こんにちは、正午のNHKニュースです。今日は各地で午前中から猛烈な暑さとなり、午後は熊本県で38度と危険な暑さになると予想されています。西日本を中心に熱中症警戒アラートが発表されていて、熱中症対策を徹底してください。気象庁によりますと、今日は東北南部から沖縄にかけて高気圧に覆われて晴れ、午前中から気温が上がっています。
午前11時半までの最高気温は、鳥取県琴浦町で35.9度、群馬県伊勢崎市で35.4度、東京八王子市で35.3度、福井県小浜市で35.2度と、すでに35度以上となっています。
また、東京の都心は32.7度と今月13日目の真夏日となり、6月の真夏日の日数としては統計を取り始めてから最多を更新しました。午後はさらに気温が上がる見込みで、日中の最高気温は熊本県人吉市で38度と危険な暑さが予想されているほか、京都市で37度、名古屋市や奈良市、岡山市、佐賀市で36度。
東京の都心や富山市、高松市で35度の猛暑日が予想されています。熱中症の危険性が極めて高くなるとして熱中症警戒アラートが発表されているのは17の県で、今年最も多くなっています。
また、気圧の谷や湿った空気などの影響で、北海道を中心に雨が降っていて、午後は関東甲信や東北で局地的に雷を伴って激しい雨が降るところがある見込みです。この先1ヶ月程度は気温の高い状態が続く見込みです。適切にエアコンを使用し、水分や塩分を補給するとともに、屋外の作業ではこまめに休憩を取るなど、熱中症への対策を徹底してください。
次です。中国の税関当局は、東京電力福島第一原発にたまる処理水の海洋放出を受けて停止してきた日本産水産物の輸入を即日再開すると昨夜発表しました。福島県や宮城県、東京都など10都県産の水産物は対象から除くとしています。再開にあたっては、日本の業者の加工施設などを中国当局に登録する必要があり、
手続きが終わり次第、日本からの輸出が可能になるということです。農林水産省によりますと、日本から中国への水産物の輸出額は、2022年には年間で871億円と国や地域別で最も多くなっていましたが、おととし8月の処理水の海洋放出を受けた中国の輸入停止措置によって、この翌月には輸出額が事実上ゼロになりました。
ホタテの産地、北海道別海町の水産加工会社は、輸入再開の動きを歓迎しています。この会社の伊勢武社長です。「販路が増えるということと、日本のおいしい魚が中国の方々にも召し上がっていただけるということで嬉しいなと。」
一方で、この会社は中国以外への販路拡大のために、アメリカやベトナムなどへの輸出を強化しているということです。また、青木官房副長官は記者会見で次のように述べました。
「今般の中国政府による発表は、昨年9月の日中両政府の発表を実行に移すものであり、日本政府としても前向きに受け止めております。政府といたしましては、残された10都県産の水産物の輸入規制の撤廃を中国側に強く求めていく考えでございます。」
次に、原材料価格の高騰や生産コストの増加などを背景に来月値上げされる食品は2000品目を超えることが分かりました。去年の同じ月の約5倍と大幅に増加しています。民間の調査会社帝国データバンクが国内の主な食品メーカー195社を対象に行った調査によりますと、来月値上げされる食品は2105品目になることが分かりました。
主な品目では、香辛料や出汁製品など調味料が1445品目と最も多く、ついでコーヒー飲料などの酒類飲料が206品目、チョコレートやガムなどの菓子が196品目、パックご飯やパスタソースなどの加工食品が117品目などとなっています。値上げの理由については、
原材料価格の高騰に加えて、高熱費の上昇による生産コストの増加などが複合的に重なったとしています。また、食品メーカーが今年11月までに値上げすると公表した食品は1万8000品目を超えていて、去年1年間の実績を5割近く上回っています。調査会社では、
国内外の天候不順による供給量の不安定化などもあり、値上げは今後も継続する可能性が高いとみられています。また、卵の高値も続いています。今月東京地区で取引された卵の卸売価格の平均はMサイズ1キロあたり340円と、5ヶ月連続で300円を超えました。
農林水産省は、去年の秋から今年の初めにかけて発生した鳥インフルエンザの影響が続いているためだとしています。衆参両院の国会議員の去年1年間の所得が公開され、議員1人当たりの平均は2513万円でした。所得公開の対象となるのは、去年1年間を通じて議員を務めた衆参両院の国会議員合わせて572人で、
去年10月の衆議院選挙で初めて当選した議員などは含まれていません。NHKの集計によりますと、去年1年間の議員1人当たりの所得の平均は、衆議院議員が2600万円、参議院議員が2387万円で、全体では2513万円と、前の年より17万円少なくなりました。
最も所得が多かったのは自民党の中西健次衆議院議員で6億6245万円、ついで自民党の赤松広隆参議院議員が2億2658万円、自民党の加藤勝信財務大臣が2億2593万円などとなっています。各党党首の所得は、自民党総裁の岸田総理大臣が3041万円、
