</context> <raw_text>0 8時のNHKニュースです。ロシアの政府系ガス会社は、旧ソビエトのモルドバへの天然ガスの供給を来月から停止すると発表しました。過去の支払いが滞っていることが理由だとしていますが、EU(ヨーロッパ連合)への加盟手続きを進めるモルドバ側は、関係が悪化しているロシアがエネルギーを政治的な武器にしていると強く反発しています。
ロシアの政府系ガス会社ガスプロムは28日、来月1日から旧ソビエトのモルドバへの天然ガスの輸出を停止すると発表しました。これに対してモルドバのレチャン首相はSNSに「ロシアは真冬に人々を電気も暖房もない状況に追い込もうとしている」と投稿し、強く非難しました。
ガスプロムは天然ガスの輸出停止の理由について、モルドバ側の過去の供給分に対する支払いが滞っているためだとしていますが、レチャン首相は「国際的な監査で無効とされた債務は受け入れられない」として、ロシアはエネルギーを政治的な武器として使っているだけだとしています。モルドバはロシアと歴史的なつながりが深い国ですが、
EU(ヨーロッパ連合)への加盟手続きを進めていて、特にウクライナ侵攻以降関係が悪化しています。天然ガスによる発電に頼るモルドバにとって、ロシアからの供給が停止すれば深刻な電力不足に陥ることが懸念されていて、モルドバの議会は今月非常事態宣言を出すことを決めています。
京都市の世界遺産東寺で新年目前に縁日の「御影市」が開かれ、正月を使う食材などを買い求める人たちでにぎわいました。京都市伏見区の東寺では、寺にゆかりの深い醍醐天皇の月命日にあたる毎月29日に縁日の「御影市」が開かれ、今日は寺の参道に食品や雑貨を販売する18の店が並びました。
新年まであと3日となる中、訪れた人たちはミカンや黒豆といった正月に使う食材などを次々と買い求めていました。主催する団体によりますと、「御影市」はこれまで寺の法要に合わせて開かれてきましたが、法要が今年で終わったため、今日が最後の開催だということです。家族で訪れた30代の女性は「近所なので毎年正月の食材を買ってきました。
今年は災害が心配な1年だったので、来年は穏やかに過ごせたらいいなと思います」と話していました。これまで毎月出展してきたという70代の女性は「これまで毎月ここで会ってきた人たちと会えなくなるのは寂しいです。今年は体調を崩す時もありましたが、来年は楽しい年になってほしい」と話していました。
サッカー女子の国内3大タイトルの一つ、WEリーグカップの決勝が行われ、サンフレッチェ広島レジーナがINAC神戸レオネッサに1対0で勝って、昨年続く連覇を果たしました。今年で3回目となるWEリーグカップの決勝は今日、東京の国立競技場で行われ、サンフレッチェとレオネッサが対戦しました。
サンフレッチェは前半、日本代表の中島依美選手が得意のドリブルで仕掛けるなど積極的に攻め込みました。そして前半33分、中島選手が相手ディフェンダーに囲まれながらボールを出すと、ミッドフィルダーの上野真実選手が振り向きざまのシュートでゴールを決めて先制しました。
後半は初めて決勝に進んだレオネッサが3人のスペイン出身選手を中心にゴールに迫りましたが、サンフレッチェはゴールキーパーの小野美奈選手が好セーブを見せるなどピンチをしのぎました。サンフレッチェは最後までリードを守りきってレオネッサに1対0で勝ち、昨年続く連覇を果たしました。
4年目を迎えたWEリーグは、昨シーズンの1試合の平均観客数が1700人ほどと、集客が課題となっていますが、今日はこの大会初めての国立競技場での決勝ともあって、リーグの公式戦としては過去最多となる2万1000人余りの観客が詰めかけ、選手たちに声援を送りました。
決勝ゴールを決めた上野真実選手は「いいところに転がってきて、思い切って振り抜けた。多くのサポーターが応援してくれて力になったし、結果で感謝を示すことができてよかった」と喜びを語りました。ニュースをお伝えしました。