12月24日 午前７時のNHKニュース
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<raw_text>0 12月24日（火）7時になりました。おはようございます。野村雅彦です。星川幸です。関根太郎です。まず地震の情報からお伝えします。先ほど6時55分ごろ、中国地方で震度3を観測する地震がありました。この地震による津波の心配はありません。震源地は島根県の西部、震源の深さは10キロ、地震の規模を示すマグニチュードは4.0と推定されています。

この地震による津波の心配はありません。震度3が島根県の浜田市と益田市、浜田市と益田市で震度3です。その他島根県、広島県、山口県などで震度2を観測しています。次はホンダと日産です。ホンダと日産自動車は昨日基本合意書を締結し、経営統合に向けた本格的な協議を始めると発表しました。

持株会社を設立した上でそれぞれの会社を傘下に収める形で経営統合を目指すとしていて、社長はホンダが指名する取締役の中から選ぶなど、ホンダが主導する形で進められる見通しです。経営統合が実現すれば世界3位のグループが誕生することになりますが、

目標とする来年6月の最終合意に向けて、相乗効果を生み出す戦略をスピード感を持って打ち出せるかが焦点です。ホンダと日産それぞれの設立から経営統合に向けた本格的な協議を始める背景についてお伝えします。まずホンダです。

ホンダは1948年に設立され、当初は二輪車を手掛けていましたが、1963年に軽四輪トラックを開発、四輪メーカーとしてのスタートを切りました。その後アメリカなど世界各地の市場に進出して販売を大きく伸ばしました。今の三部俊博社長は、

2040年に販売する新車のすべてをEV（電気自動車）とFCV（燃料電池車）にするという目標を掲げています。さらにEVの開発や販売でソニーグループと提携し、IBMとは車載用の半導体やソフトウェアの開発を共同で行う計画を進めています。

こうした部分的な提携関係はあるものの、ホンダは経営面では独立路線を貫き、日産との経営統合の協議はこれまでの路線を転換することになりそうです。三部社長はきのうの記者会見で、「経営統合という大きく踏み込んだ関係を前提とすることで、現在の両社の協業の枠組みではなし得ない真の競争力強化を実現できるのではないかと。」

一方日産自動車は1933年に設立されました。長年トヨタに次ぐ国内2位の大手として存在感を示し、バブル期には高級車が次々と売れる状況が「シーマ現象」と呼ばれるなど、時代を象徴する車を生産してきました。

バブル経済崩壊後に販売不振などから深刻な経営危機に陥り、1999年にフランスのルノーから出資を受け入れます。この時にルノーの副社長だったカルロス・ゴーン氏が最高執行責任者に就任し、徹底的な合理化を推し進め、V字回復を果たします。

しかし2018年にゴーン氏が金融商品取引法違反の疑いで逮捕され、経営トップの座から解任された後は業績が悪化、その後一旦業績は回復しルノーとの資本関係を対等な立場に見直すことで合意したものの、今年の中間決算はアメリカの販売不振が響いて大幅な減益に陥り、

経営の立て直しが差し迫った課題となっています。内田誠社長は「変化を恐れたりしていては決して未来を切り開くことはできません。将来を見据えた重要な一歩を踏み出す決断をいたしました。」両社はそれぞれのブランドを残しつつ統合効果を生み出すため、車両のプラットフォームの共通化によるコストの削減や、

市場のニーズに応じたハイブリッド車やEVなどの相互補完の加速、さらにソフトウェアやEVの開発での連携強化などを進めるとしています。ただ業績が悪化している日産が経営の立て直しを着実に進めていけるかが課題となるため、昨日の記者会見は両社の今の力関係を示すものでした。ホンダの三部社長は、

「当初はホンダがリードしながらこの枠組みを進めてはいくことになりますが、両社の理念やブランドは変わることなく引き続き残していきますし、持株会社の人事については取締役の過半数をホンダが指名するとともに、代表取締役または代表執行役社長もホンダが指名する取締役の中から選定する。」ホンダが主導する理由は、

去年の世界での販売台数はホンダが398万台で世界7位、日産は337万台で8位とそう差はないものの、会社の価値を表す株価の時価総額で見るとホンダは6兆7千億円余りで日産のおよそ4倍となっているからです。自動車産業を取り巻く環境が激変する中、共に歴史があり企業風土も違う両者が、

目標とする来年6月の最終合意に向けて、相乗効果を生み出す戦略をスピード感を持って打ち出せるかが焦点です。次は東京証券取引所の元社員がTOB（株式公開買付）に関する情報を父親に伝えた疑いで証券取引等監視委員会から刑事告発された事件です。証券取引等監視委員会は、

東京証券取引所の上場部に所属していた細道慶都元社員（26歳）が業務で知ったTOBに関する未公開の情報を父親に不正に伝えたとして、昨日金融商品取引法違反の情報伝達の疑いで東京地検特捜部に刑事告発しました。

