</context> <raw_text>0 9時のNHKニュースです。北朝鮮に拉致され、その後帰国を果たした羽水家香織さんが講演し、すべての拉致被害者の早期帰国に向けた政府の具体的な取り組みを求めました。羽水家香織さんは1978年新潟県柏崎市の海岸で北朝鮮に拉致され、2002年の日朝首脳会談の後、24年ぶりに帰国を果たしました。
蓮池さんは佐賀県鳥栖市で開かれた拉致問題を考える集会で講演し、「私は帰国して23年目を迎え、帰ってきてから北朝鮮で過ごした時間とほぼ同じ時間が過ぎ去ろうとしています。ただ我々が帰国して以来、他の被害者はまだ誰一人帰っていないのが現状です」と述べました。そして中学1年生の時に拉致された横田恵美さんについて、
北朝鮮側が当初死亡したと説明していた時期に、実際には羽生家さんと同じ地区で暮らしていたことなど、北朝鮮側の説明には数々の矛盾や誤りがあると指摘し、「北朝鮮の死亡説明は信じるに値せず、許すことはできません」と訴えました。
また、2018年の史上初の米朝首脳会談で拉致問題解決の必要性を金正恩総書記に直接提起したトランプ氏が、今月アメリカの大統領に就任することにも触れ、「アメリカや日本、韓国が北朝鮮に対する外交面で一致することが北朝鮮を追い込むことにつながる。」
石破総理大臣は早くトランプ氏と面会し、どうすれば北朝鮮が動くか具体的に考えてほしいと話し、全ての拉致被害者の早期帰国に向けた政府の具体的な取り組みを求めました。公明党の山口元代表は夏の参議院選挙に合わせた週3同時選挙について、
衆参の議員の任期が異なるなど選挙制度の趣旨を踏まえれば同時に行うのは望ましくないという考えを示しました。公明党の常任顧問を務める山口元代表は今日午後総理大臣官邸で石破総理大臣と会談し、明日から石破総理大臣が東南アジアを訪問することや、
来週北京で自民公明両党の幹事長も参加して日中与党交流協議会が開かれることなどをめぐって意見を交わしました。この後山口氏は記者団から夏の参議院選挙に合わせた週3同時選挙の是非について質問されたのに対し、「同時選挙は憲法が予想しているところではないと思う。
参議院は半数ごとに改選され、衆議院はテーマがあれば解散が可能な仕組みとなっていて、それぞれ議会に鮮度のある新しい民意を取り込むという考え方に基づいている」と指摘しました。その上で「一変に大量の民意を固定してしまうやり方は望ましくないと」述べました。
アメリカのラスベガスで7日、国内外から4500社以上が参加する世界最大規模のテクノロジー見本市CESが開幕しました。会場では生成AIの活用などによって視覚や聴覚といった人の五感を補うことができる最先端の技術が展示され、アメリカのスタートアップ企業は聴覚に障害がある人向けの眼鏡型の端末を開発しました。
レンズの部分に会話をしている相手の言葉が瞬時に文字情報として表示される仕組みで、生成AIが活用されています。ルーマニアの企業が展示したのはAIを活用し視覚障害者向けに開発した頭に装着する形の端末です。歩行中に人や物にぶつかりそうになると額に振動が伝わり、安全な方向を知らせる仕組みだということです。
会場では日本企業も数多く出展し、大手化粧品メーカーではAIで顔を認識する技術や高速のプロジェクションマッピングを使って瞬時にメイクを疑似体験できる技術を展示していました。CESは今月10日まで開かれます。9時のニュース、ゴミがお伝えしました。時刻は間もなく9時5分になるところです。