</context> <raw_text>0 10時のNHKニュースです。アメリカのIT大手メタは、SNSのFacebookやInstagramなどで行ってきた第三者による投稿内容の事実確認(ファクトチェック)を廃止すると発表しました。アメリカのメディアは、トランプ氏が今月20日に大統領に就任することを踏まえた動きだと伝えています。メタのザッカーバーグCEOは公式サイトに動画を掲載し、
メタが運営するSNSのFacebookやInstagramなどで実施している、民間非営利組織など第三者による投稿内容の事実確認(ファクトチェック)を廃止すると発表しました。ザッカーバーグ氏は、不適切な投稿への対策が複雑化し、検閲が行き過ぎたと説明した上で、表現の自由を回復することに集中すると述べました。
代わりに、イーロン・マスク氏が所有するXが導入した「コミュニティノート」と呼ばれる、利用者同士で指摘する仕組みを採用するとしていて、まずはアメリカでこうした措置を実施するということです。メタは2016年から偽情報への対策としてファクトチェックの取り組みを始め、2021年の連邦議会への乱入事件を受けてトランプ氏のアカウントの停止に踏み切るなど、トランプ氏との関係が一時悪化しました。
しかし、大統領選挙後にはトランプ氏の大統領就任式関連の基金に100万ドル(日本円にしておよそ1億6000万円)を寄付するなど、関係改善を進めていて、アメリカのメディアは今回の措置は、トランプ氏が今月20日に大統領に就任することを踏まえた動きだと伝えています。フランスの極右政党・国民連合を率いるマリーヌ・ルペン氏の父親で、
党の前身・国民戦線の創設者のジャン=マリー・ルペン氏が亡くなりました。96歳でした。ルペン氏は北西部ブルターニュ地方出身で、27歳で国民議会の議員に当選した後、1972年に極右政党・国民戦線を創設して最初の党首になりました。国民戦線は移民排斥や反ユダヤ主義を公然と掲げ、
ルペン氏自身もたびたび人種差別的な発言が批判されてきましたが、2002年の大統領選挙では現職だったジャック・シラク元大統領との決戦投票にもつれ込み、「ルペンショック」として国内外を驚かせました。2011年に党首を退いた後は、後継者で娘のマリーヌ・ルペン氏と方向性をめぐって対立し、党から追放されました。近年は入院を繰り返していて、
国民連合は7日、声明でルペン氏が亡くなったことを明らかにしました。96歳でした。声明で国民連合は、ルペン氏は「現在の主要な問題である移民やグローバル化の問題を国民の議論の場に押し出す先見の明があった」と述べ、その功績を称えました。一方で、フランスの政治家からは「マイノリティを生涯差別してきたルペン氏は追悼に値しない」といった声も上がっているほか、
フランス大統領府も声明で「70年近く公職に就いてきたが、その業績は今後歴史が審判を下すことになるだろう」と言及するなど、様々な評価が伝えられています。為替と株の値動きです。今日の東京外国為替市場の円相場は、現在ドルに対しては昨日比べて62銭円安・ドル高の1ドル=138円台前半となっています。
また、ユーロに対しては43銭円高・ユーロ安の1ユーロ=163円59銭から60銭となっています。東京株式市場の日経平均株価は、昨日比べて283円78銭安い3万9799円52銭となっています。
また、東証株価指数(TOPIX)は22.10ポイント下がって2764.47となっています。冬型の気圧配置と上空の強い寒気の影響で、日本海側や四国などで雪が降っています。気象庁は交通への影響に警戒するとともに、着雪による停電、なだれ、暴風雪、それに高波に十分に注意するよう呼び掛けています。中村がお伝えしました。