</context> <raw_text>0 10時のNHKニュースです。非常事態宣言を出した韓国の尹錫悦大統領の弾劾が妥当かどうかを判断する憲法裁判所の裁判が行われ、今月14日に初めての弁論を行い、本格的な審理を始めることになりました。非常事態宣言を出した韓国の尹錫悦大統領の弾劾が妥当かどうかを判断する裁判が
憲法裁判所で先月27日から始まっていて、今日は争点や証拠などを整理する2回目の弁論準備手続きが行われました。法廷には弾劾を求める国会側と尹大統領側の弁護士がそれぞれ出席し、尹大統領側は弾劾を求める議案が踏み込んだ議論がないまま可決されたと指摘し、
拙速な弾劾裁判は絶対容認できず、多くの証拠の提示や証人尋問が行われなければならないと主張しました。また、警察などで作る合同捜査本部が尹大統領の拘束令状を取り、今日大統領公邸の敷地内に入ったことに関連して、大統領側は不法な令状請求だとして、
憲法裁判所に申し立てている、例え上の効力の停止を求める仮処分の請求について、速やかに決定を下すよう求めました。一方、国会側は国民が不安を感じる状況を早く終わらせるべきだとして、弁論手続きを早期に始めるよう求め、裁判官は今日で弁論準備手続きを終え、
今月14日に初めての弁論を行い、本格的な審理を始めると明らかにしました。今年の春闘で労働団体の連合は賃上げの流れを定着させて、大手と中小企業との賃金格差の是正を目指す方針ですが、その実現に向けて吉野会長は適切な価格転嫁が行われるよう政府や経済界に働きかけていく考えを示しました。
連合は今年の春闘でベースアップ分と定期昇給分を合わせて5%以上、中小企業の労働組合については6%以上の賃上げを要求する方針を決めています。去年の春闘で33年ぶりに5%台の賃上げを実現し、今年はその流れを定着させる方針で、吉野会長は生活の向上を実感する人は少数にとどまっている、
動き始めた賃金や物価を巡航軌道に乗せていくことが重要だと述べました。また、去年は大手と中小企業で賃金格差が広がったことを反省した上で、全体の賃金を底上げしていかなければ日本経済の活性化は非常に難しいと述べました。そして格差の是正に向けて吉野会長は、
賃上げのための原資が重要で、適切な価格転嫁が行われるよう政府や経済界に働きかけをしていきたい。製品の値段が下がることはそれを作っている労働者の価値も下げてしまうことになるので、適切な価格を認める消費者マインドの周知も大事だと話しました。春闘は今月下旬に事実上スタートし、3月にかけて交渉が本格化します。
牧草の代わりにイカ墨を使う一風変わった新年のかき染めが秋田県にかほ市水族館で行われました。このかき染めは海の生き物への関心を高めてもらおうと、にかほ市にあるにかほ市水族館GAOが毎年この時期に行っています。例年はタコの墨とイカ墨を使っていますが、水族館によるとタコの量が不良だったことから今年はイカ墨でのかき染めとなりました。
参加した人たちはイカ墨の磯の香りや牧草とは違う感触を楽しみながら、絵や文字、それに鮭やイカなど好きな文字をしたためていました。弟と参加した6歳の男の子は「書くのが楽しかったです。イカ墨の匂いを嗅いでいたらイカが食べたくなりました」と笑顔で話していました。この時間の全国のニュース、安藤優衣がお伝えしました。
時刻は10時5分になるところです。