</context> <raw_text>0 9時のNHKニュースです。ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が始まってまもなく3年となる中、激しい戦闘が続くのが東部ドネツク州のウクライナ軍の輸送拠点ポクロウシクをめぐる攻防です。ウクライナ軍の報道官はNHKの取材に対し、ロシア軍の兵力は4倍だと述べ、厳しい戦いを強いられているとの認識を示しました。ウクライナ東部ドネツク州の要所ポクロウシクは、
ウクライナ有数の工業都市ドニプロと主要道路や鉄道で結ばれていて、ウクライナ軍は東部の前線に兵員や物資を送るための輸送拠点として利用しています。
アメリカのシンクタンク戦争研究所によりますと、ロシア軍は今年夏以降、ポクロウシクなどを狙ってドネツク州での進軍の速度を上げ、先月下旬までのおよそ3ヶ月間で、去年1年間に掌握した地域の3倍近い1100平方キロメートル以上を掌握したということです。ロシア軍は現在、ポクロウシクの南側からおよそ3キロの地点に展開しているとみられています。
ポクロウシク方面を担当するウクライナ軍のナザール・ボローシン報道官はNHKのオンラインのインタビューに対し、ロシア軍の兵力はおよそ7万人でウクライナ軍の4倍に上ると指摘し、兵力で上回る敵との戦いが続いている状況は厳しいと述べました。その上で、ロシア軍はポクロウシクの市街地に入るため左右から突破しようとしていて、
あらゆる手段を使って掌握しようとしていて、化学兵器も使用しているとので、ロシア軍は手段を選ばず掌握を試みようとしていると主張しました。一方でウクライナ軍はロシア軍に反撃しており大きな損失を与えているとも強調し、激しい攻防が続いているとしています。犯罪被害者や遺族の心情を刑務所などの職員が聞き取り、加害者に伝える制度が始まってから1年となり、
被害者などが制度を利用して加害者に伝達されたのは113件となりました。法務省は制度の周知に課題があるとして取り組みを進めることにしています。全国の刑務所や少年院では被害者や遺族の気持ちを職員が聞き取って施設にいる加害者に伝える取り組みを始めていて、法務省は先月末で制度開始から1年となったとして利用件数を公表しました。
法務省によりますと、先月末までに申し込みを受け付けた件数は延べ136件で、このうち被害者や遺族からの122件については聞き取りを終え、さらにそのうち113件はその内容が加害者に伝えられたということです。被害者からは「反省謝罪をしてほしい」「収容施設で何を考え何を学んでいるのか知りたい」という声があった一方、
「一生許すことはできない」という思いを伝えた人もいたということです。法務省は心情を聞いた加害者の中には「想像していた以上に被害が深刻でなかなか向き合えない」という人もいたが、「謝罪や被害弁償をしたい」と考え始めた人もいたと説明。利用が一部にとどまっているという声もあるので、「対象となる被害者の方たちに制度の周知を進めていきたい」としています。
今日午後7時ごろ、新潟県長岡市の住宅で火事があり、警察によりますと、この家に住む高齢の夫婦2人と連絡が取れていないということです。今日午後7時ごろ、新潟県長岡市上野沿町で住宅から炎が出ていると、近くに住んでいる人から消防に通報がありました。
警察によりますと、この住宅には高齢の夫婦と息子の3人が住んでいて、このうち50代の息子は市内の病院に搬送されましたが、80代の父親と70代の母親の2人と連絡が取れていないということです。消防車10台が出て消火活動にあたり、火は1時間後におおむね消し止められましたが、現在も消火活動が続いています。
現場はJR長岡駅から西に5キロほど離れた住宅街です。この時間のニュース、山下誠がお伝えしました。9時5分になります。