</context> <raw_text>0 9時のNHKニュースです。先月行われた岡山県新見市の市長選挙で落選した前市長とその妻がいわゆるグイ・ス城に、法律の規定の上限を超える報酬を支払ったとして、警察が公職選挙法違反の疑いで近く書類送検する方針を固めたことが捜査関係者への取材で分かりました。前市長はNHKの取材に対し、「警察が捜査中のためコメントできない」としています。
先月投票が行われた新見市の市長選挙で、恵比寿人市前市長(68)は2期目を目指しましたが、およそ300票差で落選しました。この際の選挙運動をめぐり、前市長と60代の妻がいわゆる「グイ・ス城」(運動員)2人に対し、法律の規定の上限である1日あたり1万5000円を超える報酬を支払っていたとして、
警察が公職選挙法違反(運動員買収)の疑いで、近く書類送検する方針を固めたことが捜査関係者への取材で分かりました。これまでの任意の調べに対し、前市長と妻は容疑を認めているということです。NHKの取材に対し、前市長は「警察が捜査中のためコメントできない」としています。
捜査関係者によりますと、警察は報酬を受け取った2人のグイ・ス状についても、公職選挙法違反の疑いで近く書類送検する方針だということです。ソフトウェア大手の富士ソフトに対して、2つの投資ファンドが買収を提案する中、一方の投資ファンド、ベインキャピタルは会社側の同意がないままTOB(株式の公開買付)に踏み切る意向を明らかにしました。
富士ソフトをめぐっては、アメリカの2つの投資ファンド、KKRとベインキャピタルが共に会社の非上場化を目指し買収を提案しています。KKRは1株あたり9451円で2回目のTOB(株式の公開買付)を進めていますが、
ベインもこれに対抗する形で、KKRを上回る1株あたり9600円でTOBを開始するとしていました。このうちベインは、TOBに当たって会社から賛同を得ることを条件としていましたが、今日この条件を放棄し、早ければ来月下旬からTOBに踏み切る意向を明らかにしました。
富士ソフトが昨日の取締役会でベインの提案に反対を表明したことを受けた対応で、事実上の同意なき買収になります。2つのファンドによる異例の争奪戦は一段と激しさを増していて、株主の判断が注目されます。
あさって朝にかけて雪が予想されている富山県の北陸自動車道のインターチェンジで、ドライバーに冬用タイヤの装着など安全運転を呼びかける取り組みが行われました。今朝、富山市にある北陸自動車道の富山インターチェンジで行われた呼びかけには、警察や高速道路会社の関係者、およそ20人が参加しました。
中日本高速道路は、あさって朝にかけて北陸自動車道の富山県内の区間で雪が予想されているとしています。警察官などは冷たい雨が降る中、冬用タイヤの装着を呼びかけるチラシや、冬の道路を走る上での注意点が書かれた冊子などを配りながら、ドライバーたちに安全運転を呼びかけていました。富山県警察本部高速道路交通警察隊の中川正明副隊長は、
「冬の高速道路で事故に遭わないために、早めの出発や車間距離の確保、全席でのシートベルトの着用、それに冬用タイヤの装着をお願いします」と話していました。一方、今日午前、富山県の北陸自動車道で警察のパトカー1台が中央分離帯のガードレールに衝突する事故を起こしました。パトカーは当時、別の事故の現場に向かう途中だったということで、
乗っていた警察官に怪我はありませんでした。警察はパトカーが雪でスリップしたとみて、事故の詳しい状況を調べています。ここまで9時のニュース、活路がお伝えしました。時刻は9時5分になります。