<raw_text>0 10時のNHKニュースです。明日の大晦日から元日にかけて、冬型の気圧配置や寒気の影響で、北日本と東日本を中心に大雪の恐れがあります。初詣など移動が増える時期にあたるため、最新の気象や交通の情報に注意してください。気象庁によりますと、大晦日にかけて日本海を進む低気圧と前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込む影響で、
北陸から東北にかけて大気の状態が非常に不安定になる見込みです。その後、大晦日から元日にかけては、冬型の気圧配置や寒気の影響で、北海道や東北と東日本の日本海側や山沿いを中心に、ところによって大雪になる恐れがあります。元日以降、北日本は寒気の影響を受けやすく、来月6日頃まで気温が平年並みか低くなる見通しで、
積雪が多い地域では、この後も雪の量が増える恐れがあります。気象庁は、雪による交通への影響に十分注意し、なだれや落雷、突風にも注意するよう呼びかけています。これから初詣など移動が増える時期にあたることから、最新の気象や交通の情報を確認するようにしてください。
下水から回収したリンを使って、工業製品などに使われる有用な化合物を作り出すことに成功したと、産業技術総合研究所が発表しました。工業用のリンの化合物は原料を輸入に依存していて、研究グループはこれまで利用されていなかった資源の活用につながる成果だとしています。
工業用のリンの化合物は、半導体の製造工程や、プラスチックやゴムを燃えにくくする材料などとして幅広く使われていますが、原料を輸入に依存していて、資源の確保が課題となっています。産業技術総合研究所の長縄有紀主任研究員などの研究チームは、
下水処理で生じた汚泥の焼却灰に含まれるリンに注目し、分離・回収した上で、他の物質と化学反応させました。その結果、燃えにくいゴムや接着剤の材料として使われているリン酸トリブチルという化合物を作り出すことに成功したと発表しました。今回合成できた化合物は少量で、コストの面などから実用化には時間がかかるということですが、
研究グループは、これまで工業用には利用されていなかった資源の活用につながる成果だとしています。長縄主任研究員は、「下水から回収したリンを農業用の肥料に使う動きは以前からありましたが、工業用途としての道筋をつけたのが今回の研究です。」と話していました。
リンを含んだ工業製品は身の回りにたくさんあるので、未利用資源の活用を今後も進めていきたいと話していました。競輪の年間チャンピオンを決める競輪グランプリが静岡市で行われ、33歳の小松裕作選手が3年ぶり2回目の優勝を果たしました。レースは1周400メートルのバンクを7周して行われ、
今年のG1レースで2勝を上げている小松選手は、序盤から中ほどにつけました。残り2周で、東京オリンピックにも出場した脇本優太選手が仕掛けると、小松選手がそのすぐ後ろにつけて2番手に順位を上げました。そして残り1周の最後の直線で脇本選手を差し切り、小松選手が3年ぶり2回目の優勝を果たしました。
2着には脇本選手よりわずかに前に出てフィニッシュした清水博人選手が入りました。小松選手は「本当に脇本さんが強かったし、最後は助けてもらった。今年の前半は思ったような結果が出なかったが、なんとか優勝できてよかった。また応援してもらえるように頑張ります。」と話していました。レースの売上金の一部はNHK厚生文化事業団に寄付され、福祉活動に役立てられます。
この時間のニュース、山下誠がお伝えしました。まもなく10時5分になります。