Deep Dive
Shownotes Transcript
</context> <raw_text>0 8時のNHKニュースです。気象庁によりますと、岡山県の新見市付近では、レーダーによる解析で午後7時30分までの1時間におよそ100ミリの猛烈な雨が降ったとみられます。災害が発生する危険が迫っていることから、気象庁は記録的短時間大雨情報を発表して、安全を確保するよう呼びかけています。
アメリカ軍は現地時間の22日、イラン中部のナタンズとイスファハン、それに地下にウラン濃縮施設が設置されているとされるフォルドゥの3つの核施設への攻撃を行いました。
トランプ大統領がイランの主要な核濃縮施設は完全に消し去ったと主張する中、一部の欧米メディアは攻撃を受けた核施設のうち、イランの核開発にとって中核となるフォルドゥの施設について、完全に破壊することはできなかったとする見方を伝えています。
有力紙ニューヨークタイムズは22日、イスラエル軍の初期の分析でフォルドゥの施設は深刻な被害を受けたものの、完全に破壊されていないと結論付けられたと伝えています。ロイター通信は22日、施設はほぼ破壊されたと推測されたとする専門家の見解を紹介する一方、
別の専門家による「数百機の遠心分離機が収容されていた場所は地中深くにあるため、衛星画像からは被害の程度を評価しにくい」という指摘を伝えています。また、人工衛星を運用するアメリカの企業マクサーテクノロジーズが公開した衛星画像から、アメリカ軍による攻撃の前に施設の入り口に車列が配置されているのが確認されたとしています。
その上で、高濃縮ウランを攻撃の前に別の施設に移送したとするイラン政府の発表の話も伝えています。アメリカによるイランへの核施設への攻撃を受けて、三井住友銀行は今日までにイランだけでなく、カタールやUAE（アラブ首長国連邦）から順次駐在員が退避を始めたということです。
また、日本航空は今日から羽田とカタールの首都ドーハを結ぶ直行便で、中東のペルシャ湾などの上空を避けるよう飛行ルートを変更しました。北朝鮮外務省はイランの核施設をアメリカが攻撃したことについて、「主権国家を蹂躙した攻撃を強く糾弾する」と非難しました。北朝鮮外務省の報道官は今日、イランの核施設に対するアメリカの攻撃について、国営メディアを通じて立場を示しました。
北朝鮮とイランは反米の立場を同じくする友好国で、外務省の報道官は「主権国家の領土保全と安全利益を乱暴に蹂躙した攻撃を強く糾弾する」と非難しました。そして、「平和の維持と脅威の除去の口実の下、物理的な力で中東地域の情勢を一層緊張させ、世界の安全に深刻で否定的な結果をもたらした」としています。
その上で、「国際社会はアメリカとイスラエルの行為に一致した、糾弾の声を上げるべきだ」と重ねて批判しています。赤澤経済再生担当大臣は日本製鉄の橋本会長から、アメリカの鉄鋼大手USスチールの買収を完了したと報告を受けました。そして、トランプ政権の関税措置を受けた日米交渉の後押しになるとして、合意の実現に向けて取り組む考えを示しました。
赤澤経済再生担当大臣は今日、内閣府で日本製鉄の橋本会長らと面会し、アメリカの鉄鋼大手USスチールを完全子会社化し、買収を完了したと報告を受けました。橋本会長は「アメリカでの事業を本格的に展開したい。当社と製造業の復活を目指すトランプ政権の目的が合致し、何とか合意にこぎつけた。
USスチールの再生と発展に尽力し、日米連携の一助になればと思っている」と説明しました。これに対し赤澤大臣は「成功の要因は日本製鉄の断固として買収を成し遂げるという決意や努力だと思う。心より敬意を払う」と述べました。その上で「国益を守りながらアメリカとの関税交渉をまとめようとしているが、大変大きな力になる。
大成功の勢いを少しでもいただき、交渉をしっかり進めたい」と述べました。以上、この時間のニュースでした。時刻は8時5分になります。