</context> <raw_text>0 2時のNHKニュースです。野党半島地震の発生から今日で1年です。被災した石川県輪島市の神社では、地元の住民やボランティアの人たちが初詣に訪れ、今年1年の平穏や復興を祈りました。輪島市河合町にある十三神社は、1年前の地震で本殿や鳥居などに大きな被害を受け、今も復旧が進められています。
元日の今日は午前9時過ぎにネギの野戸彩子さんが境内に設けられた仮設のテントから本殿に向かって祈りを捧げました。神社には地元の住民やボランティアで訪れた人たちが次々と訪れ、静かに手を合わせて今年1年の平穏や復興を祈っていました。地震で自宅が全壊したという輪島市の70代の男性は
「復興が早く進んで人口も戻ってきてほしい」と願いましたと話していました。妻と子供と共に訪れた輪島市の30代の男性は「去年は大変な1年でした。今年はゼロからのスタートですが、一つでもプラスになるような1年にしていきたいです」と話していました。秋田県からボランティアに来たという20代の女性は
「被災した人からは地震から1年が経つ現在も不安な気持ちが続いていると聞いたので、皆さんが平穏で過ごせるような状況になってほしいと祈りました」と話していました。南米ブラジルの最大都市サンパウロで78歳の日本人の男性が先月強盗の被害に遭い殺害された事件で、逮捕された容疑者が奪ったスマートフォン2台を売却したとみられることが警察への取材で分かりました。
地元メディアは売却した金を薬物の購入に当てたと伝えていて、警察が詳しく調べています。先月24日、鹿児島県出身の福留進さん(78歳)がサンパウロ市内の自宅近くの市場で、妻や孫とともにクリスマスの買い物をした後、金を要求した男に銃で撃たれて殺害されました。
警察は現場から逃走したアンデルソン・タベイラ容疑者(36歳)を殺人などの疑いで逮捕したほか、22歳の別の容疑者も事件に関与したとして逮捕し、詳しく調べています。これまでの捜査で、タベイラ容疑者は福留さんたちから奪ったスマートフォン2台をおよそ300レアル(日本円で約7600円)ほどで売却したとみられることが警察への取材で分かりました。
地元メディアはタベイラ容疑者が売却した金を薬物の購入に当てたと伝えています。家族によりますと、福留さんは1960年に両親などとともにブラジルに移住し、コーヒー農園などで働いた後、息子とともに自動車整備の仕事をしていたということです。
息子のルーカスさんは「父は多くの逆境に立ち向かってきた。日本から移民としてやってきて生涯働き続けてきた人がこのような最後を迎えたことは言葉にできない」と話しています。プロ野球ロッテから大リーグへの移籍を目指す佐々木朗希投手(ささきろうき)の新たな所属先は、現地時間の今月15日以降に決まる見通しで、各球団の獲得競争の行方に関心が高まっています。
大リーグの各球団が23歳の佐々木投手を獲得するためには、国際ボーナスプールと呼ばれる毎年決まった資金の中で契約金を賄う必要があり、この資金を使った契約は15日に解禁されます。さらに佐々木投手の大リーグ球団との交渉は今月23日に45日間の期限を迎えることから、15日から23日までの間に決着するとみられます。
160キロを超える速球と鋭く落ちるスプリットで、世界で最も才能のあるピッチャーの一人と評価されている佐々木投手の獲得には多くの球団が興味を示していて、佐々木投手の代理人は20球団から資料が届き、このうち数球団と面談したことを明かしています。アメリカの複数のメディアは、移籍先の有力候補に挙げられているドジャースやパドレスのほか、
メッツやヤンキース、カブスなどが佐々木投手と面談したと伝えていて、各球団による獲得競争の行方に関心が高まっています。この時間のニュース、廣田がお伝えしました。