</context> <raw_text>0 11時のNHKニュースです。カザフスタン西部で起きたアゼルバイジャン航空の旅客機の墜落で、カザフスタン政府が設置した事故調査委員会は、墜落の原因を調べるため回収されたフライトレコーダーをブラジルの専門機関に送ると発表しました。
乗客乗員67人が乗ったアゼルバイジャン航空の旅客機は25日、アゼルバイジャンの首都バクーからロシア南部に向かいましたが、その後カザフスタン西部で墜落し、38人が死亡しました。アゼルバイジャンのアリエフ大統領は墜落について、ロシアの防空システムによる誤射が原因になったとの見方を示しています。こうした中、カザフスタン政府が設置した事故調査委員会は29日、
墜落の原因を調べるため回収されたフライトレコーダーを、航空事故の調査などを担当するブラジル空軍の専門機関に送ると発表しました。以下を国際民間航空機関からの助言とアゼルバイジャンとロシアの航空当局との協議に基づく決定で、墜落した旅客機がブラジルのエンブラエル社が製造した機体だったことも考慮に入れたとしています。
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高齢者が増加する中、自宅などで医師の診療を受ける在宅医療の患者が去年1日およそ24万人と過去最多になったことが厚生労働省の調査で分かりました。調査は厚生労働省が3年に一度行っていて、全国の病院や診療所などおよそ1万3000箇所を対象に、去年10月時点の入院や外来の患者数を取りまとめました。
このうち医師や歯科医師が自宅などを訪れて診療する在宅医療の患者数は、1日あたりの推計で23万9000人と、この項目の調査を始めた平成8年以降で最も多くなりました。在宅医療の患者数を年代別に見ると、
75歳以上の後期高齢者が1日あたりで20万2500人と全体の約85%に上っています。また在宅医療を提供する医療機関の内訳は一般診療所が最も多く51%と半数を占め、歯科診療所が40%、病院は9%と、在宅医療の多くを地域の診療所が対応しています。
今後在宅医療の患者はますます増加することが予想され、医療体制をどのように整備していくかが課題となります。一方、医療機関に入院している患者数は、1日あたりの推計で117万5300人と、現在の調査方法となった昭和59年以降で最も少なくなりました。
厚生労働省は今回の調査結果も踏まえて医療サービスの充実などを進めていく考えです。りそな銀行ではおととい夜から個人向けのインターネットバンキングやスマートフォン用のアプリでログインできなかったり、つながりにくくなったりする不具合が断続的に続いています。今日の未明に一時復旧しましたが、午後1時過ぎから再びつながりにくい状態になっているということです。
この不具合は同じグループの埼玉りそな銀行、関西みらい銀行、港銀行でも起きているということです。今のところ預金の抜き取りや不正な送金、顧客情報の流出などの被害は確認されていないとしています。銀行は大量のデータが外部から送りつけられたサイバー攻撃の可能性もあるとみて原因を調べるとともに復旧作業を進めています。
この時間のニュース、山下誠がお伝えしました。11時5分になります。