「温故知新など3社、新たな体制のもと、旅館「小樽旅亭 蔵群」の運営を開始 北海道小樽市」 2025年07月02日株式会社温故知新(東京都新宿区、松山知樹社長)、Blueforest Capital Partners株式会社(東京都千代田区、小山内弘樹社長)、三井住友ファイナンス&リース株式会社(東京都千代田区、枝哲郎社長)傘下のSMFLみらいパートナーズ株式会社(東京都千代田区、上田明社長)の3社は2025年6月20日、新たな体制のもと、旅館「小樽旅亭 蔵群」(北海道小樽市)の運営を開始した。同館は、小樽の倉庫群をモチーフとし、異なる意匠をもつ18の客室を備えた旅館。2つの宿泊棟、風呂棟、ロビー棟、食事棟の5棟が渡り廊下で連なる独創的な空間構成が特徴で、建築家・中山眞琴氏による設計が高い評価を得ているという。SMFLみらいパートナーズはオーナーとして、出資する合同会社を通じ、株式会社小樽観光企画(北海道小樽市)より同館を取得。温故知新はホテルオペレーターとして、運営改善やマーケティング戦略の企画立案を担当する。Blueforestはアセットマネージャーとして、資産価値の最大化に向けた運営支援とリューアップ戦略の立案・実行を担う。小樽市内では、運河周辺に観光客が集中する傾向があり、朝里川温泉エリアは同市内唯一の温泉郷で中心部から車で約20分とアクセスが良好な立地であるにもかかわらず、観光客による認知が十分ではなく、地域全体の回遊性が課題とされていた。3社は、これまでに築かれた蔵群の高いブランド力とおもてなしの精神を継承し、将来にわたり発展させることで、地域の持続的な魅力向上に貢献するとしている。客室は、朝里川を望む川側と、趣ある坪庭を望む庭側の2タイプを用意。それぞれ異なる眺望と趣を楽しめる。温泉は、ナトリウム・カルシウム塩化物泉で、筋肉痛や神経痛、疲労回復などへの効果が期待できるという。