて学びました。参加した生徒です。

自分たちがどう変えていけるのかなっていうのをしっかり思いながらしていきたいと思います。一方、能登半島地震です。発生から1年半が過ぎました。液状化で大きな被害を受けた石川県内灘町では、地域の再建を加速させるため、復旧や復興に特化して取り組む復旧復興推進部が新たに設けられました。

内灘町では地盤が水平方向に動く「速報流動」と呼ばれる現象で、土地の境界が不明確となる被害が相次ぎました。新たな部署はその対応を進めるとともに、液状化被害の再発防止に向けた対策工事や災害公営住宅の整備などを担います。

内灘町の生田勇人町長は、今後も住民の皆さんに丁寧に手続きやスケジュールなどを説明して不安を取り除いていきたいと話していました。

山崎さん、能登半島地震では石川県や富山県でこの液状化の被害、広い範囲で確認されましたね。そうですよね。このうち被害が大きかった内灘町、3000棟近くの住宅被害を受けたんですけれども、生田勇人町長に被害の実態そして現状について今朝話を聞きました。ひとまとめに液状化被害と言われるんですけど、液状化被害の場合、

家が建っている土地で液状化被害が起きて家が傾いた、であるとか、敷地が歪んでしまったとか、そういった被害が皆さんの頭に思い描く液状化被害だと思います。内灘町はそれにプラスして、土地そのものがずっと横に、最大3メートルになるんですけど、移動してしまったと。

横に動く、これが「速報流動」という現象であります。内灘町ではですね、全国に過去に例を見ないほどの速報流動を伴う被害が起きてしまいました。このずれてしまった土地の境界の復旧が大きな課題と捉えております。全国にも例がないので、どのようにスピーディーに復旧していくか。現在の法律や制度をまともにやっては時間がかかりすぎる面があります。

でも、いつまで経っても地域が再建できなければ生活も再現できない。これを、あの、土地の境界確定するためにはまず、

元の境界がどこにあったかということを確認する測量調査から始めないといけません。それをやらなければいけないことは愚直に実行していくんですけど、現在の法律や制度の中でできる限り境界確定に持っていける、そんな手法も国・県などと幾度となくこれまで協議しております。

とにかく前例にとらわれることのなくですね、この内灘町を全国の先進事例として、新たな境界確定制度の創設、そういったことも本当に私としては望まずにはいられません。そういう状況です。

速報流動、地面がずれたことで家と家の境界がわからなくなっているんですね。そうなんですよね。まずは建物や道路などすべての境界を引き直す必要があるんですよね。これ簡単ではないんです。町としてどう臨もうとしているか聞きました。私どもはですね、お隣の同様な被害を受けた家屋所有者さんとも一緒にですね、

全体的にずれておりますもんで、道路も宅地も全体的にずれています。このずれをずれとして境界として認めていただけないか。それが国・県にスピーディーにいくんじゃないか。そういうことも国・県の方には何とか新たな制度を創設していただけないか等々の要望はお隣の所有者さんと一緒にさせていただいております。なかなか、

今ちょっと難しいみたいということは聞いておりますが、でもやるべきことはしっかりと進めていって、途中で制度が変わったら変わったで、しっかりとその制度に対応できるような形を整えていきたいなというふうに思っています。

今、めぐる制度やルールは、境界というのは変えてはいけないというのが原則なんですよね。ただ今回、地面全体がずれている状況なので、これ元の境界さえよくわからない場所もあるわけなんですね。

このため、前例にはないアプローチを求めたいと生田町長主張しているわけなんですね。そしてこの液状化そのものを防ぐための対策についてはどうなんでしょうか。その取り組みについても聞きました。

2つの工法で実証実験を今年中に開始したいという準備を始めております。これも国の国土交通省からの調査結果をもとにその実証実験を行うんですけど、まず1つ目は地下水位を下げる、その名の通り地下水位低下工法という工法がまず1つ目。

2つ目は、地盤強化のための地盤改良工法ですね。例えば敷地の中に杭を何本か打ち込んで、その地盤の密度を強化するといいますか、密度を上げて、速報流動、液状化が起こりにくくするという工法、2通りあります。

地下水を下げる、そして地盤を改良する。この2つの方法で今後は液状化を抑えたいということですね。そうなんですね。これについて生田町長、コストや対応のスピーディーさを考えると、現時点では地下水を抜いて低くする、その方法が有効ではないかと話していましたが、いずれにしろ検証を踏まえて最終決定することになります。続いて住民の住宅確保についてどうなっているか聞きました。

