-- 書籍紹介 --
権威とか権力といわれると、われわれは国家とか裁判所とかを連想しがちだが、これらはそうした巨大な機構にのみ関わるものだろうか。人間の在るところいつもつきまとい、われわれの生活を根元から規定している権威と権力。著者は、日常身近な諸事象の分析からその正体をつきとめ、自律的人間の条件とは何かを問おうとする。
-- Whisperがつくってくれたメモ --
「フーン」って言える社会が理想かも?
今回のPart3では、ふたりが実際の仕事の場面で感じた“権威”や“権力”とのすれ違い体験から話がスタート。思いもよらない“共感の強要”や“空気の押しつけ”に、「それ、ただの支配じゃない?」と、静かに違和感を抱いたミキさん。
ノゾミさんは「自然に箸が伸びるつまみ」のように、雰囲気で決められる場のよさを例に挙げ、ビジネスの場にも“非言語の納得”を持ち込みたいと語ります。会議・議事録・意思決定のあり方にまで、思わぬ読書の影響が波及!
ふたりの“理想社会”も垣間見える今回。ミキさんが描くのは、「関心も共感も強制しない、“フーン”で済ませる関係性」。ノゾミさんは、「指示されたら一旦反論するけど、論理が通ってればOK」という信念で、自由と主体性の境界線を探ります。
次回は、あの皮肉たっぷりの名著『読んでない本について堂々と語る方法』へ。