バイデン大統領は、日本製鉄によるUSスチールの買収計画がアメリカの国家安全保障を損なう恐れがあると判断し、禁止命令を出しました。アメリカ政府は、買収が安全保障上のリスクをもたらす証拠があるとしています。
日本製鉄とUSスチールは、バイデン大統領の命令が出された日から30日以内に、取引を完全に放棄するために必要なすべての措置を講じることが命じられています。
日本製鉄は、アメリカ政府に対して雇用を守ることと鉄鋼の生産能力を維持することで、安全保障の強化につながると説明してきました。また、製鉄所がある地域の社会からも賛同の意見が広がっていると述べています。
北日本から東日本の日本海側では、冬型の気圧配置と強い寒気の影響で、山沿いを中心に大雪が予想されています。東北では平年の2倍を超える積雪があり、電線や樹木への着雪による停電や雪崩にも注意が必要です。
青山学院大学は、箱根駅伝で10時間41分19秒の大会新記録を達成し、2年連続8回目の総合優勝を果たしました。青山学院大は、袋のレースで一度もトップを譲らず、強さを見せました。
箱根駅伝の2位は駒沢大学、3位は国学院大学が獲得しました。駒沢大学は袋のレースで新記録となる5時間20分50秒をマークし、袋優勝を果たしました。国学院大学は、オーロの6位から3位に順位を上げました。
外国為替市場での1ドルの為替レートは、157円32銭から33銭となっています。また、1ユーロは162円ちょうどから2銭となっています。
ニューヨーク株式市場のダウ平均株価は、前日の終わり値より197ドル74銭高い42,590ドル1銭となっています。ナスダックの株価指数も前日より225.803ポイント上昇し、19,506.596となりました。
</context> <raw_text>0 日付が変わって1月4日土曜日午前0時のNHKニュースです。日本の大手鉄鋼メーカーによる巨額の買収計画がアメリカの大統領によって阻止される異例の事態となりました。日本製鉄によるアメリカの大手鉄鋼メーカーUSスチールの買収計画について、バイデン大統領はこの計画を禁止する命令を出したと発表しました。
国家安全保障上の懸念が理由だとしています。日本製鉄はおととし12月、アメリカの大手鉄鋼メーカーUSスチールを買収することで両者で合意しました。その後、アメリカ政府の対米外国投資委員会が安全保障上のリスクに関する審査を進めてきましたが、
審査の期限とされていた先月23日までに全会一致に至らず、買収を認めるかどうかの判断がバイデン大統領に委ねられました。アメリカのホワイトハウスは3日、バイデン大統領がこの買収計画について禁止する命令を出したことを明らかにしました。発表文ではアメリカの国家安全保障を損なう恐れのある行動を取る可能性があると信じる証拠があるとしており、
国家安全保障上の懸念が理由だとしています。その上で、日本製鉄とUSスチールはこの命令の日付から30日以内に取引を完全に放棄するために必要なすべての措置を講じると命じています。日本の経済界を代表する大手鉄鋼メーカーによる巨額の買収計画は大統領によって阻止される異例の事態となりました。
日本製鉄はこれまでアメリカ政府に対して雇用を守ることに加えて鉄鋼の生産能力を維持することで安全保障の強化につながると説明してきました。先月25日には日本製鉄の今井正社長が記者団に対し「国家の安全保障上の懸念に対しては様々な対応策を約束してきている。製鉄所がある地域の社会でも、
賛同の意見が相当広がっているという手応えもある」と述べていました。アメリカの複数のメディアが2日、アメリカのバイデン大統領がUSスチールの買収計画について阻止することを決めたと伝えた際は、日本製鉄はコメントしないとしていました。Uターンラッシュは交通への影響などに十分注意してください。
冬型の気圧配置と強い寒気の影響で、北日本から東日本の日本海側では山沿いを中心に大雪になる恐れがあります。東北では平年の2倍を超える積雪になっているところがあり、電線や樹木への着雪による停電、なだれにも注意が必要です。気象庁によりますと、日本付近では冬型の気圧配置が続いていて、