内灘町では6カ所の仮設住宅がまず国・県の人力によりいち早く設置されました。賃貸住宅もたくさんあるわけです。ここに避難生活されている方も多いです。

やはり早期に長期避難されている方々、ふるさとに少しでも近くに戻すということで、公営住宅、災害公営住宅とも言いますけど、そういったものをあと1年半なり2年以内には、2年以内にはそういった形で希望者に対しては全て入れるような、入居できるような形で整備していきたいというふうに思っております。

インタビューの最後に、今後行政が対策を進める上で何が一番大事か聞きました。スピードが遅れますと、この地域見限って他市町、安全な場所に行ってしまう方々も多いです。数年に分けてある事業でも、

一気に前倒ししてスタートできればという思いもあります。この辺はしっかりと県・国に要望して支援を得ていきたい。そのことが復旧・復興のスピードをできる限り短縮する。自分の生まれ育ったふるさと、また長年暮らしてきた地域に早期復旧・復興もこれからも取り組んでいきたいと思っております。

生田町長、とにかくスピードが大事だというふうに強調を繰り返していらっしゃいました。そのためには人手、マンパワーが決定的に足りないということなんですね。小さな自治体では対応にどうしても限界があります。国や県はこの前例のない制度の見直し、また必要な資金に加えて人手の確保も支援の中で重要になってくると言えそうです。

世界的な権威とされる推理小説の賞、英国推理作家協会賞、ダガー賞の翻訳部門に大谷晶さんの「ババヤガの夜」が選ばれました。日本人の受賞は初めてです。英国推理作家協会賞ダガー賞は1955年に創設されました。アメリカのエドガー賞と並び世界的な権威とされます。3日、ロンドンで今年の受賞作が発表されました。

このうち翻訳部門の受賞作に大谷晶さんの長編小説「ババヤガの夜」が選ばれました。この作品は恐ろしいほどに喧嘩が強い主人公の女性が護衛を任された暴力団の会長の一人娘と信頼関係を深めながら裏社会の闇に迫る物語です。

迫力あるアクションや過激なセリフなど、生々しい暴力的な描写が特徴です。2人の女性が生きる希望を追い求める姿がテンポよく描かれています。大谷さんは東京生まれの44歳。ゲームのシナリオライターを経て作家として活動するようになり、恋愛や家族など幅広いジャンルの小説やエッセイを手掛けています。

ダガー賞を受賞するのはアジアでは2人目。日本人作家としては初めてです。受賞が決まる前、大谷晶さんに聞きました。「この世は地獄だなと思うことが誰しも何度かあると思うんですけれども、逆境にあったり、つらいことがあっても、逃げてもいいので生きることを諦めないというものを書きたかった。」

山崎さん、このダガー賞、初めて聞いたという人もいるかもしれませんが、改めてどんな賞なんでしょうか?はい、あのダガー賞、1955年に創設され、スリラーやサスペンス、スパイ小説などを含む優れた推理小説に贈られる賞で、アメリカのエドガー賞と並んで世界でも権威がある推理小説の賞とされています。

受賞者には賞の名前でもあるダガー、つまり短剣が記念に贈られるんです。大谷さんが選ばれた翻訳部門は2006年に創設されました。日本人の作家が候補になったことはこれまでにもあるのでしょうか?もちろんあるんですね。2016年に横山秀夫さんの『64』、2019年に東野圭吾さんの『新参者』、

2022年に伊坂幸太郎さんの『マリア・ビートル』が最終候補に選ばれましたがいずれも受賞は逃しています。どれも有名な作品ですね。そうですよね。そして今年はですね、大谷さんの「ババヤガの夜」と、

男たちの財産を奪って殺害した容疑で逮捕されている女と面会を重ねるジャーナリストの女性記者を描いた柚木麻子さんの『ブレイブ・ブルー』の2作品が最終候補に残っていたんですね。結果注目されていましたが、大谷さんの「ババヤガの夜」の受賞となりました。大谷さんの喜びの声です。

とにかく驚いています。これはバイオレンス満載の物語でもあります。リアルの暴力が溢れている世界では、フィクションの暴力は生きていけません。今回いただいた影響を世界の平和のために少しでも役立てるようにしたいと思います。サンキュー。

