</context> <raw_text>0 午前11時のNHKニュースです。アメリカの地質調査所から気象庁に入った連絡によりますと、日本時間の今日午前10時5分頃、中国内陸部のチベット自治区を震源とするマグニチュード7.1の大きな地震がありました。気象庁はこの地震による津波の心配はないとしています。
隣国のネパールでは2015年4月にマグニチュード7.8の大地震が起き、およそ9000人が犠牲になっています。次です。日本製鉄はアメリカの鉄鋼大手USスチールの買収計画に対するバイデン大統領の禁止命令は違法な政治的介入だとして、バイデン大統領などを相手取り、禁止命令の無効を求める訴えを起こしました。
記者会見で橋本英二会長は「決して諦めることはない」と述べ、買収の実現を目指す方針を改めて強調しました。次のニュースです。アメリカのトランプ次期政権で顧問を任されることになっている実業家のイーロン・マスク氏が、ヨーロッパの主要国の政権批判などを繰り返し、「各国は内政に干渉しようとしている」として警戒感を強めています。
アメリカのトランプ次期政権で政府支出の削減を図る組織を率いることになっているマスク氏は、
イギリスのスターマー首相がかつて検察局の長官として児童の性的虐待事件に適切に対応しなかったと主張し、自らが所有する旧ツイッターのXに「アメリカはイギリス国民をその先制的な政府から解放すべきだ」と書き込むなど批判を繰り返しています。これに対してスターマー首相は会見で名指しを避けながらも、
「嘘や誤報を広めている人たちは被害者に関心があるのではなく、自分自身に関心があるのだ」と反論しました。またマスク氏は来月議会選挙が行われるドイツをめぐり、移民や難民への排他的な主張を掲げる右派政党への支持を表明しています。これについてフランスのマクロン大統領は6日、各国に駐在するフランスの大使を前に、
「世界最大規模のSNSの所有者がドイツなどの選挙に直接介入することを誰が想像しただろうか」と述べ、懸念を表明しました。またノルウェーのストーレ首相も地元メディアに、
「ソーシャルメディアでの巨大な権限と莫大な経済的資源を持つ人物が他国の内政にこれほど直接関与することは許容すべきではない」と述べるなど、ヨーロッパ各国は警戒感を強めています。次のニュースです。アメリカのバイデン大統領は去年行われた南米ベネズエラの大統領選挙で勝利したと主張する野党側候補のゴンサレス氏と会談しました。
ホワイトハウスは「次期大統領のゴンサレス氏と会談した」と発表していて、野党側の主張を支持する姿勢を鮮明にしました。アメリカホワイトハウスは6日、バイデン大統領が去年7月のベネズエラの大統領選挙の野党側候補で勝利を主張しているゴンサレス氏とホワイトハウスで会談したと発表しました。
ベネズエラの大統領選挙では選挙管理委員会が現職のマドゥーロ大統領の当選を発表していますが、野党側は不正があったとしてゴンサレス氏の勝利を主張しています。ホワイトハウスの発表ではゴンサレス氏を次期大統領と呼んでいて、バイデン大統領は野党側の主張を支持する姿勢を鮮明にしました。
一方ゴンサレス氏は会談の後、「トランプ次期大統領のチームとも連絡を取り合っている」と明らかにした上で、「民主主義の回復をできるだけ早く実現したい」と述べ、支援の継続を訴えました。ゴンサレス氏は政権側に逮捕される恐れがあることなどからスペインへの亡命を余儀なくされていますが、今月10日にベネズエラで予定されている大統領の就任式を前に、
南北アメリカの国々を訪問し、自らの主張の正当性を国際社会に訴える動きを強めています。11時のニュースは関根がお伝えしました。時刻は11時5分になります。