</context> <raw_text>0 6時のNHKニュースです。アメリカ軍普天間基地の移設先になっている沖縄県名護市辺野古で、国は今日、軟弱地盤の改良工事に着手しました。普天間基地の名護市辺野古への移設をめぐり、国は大浦湾に広がる軟弱地盤に直接砂を打ち込んで地盤の改良を行う計画です。
国は今日午後2時前、食い打ち前の段階の作業として専用の船から海底に砂を撒く作業を始め、軟弱地盤の改良工事に着手しました。国は軟弱地盤が見つかった後、地盤の改良工事のため設計変更を申請しましたが、沖縄県が承認しなかったため、国が代わって承認する大試行を行い、
今年1月から海上護岸を設けるための海への石材の投入や新たな護岸の整備を行ってきました。軟弱地盤の改良工事は初めてで、今後、杭打ちを行う船を大浦湾に移動させ、海底に打ち込んだ筒に砂を流し込む工法などでおよそ7万1000本の杭を打ち込む計画です。
軟弱地盤は最も深いところでおよそ90メートルに及びますが、この深さの工事は国内で実施されたことはなく、今回国はおよそ70メートルの深さまで工事を行うことで安定性を十分に確保できるとしています。一方、沖縄県は軟弱地盤の存在を異議として反対する理由の一つとしていて、玉城知事は昨日報道陣に対し、
「本当に安定性が保たれているかどうかなどについて注視していかなければならない」と述べています。韓国では非常事態宣言をした尹錫悦大統領の職務を代行してきた韓悳洙首相の弾劾を求める議案が昨日野党側の賛成で可決され、大統領の職務を今度はチェ・サンムク副首相兼企画財政部長官が代行する異例の事態となっています。
こうした中、外国為替市場では政治の混乱への懸念から韓国の通貨ウォンを売る動きが強まり、27日、ウォンとドルの取引では一時1ドル1480ウォン台まで値下がりし、2009年3月以来15年9ヶ月ぶりのウォン安ドル高水準となりました。韓国では今月3日の非常事態宣言以降、ウォンの下落が続いています。
また、職務停止となった韓首相は、今月14日に大統領の職務を代行してから、尹錫悦大統領やアメリカのバイデン大統領と相次いで電話会談していましたが、大統領の職務をわずか2週間で副首相が代行することになり、韓国メディアからは、来月20日の尹錫悦大統領の就任への対応など、外交面での停滞も指摘されています。
中東イエメンの反政府勢力フーシ派のメディアは27日、イスラエル軍がWHO(世界保健機関)のテドロス事務局長がいたイエメンの国際空港を空爆した際の映像を公開し、国連の高官は多くの人道支援関係者が出入りする重要な場所だとしてイスラエル側を批判しました。
イスラエル軍は26日、イエメンの反政府勢力・フーシに対する作戦だとして、首都サヌアにある国際空港などを空爆し、現地のメディアは空港にいた3人が死亡したと報じました。フーシのメディアは27日、イスラエル軍の攻撃により空港の管制塔で爆発が起き、炎が上がるとともに、瓦礫が飛び散る映像を公開しました。
空港にはWHO(世界保健機関)のテドロス事務局長もいて、映像では椅子に座っていたテドロス氏が周囲の人に促され慌てた様子で避難する姿も確認できます。テドロス氏のSNSへの投稿によりますと、テドロス氏はフーシ派に拘束されている国連職員の解放交渉などのために現地を訪れていて、
本人や同行していたWHOと国連の職員は無事だったということです。6時のNHKニュース、谷口がお伝えしました。6時5分になります。