</context> <raw_text>0 5時のNHKニュースです。新型コロナウイルスの感染拡大が最初に明らかになった中国の武漢で、地元当局が原因不明の肺炎として感染を初めて公表してから今日で5年です。ウイルスの発生源が特定されない中、WHO(世界保健機関)は中国に対し、道義的かつ科学的な責務だとしてデータを共有するよう改めて求めました。
新型コロナウイルスは発生源が特定に至っておらず、武漢にあるウイルス研究所から流出したという見方もありますが、中国はこれを否定し反発しています。WHOは30日に声明を出し、ウイルスの起源を把握するため中国に対してデータを共有するよう改めて求めました。その上で、データの共有は道義的かつ科学的な責務だと強調し、
各国間の透明性や情報共有、協力がなければ、世界は将来のパンデミックに対して適切な予防や備えをすることができないと訴えています。大晦日の各地の様子です。高知市の老舗料理店では、海の幸や山の幸を直径40センチほどの大皿に豪快に盛り付ける郷土料理、沢煮料理の準備がピークを迎えています。
料理人たちが夜も明けきらぬうちから様々な料理を盛り付ける作業に追われていました。紅白のかまぼこや黒豆の蜜煮などおなじみの縁起物に加え、高知県産の伊勢海老や柚子を効かせた酢飯が自慢のサバの姿寿司など、正月らしいおよそ30種類の料理が盛り付けられていました。料理店の北村光介営業部長は、
「沢煮を見ていただいて、華やかだな、今年もいい1年になるぞと思ってほしいです」と話していました。津市のカニ専門の水産会社では恒例の催しカニ祭りが行われています。今年はズワイガニやタラバガニなどおよそ50種類が用意され、普段より1割ほど安く販売されているものもあるということで、買い求める客で長い列ができていました。
また、ズワイガニの鍋が無料で振る舞われ、訪れた人たちが美味しそうに味わっていました。新鮮なマグロをその場で切り分けて提供する即売会や、イケスで釣った魚を持ち帰ることができるコーナーも設けられ、たくさんの海産物を抱えて帰る人の姿が多く見られました。訪れた17歳の女性は「カニが好きで、毎年家族で来ています。来年から看護学校に行くので頑張りたいです」と話していました。
鳥取市にある農産物の直売所「わったいな」では、正月用品のコーナーを設けて、県内の生産者から直送された黒豆や小豆、正月飾りのしめ縄などおよそ3000品目を販売していて、昨日までの3日間でおよそ1万人が来店したということで、今日も訪れた人が食料品や正月飾りの花などを選んでいました。
また、隣の海産物の直売所「カロイチ」では、地元で水揚げされたオスの松葉ガニやメスの親ガニ(ブリ)など新鮮な海産物が並べられ、買い物客でにぎわっていました。鹿児島から訪れた女性は「親ガニと甘エビを買いました。鹿児島の家に持ち帰り、鍋にして家族と食べたいです」と話していました。
山梨県美濃部町の美濃部山久遠寺では、高校の陸上部の生徒たちが本堂に通じる287段の石段を駆け上がる1年締めくくりの合同練習を行いました。今年は美濃部高校、日川高校、甲府東高校からおよそ100人が参加し、一斉にスタートした生徒たちが石段を駆け上がりました。
一番上まで登り切ると石段を引き返したり、脇の坂道を駆け下りたりして、90分間石段登りを繰り返しました。10往復以上したという2年生の男子生徒は「来年は400メートルのタイムを5秒縮めたいので、今日はまだまだ走り込みます」と話していました。5時のNHKニュース、谷口がお伝えしました。