🛤 旅に必要なのは素直さ? 旅の記録は、観光地や名所を巡ることではなく、「その場で何を感じたか」。 のぞみは、「街を楽しませてもらおうと思わないこと」 が本当の旅のマインドだと指摘。 みきは、「どんな旅でも、それぞれの世界の使い方がある」 という視点から、旅の意味を再解釈します。
💭 旅をすることで見えてくる「人間の生き方」 ブーヴィエが旅の最後に印象的に描いた「ドド」という人物。 世界を駆け巡る旅人ではなく、20年近く発掘現場に携わった男。 ブーヴィエは、なぜこの「動かない旅人」に心を動かされたのか?
🚪 もしどこでもドアがあったら?移動の本質を考える みき「どこでもドアがあったら旅の楽しみは半減する?」 のぞみ「むしろ、人が行き交う場所がなくなるのが寂しい」 移動こそが旅の醍醐味?それとも、世界の使い方のひとつ?
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旅に理由はいらない――すぐわかるはずだ。
旅は、旅であるというだけで十分なのだから。
名著『ソングライン』に続く、
「オン・ザ・ムーブ」シリーズ第2弾。
自費出版から「旅のバイブル」とまで
呼ばれるようになった、幻の旅行記が待望の邦訳。
1953年、ニコラ・ブーヴィエはポンコツのフィアットに乗ってジュネーブを発つ。
旅の手持ちは2年という月日と4か月分の現金。ベオグラードで親友の画家
ティエリと落ち合い、ロマの旋律に導かれるように東へ東へとつき進む。
旧ユーゴスラビア、トルコ、イラン、アフガニスタン・・・・・・
世界から世界へ、道はどこまで続いていくのか。
「世界は水のように身体のうちをすり抜け、わずかな時間だけ、その色を貸してくれる」
みずみずしい旅の記憶は色褪せることなく、いまもなお旅人に熱く語りかける。
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