大谷さん、リアルな世界、現実の世界で暴力があると、フィクションの中での暴力は生きていけないと、世界平和のために少しでも役立てたい、そのような思いを語っていましたね。

今回の受賞の理由、評価されたのはどんなところなんでしょうか?英国推理作家協会は「まるで漫画のように日本のヤクザを描いたこの作品は、容赦なく暴力的でありながらも登場人物の深い人間性を際立たせている」などと説明しています。

大谷さんの作品が選ばれる背景というのは何かあったんでしょうか?翻訳家で文芸評論家の甲野裕子さんは「日本文学、特に女性の生き方や男性優位の社会の中でどう抑圧と戦ったり立ち向かったりしていくかが世界の文学の流れとも一致している、

日本文学が人気なんですね。

甲野さんは「世界的なフェミニズムの大きな波と日本の女性作家の作品が高い評価を受けている、こうした流れの中に、今回の大谷さんの受賞が位置づけられるのではないか」と分析しています。

さらに「世界的な政治の保守化や閉鎖化、ナショナリズムの高まりへの一種の反動で、外の世界とつながりたい、知らない言語で書かれた知らない世界のことを読みたいと思う若者の存在が背景にあるのではないか」とも指摘していました。はい。

あのダガー賞ですが、大谷さんに実際にダガー短剣は送られたんでしょうか?はい、あの大谷さん、受賞式の後、報道陣にダガーを見せて「だいぶ重たくて狂気になりそうです。飛行機で持って帰れるかちょっと不安です」と話して笑いを誘っていたそうです。

今回の受賞をきっかけに、大谷さんの作品はもちろん、他の日本人の作家や日本文学の魅力、日本らしさが世界に広がってほしいとも思いました。スポーツです。

まずはプロ野球ナイトゲーム6試合の結果です。パ・リーグ、オリックス対ロッテはオリックスが8対6で勝ちました。ソフトバンク対西武は西武が1対0で勝ちました。西武は0対0の8回、渡辺聖弥選手のタイムリーで均衡を破りました。日本ハム対楽天は日本ハムが7対1で勝っています。セ・リーグです。

DeNA対阪神は阪神が7対1で勝ちました。巨人対広島は巨人が1対0で勝ちました。巨人は0対0の8回、ライデル・マルティネス選手のソロホームランで決勝点を上げています。中日対ヤクルトは中日が2対1で勝ちました。

そしてお聞きのラジオ第1。明日は日本ハム対楽天の試合をお伝えします。解説は田中幸雄さんです。明日午後2時5分から、NHKのネットラジオ「らじる★らじる」でもお聞きいただけます。土曜の午後はラジオでプロ野球をお楽しみください。

続いてジャーナルスポーツ。今夜はラグビー日本代表に注目します。明日、日本代表とウェールズ代表のテストマッチが北九州市で行われます。このテストマッチというのは代表チーム同士のいわば公式戦にあたる試合で、今年は年間7試合が予定されている日本代表の大事な初戦になります。しかもこの試合結果によって世界ランキングが上下します。日本代表のテストマッチが北九州市で行われます。

再来年のワールドカップではこの世界ランキングに基づいて組み合わせ抽選が行われるため、その意味でも重要な試合になります。今夜は明日の試合の見どころに加えて、再来年の2027年のワールドカップに向けた日本代表の現状、現在地について、日本ラグビーフットボール協会代表強化部門トップの山上隆さんに伺います。山上さん、どうぞよろしくお願いいたします。

よろしくお願いいたします。まず山上さん、何と言ってもラグビー日本代表と言いますと、ちょうど10年前、2015年イングランド大会で南アフリカ代表を破る大金星を挙げたことを思い出す方が多いと思うんですが、あの時チームを率いたエディ・ジョーンズさんが去年再び日本代表のヘッドコーチに就任しました。まずはどんな期待を込めての就任だったんでしょうか?

やっぱりチームがですね、15年から19年、23年と選手が成長していって、19年の盛り上がりがあったんですが、そこから代表選手が後退期になる、そういったですね、新しい力を育てていく、彼自身のハードワークというのは彼の代名詞になっていると思うんですけれども。

やはり選手をしっかりと鍛える、そういったところでですね、いろんなチームから日本代表が集まってきますから、新しいカレナリのコンセプト、「超速ラグビー」というのをですね、もう一回日本代表のシンボリックな言葉としてですね、そういったところを作り上げるというところにですね、エディの手腕というのに対応しております。

前回の2023年のフランス大会、期待されながらもう残念ながら1次リーグを敗退という結果でしたよね。この時チームを率いていたのはジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチ。ここまでは何が足りなかった?

