</context> <raw_text>0 6時のNHKニュースです。韓国南西部の空港で今日午前、乗客乗員181人が乗った旅客機が胴体着陸して炎上する事故があり、消防によりますとこれまでに167人の死亡が確認されたということです。消防は救助された2人以外、乗っていた人のほとんどが死亡したものと推定されるとしています。
韓国南西部にあるムアン空港で、今日午前9時過ぎ、タイのバンコクを出発してムアン空港に向かっていた韓国のLCC(格安航空会社)チェジュ航空のボーイング737型機が胴体着陸し、空港の外壁に衝突して炎上しました。韓国政府によりますと、旅客機には乗客175人、乗員6人の合わせて181人が搭乗し、
乗客は韓国人が173人、タイ人が2人ということです。消防によりますと、午後5時過ぎまでに167人の死亡が確認されたということです。これまでに機体の後部の付近から乗員2人が救助され、病院に搬送されたということです。消防は救助された2人以外、乗っていた人のほとんどが死亡したものと推定されるとしています。
ソウルにある日本大使館の関係者によりますと、これまでのところ事故が起きた旅客機に日本人が乗っているという情報はないということです。消防は救助された乗員の話などから、鳥が衝突するバードストライクがあり、その後エンジンにトラブルが発生したとしています。さらに何らかの原因で航空機の車輪が正常に作動せずに胴体着陸を試みたとみられるということです。
韓国政府は事故調査委員会の調査官を現地に派遣していて、韓国メディアによりますと、事故調査委員会が旅客機のフライトレコーダーを回収したということで、事故の原因や経緯を詳しく調べています。今日午前、北海道の深川市と旭川市にまたがる道央自動車道のトンネル内で相次いで事故が起き、警察によりますと合わせて20台前後の車両が関係しているということです。
一連の事故で複数の人が病院に搬送されました。今日午前9時50分頃、道央自動車道の深川市と旭川市にまたがる神居尻トンネル内の下り線で事故が起きたと警察に通報がありました。警察によりますと、トンネル内では追突や単独など複数の事故が起きていて、乗用車やバスなど合わせて20台前後の車両が関係しているということです。
一連の事故で複数の人が病院に搬送され手当を受けましたが、いずれも命に別状はないということです。雪の影響で道央道は午後5時現在、江別西インターチェンジと旭川高須インターチェンジの間の上下線で通行止めになっています。東北地方太平洋沖地震の被災地では、仮設住宅に入居する高齢者の子供や孫に、この年末年始の帰省を控える動きが見られるということです。
こうした人たちを元気づけようと、ボランティア団体が年末年始に催しを行うことになり、参加を呼びかけました。今日は被災地でボランティア活動を続けているNGO団体などが、石川県羽咋市門前町の仮設住宅を訪れました。毛布などの支援物資を配りながら、「寒い日が続きますが、体調はいかがですか」などと声をかけていました。
団体によりますと、仮設住宅が狭いことや、地震を思い出し精神的に不安定になることを恐れ、子供や孫たちに帰省を控える動きが出ているということで、年末年始を寂しく過ごす高齢者が多いということです。このためボランティアたちは、大晦日と元日に仮設住宅の近くにある集会所で蕎麦や餅を提供する催しを開くことにしています。
活動を行った災害NGO唯野・柴住さんは、「年の瀬が近づくにつれ寂しさが増してくるという声をよく聞きます。少しでも安心できるように、年末年始の間も被災地の方と接していきたい」と話していました。6時のNHKニュース、谷口がお伝えしました。