また、父親はこの情報をもとに、今年1月から4月にかけて3つの銘柄の株、合わせておよそ1700万円分を買い付けたとして、インサイダー取引の疑いで刑事告発され、関係者によりますと数百万円の利益を得ていた疑いがあるということです。これまでの監視委員会の調べで、

元社員は父親からの求めに応じて業務で知った情報を伝えていたとみられることが関係者への取材で分かりました。監視委員会はこの事件とは別に金融庁に出向中だった佐藤総一郎元裁判官（32歳）についてもインサイダー取引の疑いで刑事告発していて、特捜部はいずれも在宅のまま立件に向けた詰めの捜査を進めるものとみられます。

関係者によりますと、このうち元社員と元裁判官は容疑を認めているということです。今年10月以降、市場の公正を守るべき立場にある関係者による不正の疑いが相次いで浮上しました。

インサイダー取引の疑いで刑事告発された元裁判官は出向先の金融庁でTOBに関する情報を見る権限を与えられていましたが、出向直後から職務を通じて知った情報をもとに不正な取引をしていたということです。金融商品取引法違反の情報伝達の疑いで告発された東京証券取引所の元社員は、

企業の重要情報をどのように開示すべきか企業から相談を受ける上場部に所属し、TOBに関する事前相談の窓口を担当していました。この他にも三井住友信託銀行で管理職だった元社員がインサイダー取引をしていた疑いがあることが先月明らかになっています。国が貯蓄から投資へのシフトを後押しする中で相次いで起きた不正の疑い、

加藤金融担当大臣は昨日「我が国の金融市場そのものの信用を揺るがすものであります。あってはならないことで大変遺憾。」一方最高裁判所によりますと、裁判官は株取引を禁止するなどの明文化された規定はなく、株取引に関する研修も行われていません。

裁判官や弁護士など、金融に関わる職業倫理に詳しい早稲田大学大学院法務研究科の石田京子教授です。

「金融庁の職員としても違法であることをしたんですから論外だよね。一般市民の信頼を確保するという意味では、一定程度常識的な、とも言いましょうか、仕事をする上で差し支えないような形で規律を明文化していくということはあってもいいのかなと。」

先の衆議院選挙後初めての本格的な論戦の場として先月28日に招集された臨時国会は今日閉会します。会期末となる今日は午前中、政治改革を議論する参議院の特別委員会で、政策活動費の廃止などが明記され衆議院で可決された3つの関連法案のほか、

共産党が参議院に提出した企業団体献金や政策活動費を禁止する法案などの審議が行われます。3つの関連法案は特別委員会で可決された後、午後の本会議で与党に加え立憲民主党など野党も賛成し、いずれも可決成立する運びで、石破茂首相（当時）が目指した年内の政治資金規正法の再改正などが実現する見通しです。

一方、立憲民主党などが禁止するよう求めた企業団体献金の扱いは結論が出ず、来年3月末までの決着を目指して、引き続き与野党で議論が行われます。これについて、昨日の参議院の政治改革特別委員会で、自民党の法案提出者の小泉慎二郎氏は次のように訴えました。

「企業団体献金、これは禁止よりも公開をすべきだと。収入構造は各党違いますし、何を目指しているかも違います。労働組合と政党の関わり方、そしてまた事業収入で政党活動を行っている等のあり方、こういったことが幅広く議論をされ結論を得ていくことが大事なのではないかな。」一方立憲民主党の法案提出者の伊坂信彦氏は次のように主張しました。

「今こそ資金力に物を言わせて政策決定を歪める企業団体献金を禁止して個人献金中心に移行していくべき。企業団体献金の禁止に向けて引き続き各党各会派とともに真摯な議論を求めてまいりたい。」年収103万円の壁を見直し、所得税の控除額を123万円に引き上げる与党の方針をめぐっては、

自民・公明両党と国民民主党が今日、政務調査会長と税制調査会長は会談する予定でしたが、出席者の都合がつかず日程を再調整することになりました。控除額の取扱いをめぐる本格的な協議は年明け以降に持ち越される見込みです。では為替と株の値動きです。

外国為替市場の円相場は現在、1ドルが157円13銭から16銭、1ユーロは163円51銭から57銭となっています。

ニューヨーク株式市場のダウ平均株価は先週末の終わり値より66ドル69セント高い4万2906ドル95セント、ナスダックの株価指数は192.288ポイント上昇して1万9764.885となっています。為替と株の値動きでした。時刻は7時13分30秒になりました。続いてスポーツ、

担当は上野ハヤトアナウンサーです。はい、おはようございます。まずはフィギュアスケートです。来年3月にアメリカで開かれる世界選手権の代表に選ばれた選手たちが記者会見しました。このうち女子シングルの坂本花織選手は…今、地震の情報がありましたのでお伝えします。7時12分ごろ、北陸地方で震度3の地震がありました。震度3が石川県の能登地方です。