15年の日本の躍進から2019年のラグビー日本代表が初めてベスト8に進出したことによって、やはり日本という国がさらに注目されてしっかりと分析されたということはあったなというふうに思っていますし、やはりコロナの影響で海外の国が

そういったところがですね、少し時間として得したのがこの2023年の結果だったのではないかなというふうに感じております。

エディヘッドコーチは先ほどお話にもありましたが、ハードワーク、厳しい練習で知られています。その練習の在り方というのは今も健在なんでしょうか?そうですね、やっぱり彼の特徴はしっかりとした計画を立てて、1回系の練習の密度を非常に濃くしていく。日常のゲームを100とすると

どうでしょう?やっぱり2割から3割増しぐらいの強度であったり、まあ短時間であってもやはり普段とは異なるスピードとかコンタクトの強さであるとか、そういったことをですね、こう乗せてやることによってですね、一般的なゲームの中でね

再現性を高めていく。やはりこの10年で大きく成長してますので、2015年当時と全く一緒かというと、少し内容とかですね、エディの選手に対するアプローチとか、そういったところは少し変わってきたかな、少しは優しくなってきたかなというふうに感じてます。

そうした中で、先ほど山上さんからもありました、今シーズンのチームコンセプト「超速ワンズ」。「超速」というのは「超速い」と書くんですけれども、これはどういうものなのか教えていただけますか?「ワンズ」というふうにあえて彼がつけたのは、1年目と2年目と違うということを端的に表現しているんですけれども、フィジカルに劣る日本人が世界と高めで

80分間戦う中で、どうしてもですね、ペースが落ちる時間帯というのが試合の中で、例えば後半の中盤あたりとかですね、そういったところに落ちてくる。そういったところをさらにですね

やっぱりしっかりと判断であるとか、お互いの連携であるとか、そういったものがさらに進化していってですね、新しい戦術を実現する。そういった意味を彼はこの「ワンズ」というところにつけたのではないかなというふうに思っています。

やはり体格的にフィジカルで劣る日本が上回っていくためには速さが必要ということなんでしょうか?そうですね、やはり相手が予想するスピードよりもさらに想定できないスピードで、やっぱり攻めていくということでアタックの優位性というのはできていくと思いますので、小さいからこそやっぱりそういった俊敏さであるとかテクニックで上回っていく、そういったところを目指したいというふうに考えております。

山上さん、そうしたチームの特徴を踏まえてですけれども、明日北九州市で行われるテストマッチ、現在日本は世界ランキング13位で、対するウェールズは12位ということで、勝たないと組み合わせ抽選にも影響するということですが、そのあたりの仕組み少し教えてください。

そうですね、ワールドカップというのはランキングによってですね、バンドというのを組んでいきますので、一番上のバンド、二番目のバンド、一番上で当然一番強い強豪国、上位から入っていきますので、これは12位と13位というのはその境目ぐらいになってきますので、やはり上位に行こうと思うとですね、この最低でも3番目ぐらいの層というかバンドに入っていくということが非常に重要なのかなと。

それも直接対決ですから、そういったランキングに影響はしてくるというふうに思っています。その明日の試合で山上さんが期待している選手を挙げていただくとすれば、どの選手でしょうか?非常に若いチームだということですね。こういうテストマッチの初経験だという選手が

数名出ておりますので、一つはベテランの、このチームを率いる、やっぱりリーチ・マイケル。彼にはですね、キャプテンということもありますけども、やはり国際ゲームの経験というのは非常に豊かですから、国際ゲームというのも独特のやはり緊張感であるとか、やっぱり戦い方の

難しさ、ミスをですね、やっぱり許してもらえない、そういったところでどういう心構えで戦うべきかとか、そのゲームの中で起こる様々な、うまくいかなかったところにいかに修正していくか、そういったところはですね、やはり彼の経験から語られる言葉というのはチームにとってすごく大きいんじゃないかなというふうに思っています。

新人で言うと、プロップの神尾選手は初めてのテストマッチになりますので、リーグワンでは活躍していましたけれども、これがインターナショナルの中でどれくらい力が通用するのか、そういったところを非常に興味深く見たいなというふうに思っております。

