</context> <raw_text>0 11時のNHKニュースです。冬型の気圧配置と寒気の影響で、北日本と東日本ではあさってにかけて日本海側を中心に大雪となるほか、西日本でも日本海側の山沿いで明日からあさってにかけて雪が積もる見込みで、気象庁は交通への影響などに注意するよう呼び掛けています。
気象庁によりますと、日本付近は冬型の気圧配置になり、北日本と東日本の日本海側の山沿いを中心に雪が降っています。冬型の気圧配置はこの後も続き、上空には寒気が流れ込むため、北日本と東日本ではあさってにかけて日本海側を中心に大雪となるほか、西日本でも日本海側の山沿いで、明日からあさってにかけて雪が積もる見込みです。
明日夕方までの24時間に降る雪の量は、いずれも多いところで、北海道と東北、新潟県で40センチ、関東甲信で30センチと予想されています。北日本と東日本では、あさってにかけて風が強まり、吹雪くところがある見込みで、気象庁は交通への影響や電線や樹木などへの着雪のほか、積雪が多い地域では、なだれに注意するよう呼び掛けています。
また北陸を中心に明日は気圧の谷などの影響で大気の状態が非常に不安定になる見込みで、落雷や竜巻などの激しい突風、氷に注意が必要です。雪の影響です。
JR東日本によりますと、奥羽本線は大雪の影響で多数の倒木が発生して復旧作業に時間がかかるとして、青森県の弘前駅と秋田県の大館駅の間の上下線で、今日終日運休し、明日も始発から少なくとも午後1時ごろまで運転を見合わせることを決めました。
またこの大雪の影響で青森市の青森空港は今朝朝から欠航や遅れが相次ぎました。空港では午後5時までに1メートル79センチの積雪を観測し、気象台によりますと、2020年に観測が始まって以来、最多を更新したということです。
また近くの道路で木が雪で倒れた影響で停電も発生し、今日午前11時頃から空港のターミナルビルのエスカレーターなどが使えなくなりました。東北電力ネットワークによりますと、復旧作業の結果、およそ5時間後の午後4時過ぎに停電は解消。搭乗手続きなどは非常用電源で行ったということですが、年末年始のUターンの利用客の足に影響が出ました。
一方、太平洋側は空気の乾燥が続く見込みで、火の取り扱いと体調の管理に注意してください。1年前の能登半島地震で被災した店などによる出張朝市が、今日から石川県珠洲市で今年最初の営業を始めました。出張朝市は、能登半島地震で多くの店が被災した珠洲市の朝市通りの出店者たちが各地で開いています。
地元珠洲市では昨年7月から市内の商業施設の一角で開かれていて、商業施設の今年最初の営業日となる今日、和島塗りの箸や海産物などを扱うおよそ10の店がオレンジ色の店頭を出しました。店先には親子連れなどが次々と訪れ、おすすめの商品を聞くなどして店主と会話を楽しみながら買い物をしていました。
ボランティアのため珠洲市を訪れたという名古屋市の高校生は「朝市は大きな被害が出て大変な状況だと思いますが、お店の人たちが朝市という文化を守ろうとしている姿がすごいと感じました。またこれからも珠洲に期待です」と話していました。海産物店の60代の女性は、
「去年までは年を越すのが怖く不安な気持ちでしたが、昨日の朝は晴れたのですっきりとした気持ちで初営業を迎えました。珠洲は港の被害も大きく、地元での仕入れが難しい状況が続きましたが、今年港や寮が復活すれば多くの人に珠洲の味を届けていきたいです」と話していました。
出張朝市は今月、東京都や富山県など県内でも開かれる予定です。この時間の担当は道谷新平でした。