</context> <raw_text>0 2時のNHKニュースです。東北電力ネットワークによりますと、秋田県の北秋田市で今日正午過ぎから停電が発生し、午後0時25分時点でおよそ1000戸が停電しているということです。また上小阿仁村では午前7時半頃からおよそ30戸で停電が発生しているということです。東北電力ネットワークはいずれの停電も原因は調査中だとしています。
現時点では復旧の見通しは立っていないということです。ロシアによる軍事侵攻が続くウクライナで行われた世論調査で、ロシアが東部と南部の合わせて4州とクリミアの占領を続けるものの、ウクライナがNATO(北大西洋条約機構)に加盟して真の安全保障を得るという戦争終結のシナリオを支持する人が最も多く、64%となりました。
ウクライナの調査機関、キユー国際社会学研究所が3日、先月行った世論調査の結果を発表しました。それによりますと、ロシアによる軍事侵攻をめぐって、和平を即座に実現し独立を維持するため領土の一部を放棄してもいいと答えた人は38%と、前回の昨年10月の調査より6ポイント増え、
2022年5月に最初の調査が行われて以降、最も多くなりました。一方、いかなる状況でも領土を放棄すべきではないと答えた人は前回より7ポイント減って51%でした。また戦争の終結に向けた3つのシナリオを提示した質問では、
ロシアが東部の2州と南部の2州、クリミアの占領を続けるものの、ウクライナはNATOに加盟して真の安全保障を得るとともに、EU(ヨーロッパ連合)にも加盟するというシナリオを支持する人が最も多く、64%となりました。このシナリオを受け入れられないとした人は21%でした。研究所は調査結果について、
ウクライナの人たちはたとえ困難な選択肢であっても議論する用意がある、ウクライナの人たちにとっての優先事項は将来のロシアの侵略を不可能にするための安全保障だと指摘しています。日本製鉄によるアメリカの大手鉄鋼メーカーUSスチールの買収計画に対し、バイデン大統領は国家安全保障上の懸念を理由に禁止する命令を出しました。
同盟国の企業同士が同意していた買収計画を大統領が阻止する異例の事態で、日本製鉄はアメリカ政府を相手取り訴えを起こす方針です。会社としては引き続きUSスチールの買収を目指す考えですが、その実現は極めて厳しい状況となります。USスチールのデビッド・ブリッドCEOは、バイデン大統領の今日の行動は恥ずべきもので腐敗している、
彼は経済、国家安全保障上の重要な同盟国である日本を侮辱し、アメリカの競争力を危険にさらした。事実を知るために我々と会うことさえ拒否しながらこれらの決定を行ったと、今回の決定を厳しく批判しました。その上で、投資こそが我々の会社や従業員、地域社会そしてアメリカの素晴らしい未来を保障するものだ、
我々はバイデン大統領の政治的な腐敗と戦うつもりだとして、引き続き日本製鉄による買収の実現を目指す考えを強調しました。ところで世界の鉄鋼メーカーの規模を鉄鋼製品のもとになる素形材の生産量で比べると、中国メーカーが高いシェアを持っています。
世界鉄鋼協会のまとめによりますと、おととし1年間の素形材生産のランキングでは、1位が中国宝武鋼鉄集団で1億3080万トン、ついで2位のルクセンブルクにあるアルセロールミタルが6850万トンとなっていて、上位10社うち6社を中国メーカーが占めています。一方、日本製鉄はおよそ4370万トンで世界4位、
USスチールは1580万トンで24位となっていて、買収が実現した場合に両者の生産量を単純に合計すると世界3位となります。この時間のニュース、山下誠がお伝えしました。2時5分になります。