若手で名前を挙げていただいたのが、上森陽太選手(26歳)。上森選手の特徴はどんなところでしょうか?スクラムがまず非常に強い選手ですので、攻撃の中心となる、相手ボールを奪い返す、そういうところですね。彼のスクラムの力というのが、体格の大きいウェールズの選手に対してどういうふうに通用するのか、そのあたりすごく注目しております。

実は日本とウェールズは過去日本の1勝13敗ということなんですが、その1勝は2013年にウェールズに日本が初めて勝って、その2年後のワールドカップで南アフリカを破る金星につながったんですよね。その再現を期待してしまいますよね。エディ・ジョーンズも同じことを考えているんじゃないかなと思いますが。

NHKでは明日のラグビー日本代表対ウェールズ代表の試合を総合テレビで中継します。ここまで日本ラグビーフットボール協会強化部門トップの山上隆さんにお話を伺いました。山上さん、どうもありがとうございました。ありがとうございました。ここからは「里かなのこれ知っとかな」。

毎日暑いですね。人にとってもペットにとっても危険な暑さです。今夜は真夏の犬の散歩について「知っとかな」。この時期の犬の散歩にどんな危険があるのか、動物行動学が専門の獣医師、模木知恵先生に聞きました。

ワンちゃんも熱中症になってしまう危険があるんです。ペットたちって体に汗をかくことができないので、体温がどんどん上がっていってしまうんですね。口をハーハーと開けて早く呼吸することで、よだれが蒸発して口が冷える

それでようやく体温を調節している。あと肉球が火傷するっていう心配もあります。気温30度ですと、アスファルトの温度は50度を超えているという報告もあるんですね。15分以上そこに立ち尽くすと火傷してしまいます。大事な散歩を思い切って休むって、罪悪感あると思うんですけれど、結論から申し上げると、安全第一で休む勇気を持っていただきたいと思います。

私も犬と暮らしているんですけども、この時期の散歩、やはりアスファルトは歩かせないように、公園まではね、抱っこして移動させていますね。散歩中の熱中症と肉球の火傷、どちらも避けたいんですが

私の実家で飼ってた犬、散歩中じゃないとトイレしなかったんですよね。うちの室内犬もそうでしたよね。そういうワンちゃんも、でもこのところ午前8時頃から午後8時過ぎまで気温30度を超えているところもありますから、たとえトイレのための散歩でも、なるべく早朝や夜間を選びましょう。

もし日中しか行けないんだという場合は、もう10分以内。そして日陰や土の上を選びながら歩かせてください。

マンホールとか、金属製の網の上なんかも一瞬で火傷につながる場合があるので、特に気をつけましょう。また模木先生は、散歩後、愛犬がいつまでも息が荒い状態続いていないか、舌が紫色になっていないか、肉球を気にしてペロペロいつまでも舐めていないかなど、愛犬の様子をしっかり観察して、異変があるようならすぐ動物病院に相談してほしいと話していました。はい。

それから、人と同じように、もっとお水を飲んでくれたらなと思うことも多いですね。犬も水分補給は大事ですからね。模木先生に聞いたんですが、お水に愛犬が好きなフードを一粒入れるだけでも、お水と一緒に飲んでくれることが多いそうなんですよ。

また熱中症になりやすい犬もいます。まずパグなどの鼻先が短い犬種、シベリアンハスキーなどの寒冷地系の犬種、その他レトリーバーなどの大型犬は体に熱がこもりやすいそうです。

また肥満や高齢のワンちゃん、そして子犬は体温調整が苦手で熱中症になりやすいそうですから、より気をつけてあげましょう。来週にかけても晴れて平年を上回る暑さが続きます。以上、「里かなのこれ知っとかな」でした。昨日公示された参議院選挙は今日から期日前投票が始まりました。参議院選挙には選挙区と比例代表合わせて522人が立候補しています。

こうした中、今日から今月20日の投票日に仕事や旅行などで投票に行けない有権者を対象にした期日前投票が始まりました。投票は自治体が設置した期日前投票所で、原則午前8時30分から午後8時まで受け付けています。2003年に制度が導入されて以降、利用者は増加傾向にあります。

前回、3年前の参議院選挙では、投票者全体の35.9%に当たるおよそ1961万人が期日前投票を行いました。

総務省によりますと、今回の選挙ではより多くの人に利用してもらうため、市役所などの公共施設のほか大学などに105カ所、ショッピングセンターなどに503カ所、それに駅の構内にも17カ所、期日前投票所が設置されています。

