<raw_text>0 11時のNHKニュースです。台風2号はこの時間、小笠原諸島に最も近づいていて、小笠原諸島では激しい雨が降る恐れがあり、土砂災害に十分注意するとともに、強風や高波に注意が必要です。気象庁によりますと、きょう午前に発生した台風2号は、午後9時には、父島の東120キロの海上を1時間におよそ25キロの速さで北北西へ進んでいます。
中心の気圧は1004hPa、中心付近の最大風速は18m、最大瞬間風速は25mで、中心の北東側280km以内と南西側110km以内では風速15m以上の強い風が吹いています。この時間、小笠原諸島に最も近づいていて、一部が強風域に入っています。小笠原諸島では雷を伴った激しい雨が降る恐れがあり、
明日夕方までの24時間に降る雨の量は80ミリと予想されています。波も高く、明日明け方にかけて4メートルとうねりを伴って高くなる見込みです。気象庁は小笠原諸島では明日明け方にかけて土砂災害に十分注意するとともに、強風やうねりを伴う高波、落雷、突風に注意するよう呼びかけています。
台風は発達しない見込みで、明日夜までには熱帯低気圧に変わり、その後関東付近に近づく見込みです。あさって関東では熱帯低気圧や周辺の湿った空気の影響で雨が強まる恐れがあります。気象庁は今後の情報に注意するよう呼び掛けています。
沖縄県のアメリカ軍基地の敷地内にある施設で、不発弾が爆発した事故をめぐり、中谷防衛大臣はきょう地元の市町村長と会談し、陳謝するとともに、再発防止に全力を尽くす考えを伝えました。
沖縄県読谷村にあるアメリカ軍のカデナ弾薬庫地区では今月9日、敷地内にある県が管理する不発弾の一時保管庫で小規模な爆発があり、自衛隊員4人が火傷などの怪我をしました。中谷防衛大臣は今日現地を視察した後、カデナ町で読谷村や周辺の自治体の市町村長と会談しました。
この中で、読谷村の石見村長は、「今回の事故は村民に非常に不安を与えた重大な事案だ」と述べ、安全対策の徹底を求めました。これに対し、中谷大臣は、「ご心配をおかけしたことを心からお詫び申し上げる」と陳謝するとともに、事故調査委員会を立ち上げて、原因の調査を鋭意進めていて、再発防止に全力を尽くすと伝えました。
会談の後、中谷大臣は記者団に対し、弾薬庫を視察し、陸上自衛隊から報告を受けた。不発弾の回収や処理については安全管理を徹底した上で、確実に実施するよう指示をしたと述べました。ロシア軍はこのところ、ウクライナの首都キーウを標的にした攻撃を繰り返していて、23日朝にかけては、近郊を含め8人が死亡しました。
ウクライナ空軍は22日夜から23日朝にかけてロシア軍がミサイル16発と無人機352機で主に首都キーウを狙った攻撃を仕掛け、6カ所で直撃を受けたほか、25カ所で迎撃後の破片が落下したと発表しました。地元当局などによりますと、キーウや近郊で集合住宅などが被害を受け、合わせて8人が死亡、30人以上が怪我をしたということです。
市内の映像では、5階建ての集合住宅の一部が屋根ごと崩れ落ち、救助隊員ががれきを取り除くなどして救助活動に当たる様子が映っています。ロシア軍は今月17日にかけても、キーウに大規模な攻撃を行い、28人が死亡しています。
ゼレンスキー大統領はSNSへの投稿で、攻撃にはイラン式の無人機や北朝鮮製のミサイルも使用されたという情報があるとした上で、「我々の防衛についてパートナーと協議する」として、追加の支援を求めていく考えを示しました。
一方、ロシアとウクライナによる3回目の直接協議をめぐり、ロシア大統領府のペスコフ報道官は20日、今週にも日程が決まるとの見通しを示し、両国が互いに示した停戦の条件を踏まえた対応が焦点となります。以上、この時間のニュース、羽原がお伝えしました。時刻は11時5分になります。