<raw_text>0 8時のNHKニュースです。千葉県柏市で夫婦が殺害され、付近の住宅が放火された事件で、警察が放火の疑いで逮捕状を取った夫婦の知人の77歳の容疑者が、事件当時、住宅に火がついたものを投げ入れる様子が目撃されていたことが捜査関係者への取材で分かりました。警察は、火傷の治療を受けている容疑者の回復を待って、詳しく調べることにしています。
一昨日、柏市の住宅で渡来俊明さん(59歳)と妻の渡来玲子さん(59歳)の2人が刃物で殺害され、直後に付近の住宅に放火され、8棟が全焼しました。警察は渡来さん夫婦と金銭トラブルになっていた知人で職業不詳の坂巻香織容疑者(77歳)が放火した疑いがあるとして逮捕状を取って行方を探し、
昨夜千葉県我孫子市で警察官の職務質問を振り切ろうとしたとして公務執行妨害の疑いで逮捕しました。捜査関係者によりますと、住宅から火が出た当時、現場付近で容疑者が火がついたものを投げ入れ、その後車で立ち去る様子が目撃されていたということです。容疑者は下半身に火傷をしていて、治療を受けているということです。
警察は今後、怪我の回復を待って改めて逮捕し、夫婦の殺害や放火との関わりについても詳しく調べることにしています。ホンダと日産自動車が経営統合に向けて協議を進めていることについて、萩生田経済産業大臣は閣議後の記者会見で、競争力強化に向けた企業間の協力を前向きに捉える考えを示しました。
本田と日産自動車は経営統合に向けた協議を進めていて、関係者によりますと、持ち株会社を設立した上でそれぞれの会社を傘下に収める形で統合する方向で検討しています。これについて萩生田経済産業大臣は今日の閣議後の会見で、「個別企業の経営に関する話なのでコメントは差し控えたいが、
一般論として、競争力強化に向けて企業間で協力が進められることを前向きに捉えても良い」と述べました。その上で、「事業再編も一般論で言うと、企業価値向上やイノベーション創出のための一つの有効な手段だ。経済産業省としても様々な支援策を講じている」と述べ、競争力の強化に向けた事業再編を後押ししていく考えを示しました。
両社は来週にも基本合意書を締結し、具体的な交渉に入る見通しで、日産が筆頭株主になっている三菱自動車工業の合流も視野に協議が進められています。フランスのマクロン大統領は19日、サイクロンが直撃したアフリカ東部のインド洋にあるマヨットを訪問し、「犠牲者の人数は大きく増えるだろう」と述べ、
被災者への支援と被害の全容の把握を急ぐ方針を強調しました。アフリカ東部のインド洋にあるフランスの海外県マヨットでは今月14日、サイクロンが直撃し、フランス政府はこれまでに少なくとも31人が死亡したとする一方、地元当局は被災した人の捜索が難航し、死者の数は数百人に上る恐れがあるとしています。
フランスのマクロン大統領は19日、マヨットを訪れ、多くの建物が倒壊した地域や病院などを視察しました。視察の途中では、住民とみられる男性が大統領に詰め寄り、「水などが十分に手に入らない」と支援の遅れに不満を訴える様子も見られました。そしてマクロン大統領は記者団に対し、「飲料水と食料を届けることが喫緊の課題だ」とした上で、
「犠牲者の人数は大きく増えるだろう」と述べ、被災者への支援と被害の全容の把握を急ぐ方針を強調しました。マヨットを襲ったサイクロンはその後アフリカ南部にも上陸し、ロイター通信はモザンビークでも70人以上が死亡したと伝えています。ここまで8時のニュースでした。