また平日に仕事がある人も利用しやすいよう、一部の投票所では投票の開始を午前8時30分より前に早めたり、終了を午後8時以降に延長したりするということです。参議院選挙の期日前投票は投票日前日の今月19日まで行われます。

山崎さん、投票日に都合がつかないという時には、やはりこの期日前投票を利用したいですね。そうですよね。ぜひ投票をしていただいて、投票率を上げたいですよね。それが政治に対していい緊張感を与えることにもなりますからね。今日の解説ですが、ちょっと期日前投票ではなくて、選挙における「1票の格差」についてお話をしたいと思います。はい。

昨日公示された参議院選挙、いわゆる「1票の格差」。総務省が発表した公示前の日の有権者の数をもとにNHKが試算しました。その結果、3つの選挙区で3倍を超えていることが分かりました。

1人当たりの有権者数が最も多いのは東京選挙区の97万477人。最も少ないのは福井選挙区の31万481人でした。いわゆる「1票の格差」最大で3.126倍となり、これ前回の3.032倍から拡大しました。

またこの他、神奈川県選挙区では3.119倍、宮城選挙区では3.066倍と、合わせて3つの選挙区で3倍を超えたという結果でした。これはですね、人口が都市部に集中する中で、こうした格差が生まれているということでもあるんですよね。この「1票の格差」、選挙のたびにですね、裁判で違憲かどうかというふうに争われてもいますよね。

あの1票の数を是正するために、選挙区ではですね、2016年の選挙から鳥取と島根、徳島と高知、それぞれ一つの選挙区とする合区が行われるなど、対策が講じられていますが、これ民主主義を支える選挙の1票、大事なものですよね。この格差をどう考えるかも今後の課題と言えそうですね。

この他の今日のニュース、後藤忠史アナウンサーです。お伝えします。学歴詐称の疑いが指摘されている静岡県伊東市の拓殖真樹市長に対する辞職勧告の決議案について、今日市議会の議会運営委員会は今月7日の本会議で採決することを決めました。また、強い調査権限を持つ百条委員会の設置についても採決することを決め、いずれも賛成多数で可決される見通しです。

伊東市議会の中島博道議長は、「今回の問題で市政は停滞し、市民も不安にさせている。伊東市全体を混乱させている状況を終わらせるため、市長には職を辞していただきたい」と話していました。一方、拓殖市長は、同じ今月7日の午後3時に臨時の記者会見を開くことが市への取材で分かりました。

全国およそ6000の店舗で先月29日までの1週間に販売された米の平均価格は、5キロあたり税込みで3691円と、6週連続で値下がりしました。中には2000円台に下がった地域も出ています。農林水産省は、随意契約による割安な備蓄米の販売が進んでいることが背景にあると見ています。地域ごとに見ると、最も安いのは

青森で、前の週から431円下がって2968円と2000円台になりました。また九州・沖縄が3366円、近畿が3559円などとなっています。一方、最も高いのは東海が4122円、北陸が4063円と4000円を上回る地域もあり、地域差が拡大しています。

川崎市の病院の24歳の看護師が入院していた男性のクレジットカード情報を勝手に使い買い物をしたとして逮捕されました。逮捕されたのは川崎市麻生区にある麻生総合病院の看護師、伊藤優香容疑者(24歳)です。警視庁によりますと、今年2月入院後に亡くなっていた80代の男性患者のクレジットカード情報を使い

アイドルグループのグッズを購入したとして、窃盗などの疑いが持たれています。男性の生前、病室にあったクレジットカードをスマホのカメラで撮影し、そのカード情報を入力するなどして、食事のデリバリーやネットショッピングを繰り返していたとみられ、去年11月に男性が亡くなった後も身に覚えがない利用が続いたことから、男性の家族が警視庁に相談していました。

他人のインスタグラムのアカウントを乗っ取った上でお金を貸してほしいと投稿し、およそ2万円分の電子マネーを騙し取ったとして、16歳の高校生が書類送検されました。書類送検されたのは兵庫県に住む16歳の高校2年の男子生徒で、今年3月、大分県の10代男性のインスタグラムのアカウントに不正にアクセスして本人になりすました上で

5人から合わせて2万2000円分の電子マネーを騙し取った疑いが持たれています。男子生徒は数十件のアカウントの乗っ取りを繰り返し、およそ25万円分の電子マネーを騙し取っていた疑いがありますが、狙われたアカウント名はいずれも名前や誕生日などの数字を組み合わせたもので、推測可能なパスワードが設定されていたということです。