各地の震度、地震の震源地、それから津波の有無については現在気象庁で調べています。新しい情報は入り次第お伝えします。石川県の能登地方、積雪があったり、先日来の雨、それから9月の豪雨などで崩れやすくなっています。わずかな揺れでも建物が傾いたり、上から物が落ちてくることがあります。十分に気をつけて行動してください。

繰り返してお伝えします。7時12分ごろ、北陸地方で震度3の地震がありました。石川県の能登地方で震度3です。各地の震度や地震の震源地、津波の有無については、現在気象庁で調べています。今、新しい情報が入りました。この地震による津波の心配はありません。震源地は石川県の西方沖。震源の深さは10キロ。地震の規模を示すマグニチュードは4.3と推定されています。

震度3が石川県の能登地方です。相次ぐ揺れ、それから大雨などによって地盤などが崩れやすくなっています。崖の近くなどには近づかないようにしてください。そして既に傾いている建物などからものが落ちてくる恐れもあります。十分に気をつけて行動してください。7時12分頃です。北陸地方で震度3の地震がありました。

石川県の能登地方で震度3です。震源地は石川県の西方沖、震源の深さは10キロ、地震の規模を示すマグニチュードは4.3と推定されています。この地震による津波の心配はありませんが、崩れやすいもの、倒れやすいものには十分に気をつけてください。震度3が石川県の能登地方です。まもなく各市町村の震度の情報も入ってくることになっています。

7時12分ごろ、北陸地方、石川県の能登地方で震度3の地震がありました。この地震による津波の心配はありません。詳しい震度が入りました。珠洲市で震度3です。その他富山県から石川県にかけて震度2の揺れを観測しています。ここまで地震の情報でした。

では再びスポーツ、フィギュアスケートです。来年3月にアメリカで開かれる世界選手権の代表に選ばれた選手たちが記者会見しました。女子シングルの坂本花織選手は全日本選手権で4連覇し、世界選手権でも4連覇を目指します。そして今回の世界選手権は1年2ヶ月後のミラノ・コルティナダンペッツォオリンピックの出場枠をかけた大会でもあります。そのことを踏まえて坂本選手は会見で、

「オリンピックの枠が決まるので精一杯演技したいなと思っています。日本はこれだけ強いぞというのを見せ入れられたらなと思っています。」一方、全日本選手権の男子シングルで初優勝して代表に決まった鍵山優真選手は「3回とも銀メダルだったので、そろそろ金メダルを狙って頑張りたい気持ちと、ノーミスの演技をしっかりとショートもフリーも揃えていきたいなという風に思う。」

このほか世界選手権には女子シングルで河辺愛菜選手と樋口新葉選手が出場、男子シングルでは佐藤駿選手と山本草太選手も出場します。続いてプロ野球です。楽天から自由契約となった田中将大投手（原文ママ）が巨人への入団で合意したことが関係者への取材で分かりました。

田中投手はプロ野球と大リーグで合わせて197勝を上げ、日米通算200勝まであと3勝に迫っています。新天地で復活して日米通算200勝はもちろん、マウンドで躍動する姿が見たいですね。スポーツでした。では気象情報、佐藤真里乃さんお願いします。おはようございます。日本付近は日曜日から冬型の気圧配置が続いて、日本海側には寒気による雪雲が次々に流れ込んでいます。

長野県北部では今日日中にかけて警報級の大雪になる可能性があります。お気をつけください。今日の午後になると西から冬型の気圧配置が緩み始めます。山陰や近畿北部は雪から雨に変わって次第に止むところが多いでしょう。北陸や東北、北海道の日本海側は夕方頃まで雪が降ったり止んだりの天気が続きそうです。

北日本は風も強く吹雪くところがあるでしょう。車の運転などはご注意ください。夜になると次第に雪の降り方は弱まって降る範囲も狭くなるでしょう。九州や山陽、四国、近畿南部、東海、関東、東北、北海道の太平洋側は晴れて空気の乾燥が続きそうです。火の元、火の取り扱いには引き続きご注意ください。

沖縄や奄美は午前中は曇りや雨ですが、午後は天気が回復するでしょう。今日の予想最高気温です。

那覇21度、鹿児島14度、福岡12度、高知14度、高松と広島12度、松江10度、大阪11度、名古屋10度、長野3度、東京12度、金沢6度、新潟と仙台5度、秋田1度、札幌-1度、釧路1度の見込みです。

クリスマスの明日になると寒気が退いて寒さは少し和らぐでしょう。西日本や東日本広い範囲で晴れます。北日本の日本海側も天気が回復しそうです。気象情報でした。気象予報士の佐藤真里奈さんでした。時刻は7時20分になります。