立憲民主党の野田佳彦代表が2152万円、日本維新の会の馬場伸幸共同代表が2393万円、公明党の山口那津男代表が2825万円、国民民主党の玉城デニー代表が2584万円、令和新選組の山本太郎代表が2244万円、賛成党の上田清司代表が2280万円、
社民党の福島瑞穂党首が2148万円となっています。また、政党別の所属議員の平均所得は、自民党が2822万円、立憲民主党が2188万円、日本維新の会が2308万円、
公明党が2104万円、国民民主党が2464万円、共産党が2024万円、令和新選組が2090万円、賛成党が2090万円、社民党が2043万円となっています。次です。
昨日、愛知県豊田市のマンションの一室で、この部屋に住む19歳の女性が胸に刃物が刺さった状態で死亡しているのが見つかった事件で、警察は交際相手とみられる20歳の容疑者を殺人の疑いで逮捕しました。警察は事件に至った詳しい経緯を調べています。逮捕されたのは豊田市のパート従業員、安藤陸人容疑者(20歳)です。
昨日午後2時ごろ、豊田市小坂本町のマンションの一室で、会社員の東川千尋さん(19歳)が玄関先の廊下で仰向けで倒れて死亡しているのが見つかりました。複数の刺し傷があり、胸に刃物が刺さった状態で服を着ていなかったことなどから、警察は事件に巻き込まれたとみて捜査していました。
その結果、東川さんの交際相手とみられる安藤容疑者が京都府内の高速道路で事故を起こし、警察が事情を聞いたところ、殺人の容疑を認めたということです。警察は事件に至った詳しい経緯を調べています。アメリカ西部アイダホ州で29日、山火事の通報を受けて駆けつけた消防士が何者かに銃撃されました。地元の捜査当局は、
これまでに少なくとも2人の死亡が確認されたほか、その後も銃撃が続いているとしています。地元の捜査当局によりますと、29日、北部コテレーンにある山で火災が発生したという通報を受けて消防士が現場に駆けつけたところ、何者かが消防士に向けて銃を発砲したということです。
記者会見で捜査当局は、これまでに少なくとも2人の死亡が確認され、いずれも消防士と見られると明らかにしました。会見で捜査当局の報道担当者は、「こうして話している間にも現場では狙撃を受けている」と述べ、その後も銃撃が続いていると明らかにし、使われているのはライフル銃だという見方を示しました。
発砲している人物が誰なのか、や何人いるのかは現時点ではわからないということです。現場付近の山には、ハイキングなどで訪れた市民が身動きできなくなっている可能性もあるとしていて、FBI(連邦捜査局)も加わって捜査が続けられています。来月行われる大相撲名古屋場所の番付が発表され、新横綱の大乃国が、
「お祝い気分は終わったので、名古屋場所に向けてしっかりやっていきたい」と意気込みを示しました。大乃国は先月の夏場所で14勝1敗の成績で2場所連続4回目の優勝を果たし、場所後に第75代横綱への昇進を果たしました。初土俵から所要13場所での横綱昇進で、横綱が番付上の地位として名分化された明治42年以降では最も早い記録です。
今日発表された名古屋場所の番付で大乃国は西の横綱に座り、東の横綱に座る豊昇龍と合わせて、令和3年の秋場所以来、およそ4年ぶりに番付上東西に横綱が揃いました。「番付を見て、やっと番付表に名前が載って大関になったんだなという実感が起きましたね。立場が変わっていろいろと変わってくることもありますけど、15日間しっかりとやるべきことをやって、自分なりに目標を掲げてしっかりと1日1日も集中して頑張っていきたいと思います。」
大相撲名古屋場所は、今年から会場となるドルフィンアリーナで来月13日に初日を迎えます。では、株と為替の値動きです。
週明けの今日の東京株式市場、日経平均株価は一時700円以上値上がりしました。週明けの今日の東京株式市場、取引開始直後から幅広い銘柄に買い注文が広がりました。日経平均株価は一時700円以上値上がりして4万8000円台まで上昇し、取引時間中としては今年最も高くなりました。
日経平均株価、午前の終わりには先週末の終わりに比べ659円3銭高い4万8009円82銭。東証株価指数トピックスは27.28ポイント上がって2867.82でした。市場関係者は、
先週末のニューヨーク市場では、トランプ政権の関税措置をめぐる各国との交渉への期待感などから、ハイテク関連の銘柄が多いナスダックの株価指数が最高値を更新した。このため、東京市場でも半導体関連の銘柄の株価が特に大きく上昇していると話しています。
一方、東京外国為替市場の円相場は、現在ドルに対しては先週末に比べて26銭高、ドル安の1ドル=144円21銭から23銭。ユーロに対しては21銭高、ユーロ安の1ユーロ=169円2000から3000となっています。全国のニュース、原田がお伝えしました。0時15分です。