今朝7時30分ごろ、岩手県北上市和賀町の住宅で、この家に住む高橋聖子さん(81歳)が血を流して倒れているのを、訪ねてきた息子が見つけ、警察に通報しました。高橋さんはその場で死亡が確認され、動物の爪によるとみられる傷が全身にあったことや、クマとみられる動物の毛が住宅に落ちていたことなどから、警察はクマに襲われたと断定しました。

警察によりますと、高橋さんは一人暮らしで、一昨日午後に帰宅するところを知人が見かけていて、警察はそれ以降から今朝までにクマに襲われたとみて調べています。警察や市は罠を設置して捕獲を試みるとともに、周辺の住民に対して不要不急の外出を控え、戸締まりなどを徹底して安全を確保するよう呼びかけています。後藤忠史アナウンサーでした。

株と為替です。今日の東京株式市場、日経平均株価の終わり値は昨日の終わり値より24円98銭高い3万9810円88銭。東証株価指数トピックスは1.04ポイント下がって2827.95。1日の出来高は15億5102万株でした。ニューヨーク市場はお休みです。

一方、東京外国為替市場、円は値下がりしました。午後5時時点の円相場は、昨日と比べて54銭円安・ドル高の1ドル=144円40銭から41銭。ユーロに対しては19銭円安・ユーロ高の1ユーロ=169円95銭から99銭でした。

海外の外国為替市場は現在、1ドルが144円42銭から47銭、1ユーロは170円11銭から12銭となっています。株と為替でした。全国の気象情報、再び気象予報士の佐藤かな子さんです。お願いします。今日は東海地方で梅雨明けが発表されましたね。はい。平年より15日も早い発表でした。はい。

関東甲信は明日曇りがちの予想です。夏の太平洋高気圧からまだ少し離れているためで、関東甲信には雨雲の元となる湿った空気が流れ込みやすくなっています。

ただ、あさって日曜日以降はその高気圧の勢力がより強まっていく見込みなので、今日のようなにわか雨や雷雨も平地はほとんどなく、山沿いの一部に限られていきそうです。今日洗濯物干しっぱなしで出てきてしまって、東京雨降りましたね。都心も土砂降りの雷雨となりましたが、日曜日以降はその範囲狭まりそうです。

また気象衛星画像を見ても、高気圧に覆われている中国大陸から太平洋にかけて、もうぽっかり穴が開いたように今雲がありません。ただその高気圧の外側にはいくつか渦を巻いた雲が見られますね。そうなんです。台風や熱帯低気圧ですね。そのうち台湾の南南シナ海にある熱帯低気圧が

明日朝までに台風に発達しそうです。その後北東に進み、来週にかけて先島諸島など沖縄に近づく可能性が出ています。今後の最新情報を確認するようにしてください。では全国の土日の天気です。はじめに沖縄です。広く晴れ、夏雲が時々日陰を落とすでしょう。明日もあちこちににわか雨がありそうです。すぐに止みますが、沖縄本島から南では雷にご注意ください。

明日の那覇の最低気温は28度、最高気温は32度、平年並みの予想です。日曜日はより雲が厚く、沖縄本島昼頃から雨が降りそうです。九州、四国、中国地方は、明日もよく晴れます。空一面がギラギラ輝き、押し付けてくる眩しさと暑さに顔をしかめたくなるでしょう。にわか雨や雷雨は山沿いの一部に限られそうです。

最低気温は福岡28度、その他広く25度から27度でしょう。最高気温は33度から36度。今日より高いところもあり、福岡、広島、高知など猛暑日になるところが増えそうです。日曜日以降もしばらく夏空かつ猛暑です。大分、広島、高松は日曜日の最高気温が36度予想です。近畿、東海、北陸は、

近畿や東海は晴れ時々曇り。湿度は高く、白っぽい空が広がるでしょう。北陸は前線が通過するため昼頃まで曇りや雨。各地晴れる午後は局地的な雷雨に注意してください。

最低気温は広く25度から28度。熱帯夜を免れそうなのは24度予想の富山くらいでしょう。最高気温は京都36度、名古屋35度、大阪34度、金沢が7月下旬並みで31度でしょう。月曜日にかけてが暑さのピークで、名古屋で37度まで上がる恐れがあります。関東甲信越は、新潟は朝のうち雨で特

