</context> <raw_text>0 午後2時のNHKニュースです。大晦日の今日、各地のそば店は年越しそばを求める人たちで賑わっています。東京千代田区の創業100年を超える老舗のそば店は、昨日から準備を行い、普段より1時間早い午前10時から開店しました。店内は1年をそばで締めくくろうと多くの人で賑わい、鰹だしの風味が広がる江戸前そばを味わっていました。
厨房では職人たちが慌ただしくそばを売っていました。この店では持ち帰り用のそばをおよそ2000食分用意していて、自宅で年越しそばを食べようという人たちが次々に買い求めていました。神奈川から訪れた50代の男性は「今年は大きな怪我をしましたが、年越しそばを食べて薬を落とし、見年の来年はしぶとくいきます」と話していました。静岡から里帰り中の30代の男性は
「喉越しが美味しいです。今年は転勤もあり変化があった1年でした」と話していました。全国のそば店などが加盟する日本麺類業団体連合会によりますと、今年は電気・ガス料金の値上げによって価格の値上げを余儀なくされた店も多かったということです。店主で日本麺類業団体連合会の田中秀樹会長は「公共料金や人件費が高騰し、業界を直撃しています。
来年は明るく希望の持てる一年にしたい」と話していました。一方、広島市の料理店は明日の元日を前に、正月に味わうおせち料理を受け取る人たちでにぎわっています。広島市中心部の日本料理店では午前10時からおせち料理の引渡しが始まり、予約していた人たちが次々と訪れて「良いお年を」と談笑しながらおせち料理を受け取っていました。
この店では、数の子や黒豆などの縁起物に加えて、日持ちがするよう焼き物や煮物を中心に入れた28種類の品からなる38,000円のおせち料理を用意しました。さらに去年より一回り大きいアワビや広島特産の牡蠣を使った料理を加え、楽しみながら食べられるようにしたということです。購入した50代の男性は
「カープやサンフレッチェは優勝できず残念でしたが、私にとってはいい1年でした。元気を出して新年に向けていいスタートを切れたらと思います」と話していました。40代の女性は「家族で集まっておせちを囲んで過ごします。おせちは日本の伝統なのでこれからも食べていきたいです」と話していました。
プロ野球ロッテからポスティングシステムでの大リーグ移籍を目指している佐々木朗希投手の大リーグ移籍を目指している佐々木朗希投手の代理人が会見し、今後の見通しなどを説明しました。佐々木投手は160キロを超えるストレートと鋭く落ちるスプリットで世界で最も才能のあるピッチャーの一人と評価されていて、大リーグの労使協定によって契約金や年俸の額が制限されるため、球団の資金力を問わず激しい争奪戦になっています。
佐々木投手の代理人のジョエル・ウルフ氏はオンラインで会見を行い、大リーグ全30球団のうち20球団から交渉のための資料が届き、このうち数球団と面談をしたことを明らかにしました。佐々木投手の希望で、面談はすべてロサンゼルスの事務所で2時間以内という条件で行われたということで、
「彼は各球団に同じ宿題と呼ぶものを出して、自分をどのように分析しているのかを見ていた。彼は史上最高のピッチャーになりたがっていて、球団が自分の成長をどのように手助けしてくれるのかに強い興味を持っている。チームに日本選手が所属しているかどうかは気にしていないようだ」と説明しました。佐々木投手は面談には選手が同席しないことも希望したということで、ウルフ氏は
「彼は交渉のプロセスも唯一無二だ。最終的に一つか二つの球団の施設などを訪問し、決断するだろう」と見通しを話しました。佐々木投手は来月15日から交渉の期限の23日までの間に契約を結ぶ見込みです。伊藤がお伝えしました。