北日本から東日本の日本海側の山沿いを中心に断続的に雪が降っています。昨日午後6時の積雪は青森県の八甲田山系の酸ヶ湯で4メートルちょうどと平年の2倍余りになっているほか、青森市で1メートル9センチ、秋田県和野市で61センチと平年の2倍から3倍となっています。
これから強い寒気が上空に流れ込むため、北日本と東日本では日本海側の山沿いを中心に大雪となるほか、西日本でも日本海側の山沿いで雪が積もる見込みです。今日夕方までの24時間に降る雪の量はいずれも多いところで、東北で50センチ、北海道と新潟県それに長野県で40センチ、北陸で20センチと予想されています。
栃木県や茨城県など関東北部でも5センチ程度の雪が降り、平地でも積もる恐れがあります。今日はUターンラッシュにあたり移動予定している人も多いと思いますが、交通への影響には十分注意してください。
また積雪が多い地域では、電線や樹木への着雪による停電、雪崩れにも注意するとともに、雪下ろしの作業は天候が回復してから複数で行うなど、安全に十分注意してください。続いてスポーツです。関東の大学対抗で競う箱根駅伝は復路のレースが行われ、
往路を制した青山学院大がリードを守り抜き、10時間41分19秒の大会新記録で2年連続8回目の総合優勝を果たしました。101回目の箱根駅伝にはオープン参加の関東学生連合を含む21チームが出場。復路は神奈川県箱根町から東京大手町までの5区間109.6キロのコースで争われました。
一昨日往路優勝を果たした青山学院大は、往路で2位の中央大に1分47秒の差をつけました。昨日の復路最初の山下の5区は4年生の野村勇磨選手が区間新記録で箱根の山を駆け降りて、タイムは56分47秒。目指してきたという56分台の区間新記録で2位との差を4分近くに広げました。
7区は2年ぶりの優勝を狙う駒澤大学の佐藤圭太選手が区間新記録で走りました。順位を2位に押し上げて、こちらも区間新記録。トップ青山学院大に1分40秒差まで迫ります。しかしここから青山学院大が強さを見せました。
8区の3年生塩出翔太選手と10区のアンカー1年生の小川楓選手が区間賞を獲得する走りを見せました。青山学院大は盤石なタスキリレーで、復路では一度もトップを譲らず、10時間41分19秒の大会新記録で2年連続8回目の総合優勝を果たしました。
ここ11年で8回の総合優勝と強さを見せた青山学院大の原晋監督は「最近は私がガミガミ言わなくても自らトレーニングや寮生活をしっかりと取り組んでくれている。本当に学生たちにありがとうと伝えたい」と率直な気持ちを語りました。また大会記録を更新したことについては「ラスト3キロを先行していてギリギリのラインだと思っていた、
1年生の小川楓が23キロを走ってくれた」と、1年生ながらアンカーを任せた小川楓選手をたたえていました。その上で「生活をみんなが家族のように頑張っていて、それが青山学院ファミリーの良さだと思っている。チーム青山、勝ちました!ありがとうございました」と話していました。2位は往路4位だった駒澤大学で、
復路では新記録となる5時間20分50秒をマークし復路優勝を果たしました。3位は今シーズン出雲全日本大学選抜駅伝と全日本大学駅伝を制した国学院大学で、往路の6位から3位に順位を上げました。4位は早稲田大学、5位は中央大学、6位は城西大学、7位は創価大学、8位は東京国際大学、9位は東洋大学、10位は拓殖大学でした。
拓殖大学までの上位10校が予選会なしで来年の本大会に出場できるシード権を獲得しました。11位は順天堂大学で、予選会では10位と11位とわずか1秒差で出場権を獲得しましたが、本大会では10位と7秒差の11位でシード権を逃しました。スポーツでした。為替と株の値動きです。外国為替市場の演奏場は現在1ドルが、
157円32銭から33銭となっています。また1ユーロは162円ちょうどから2銭となっています。ニューヨーク株式市場のダウ平均株価は前日の終わり値より197ドル74銭高い42,590ドル1銭となっています。
ナスダックの株価指数は前日より225.803上昇して19,506.596となっています。為替と株の値動きでした。お伝えしていますように、日本製鉄によるアメリカの大手鉄鋼メーカーUSスチールの買収計画について、バイデン大統領はこの計画を禁止する命令を出したと発表しました。ここまで全国のニュース、安藤優衣がお伝えしました。