11 時の NHK ニュースです日本製鉄によるアメリカの大手鉄鋼メーカーUS スチールの買収計画について安全保障上の観点から審査を続けてきたアメリカ政府の委員会が買収を認めるかどうかの判断を示さず大統領に判断を委ねることを決めたとアメリカの複数のメディアが報じました
バイデン大統領はこれまでに繰り返し買収計画に否定的な考えを示していて 判断の行方が注目されますこれについて日本製鉄は現時点では買収に関する最新状況について委員会から報告を受けていませんとするコメントを出しました その上で今後大統領が最終決定を検討する場合について
その検討において日本製鉄が国家安全保障上の懸念に対応するために取ってきたあらゆる措置と提示してきた様々なコミットメントが US シールを成長させアメリカの雇用を維持し鉄鋼業界全体を強くしひいては国家安全保障を強化することについて大統領が熟慮されることを強く要望します
日本製鉄と US シリーズは買収のメリットを公正に評価してもらえれば承認してもらえると強く信じていますとしています次ですフランスのマクロン大統領の与党連合は今年 7 月の議会下院の選挙で左派や極右政党に躍進を許し多数派を握れないまま厳しい政権運営が続いていて
今年だけで首相が 3 回交代する異例の事態となっています こうした中大統領府は 23 日今月新しい首相に就任したバイル氏が率いる内閣の閣僚名簿を発表しました 短命に終わった前の内閣と同様少数与党である中道の政党と右派の共和党の議員が中心となっていて
主要閣僚のうちバロ外相やルタイオ内相 ルコルニュ国防省などが留任しました予算案などの成立には野党の支持を得ることが必要ですがすでに一部の左派政党は新内閣に反発し 不信任決議案を提出する構えを見せているほか極右政党の国民連合も今後の状況次第で決議案に賛成する可能性があるとしています
複数の地元メディアは今回の閣僚人事をめぐっては国民連合の反発で変更を余儀なくされたポストもあると伝えていて新内閣は早くも野党の圧力にさらされています今後も政局の混乱が続けばマクロン大統領のさらなる求心力の低下は避けられないとみられていて安定した政権運営ができるのかが注目されます次のニュースです
老朽化したマンションが増加し管理のあり方が課題となる中 国土交通省は自治体の関与や管理会社の対応の強化を進めることになりましたマンションの管理をめぐっては建物の老朽化と住民の高齢化が重なることで適切に管理されない物件の増加が懸念され 対応策を検討してきた国土交通省の有識者会議は提言案をまとめました
コロナ禍ではこれまでマンションごとの管理状況の実態把握などが不十分だったことから自治体の権限を強化するとしています自治体が管理状況を把握できる新たな仕組みを作るほか外壁が剥がれ落ちるなど周囲に悪影響を与える恐れが高いマンションに対し建て替えや取り壊しなどの助言や指導を勧告をできるようにするとしています
また住民で作る理事会を廃止して管理会社に運営や権限を任せるケースが増えています その際に管理会社がグループ企業に修繕工事を発注するなど利益相反が生じる可能性がある場合は管理会社に対し住民への事前説明を義務付けるとしています 一方業界団体に対してはトラブルに備えた住民の相談窓口の強化を求めています
有識者会議が今後行う最終的な取りまとめを踏まえて国土交通省は必要な法改正などを進めることにしています 11 時のニュースは関根がお伝えしました時刻は 11 時 5 分になります