ところどころ激しく降りますが、昼前から曇りでしょう。関東甲信は空に蓋をするように雲が広がり、日差しは控えめ。気温が上がる午後は山沿いで夕立がありそうです。激しい雨や雷、突風にも注意してください。

最低気温は関東は広く25度、水戸、甲府、新潟24度、長野23度でしょう。最高気温は甲府35度、3日連続の猛暑日になりそうです。その他30度から33度。今日と同じか少し低いくらいでしょう。あさって日曜日はより安定して晴れそうです。その分暑く、東京でも日曜日35度、猛暑日予想です。

東北、北海道は、前線が通過するため朝まで雨で、東北北部や日本海側は雷を伴い激しく降るでしょう。前線が抜ける日中は太平洋側中心に徐々に日差しが戻る見込みです。北海道も雨は朝には上がり、日中は気温が上がります。

最低気温は仙台25度、秋田24度、札幌21度、釧路は19度。平年より5度から7度も高い朝でしょう。最高気温は仙台33度、札幌32度、秋田の27度は平年並み、釧路は25度でしょう。

日曜日、北海道や東北北部は曇りですが、気温は高く、札幌は木曜日まで30度以上の真夏日が予想されます。日本列島どこもかしこも平年を大幅に上回る暑さが続きます。万全な熱中症対策を習慣にしましょう。気象情報でした。

では、番組に寄せられたメッセージをご紹介します。今夜のジャーナルスポーツはラグビー日本代表についてお伝えしました。SNSです。「ラグビーは冬のスポーツだと思っていましたが、真夏の暑さの中での試合もあるのですね。ラグビーファンの一人として、選手の皆さんにはベストな体調を維持し、良い試合を期待しています」といただいています。本当に選手の皆さん大変だと思うんですけれども、山上さんおっしゃっていたように

後半の中盤あたり、一番しんどいところがそのハードワークの見せ所ということでしたから、そのあたりも注目して、ぜひ明日は涼しい室内でテレビ観戦をしていただきたいと思います。

そして、佐藤かな子さんのコーナーについてです。愛知県の60代女性から「研修によっては熱中症になりやすいワンちゃんがいるんですね。さらに肥満や高齢のワンちゃんや子犬など、まさに人間世界と同じなんだなと思いました」その通りですね。

そしてこちら、SNSです。「犬のことを考えたら早朝しか散歩させられないな」というメッセージもいただいています。こちらもSNSですね。「犬も熱中症になるとは驚きました」といただきました。佐藤さん、いかがですか?まさに人間と熱中症対策同じなんですよね。水浴びは効果的なんだそうですが、氷とか保冷剤を直接当てるのは

気をつけてください。

そして、能登半島地震による液状化について、内灘町の生田町長に伺いました。SNSです。「液状化現象によって町の姿が変わるのは、ほんま悲しいことだよね」といただきました。

はい、こちらは東京都60代女性投稿。「本前例にこだわらず、先進事例として進めていくことで、今後どこでも起こりうる災害に対しても、被災者が生まれ育った地域や長年暮らしていた地域に戻ってこれるようになってほしいと思います」といただきました。今週は1年半前の元日

まさに能登半島を襲った大地震から1年半ということで、月曜日には地震の今後のリスクを考えました。

そして内灘町とのなりわいの再生の現状をお聞きしました。今日は液状化の問題を取り上げたんですけれども、お話聞いていて、日常をだいぶ取り戻してはいるものの、実は今から本当の生活の再建が始まるという段階に来ているんだなと、だからこそ今新しい課題が見えてきているんだなと感じました。

前例はこうですからというのはやめてですね、関係する人たちもですね、今のこのひどい状況から何を生み出せるか、新しい仕組みや取り組みをぜひ進めてほしいなと、改めて取材をして思いました。今夜もたくさんのメッセージをありがとうございました。ありがとうございました。

さて、『NHKジャーナル』来週月曜日の特集のご案内です。ラジオ放送が始まって100年。『NHK』が広く音源の提供を呼びかけたところ、昭和51年高知県を襲った台風の被害の様子を伝える放送の録音が寄せられました。この音源をもとに、災害報道のあり方について考えます。

『NHKジャーナル』北野孝博、ゆいの秋、気象予報士佐藤かな子、ニュース解説山崎義之でお伝えしました。今週もお聞きいただきありがとうございました。