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#001 内田雄基レポートfrom「飯田浩司のOK!Cozy up!」

2025/5/22
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飯田浩司のOK! Cozy up! Podcast

AI Deep Dive Transcript
People
内田雄基
大三川秋彦
松谷慎吾
江口有近
Topics
内田雄基: 我参加了日本首次以欺诈对策为主题的“欺诈对策会议日本2025”,并带来了未公开的报道。会议揭示了全球欺诈日益严重,手段和规模都在增加。在尼日利亚,甚至出现了父母鼓励孩子成为诈骗犯的现象。会议汇集了各界代表,讨论了欺诈的最新动态、平台责任以及跨部门合作战略。我将结合会议发言者的声音,介绍当前欺诈的实际情况以及各机构为根除欺诈所采取的行动,以及我们能做的事情。 江口有近: 从组织犯罪的角度来看,诈骗是一种能够直接获取现金或资产的有利可图的犯罪。日本的特殊诈骗,即利用电话的诈骗,已经存在了大约20年,政府一直在努力解决这个问题。最近,诈骗分子甚至使用社交媒体发送伪造的图像,利用投资诈骗和爱情诈骗正在迅速增加,损失金额巨大。去年一年的损失超过1200亿日元,加上特殊诈骗,日本国民遭受的损失接近2000亿日元。 大三川秋彦: AI正在改变诈骗的方式,扩大了目标范围,个人也可能成为目标。过去,诈骗犯会分析受害者,然后冒充他人来骗取钱财,但现在人工智能可以冒充他人,创建文章、语音、图像和视频。人工智能正在利用五种感官来进行诈骗,使得欺骗更加难以察觉。 松谷慎吾: 欺诈受害者的报告不足是一个全球性问题,在日本,有相当一部分受害者因为认为问题无法解决或不想让人知道自己被骗而没有报告。收集用户报告对于掌握实际情况至关重要,因此需要改善报告渠道,并为不同年龄段的人创建更易于访问的咨询窗口。

Deep Dive

Shownotes Transcript

日本放送ポッドキャステーション内田雄基レポートfrom飯田浩司のOK!Cozy up! 飯田浩司のOK!Cozy up! 日本放送アナウンサーの内田雄基です。4月から金曜日に担当しております。今回はポッドキャスト限定企画

内田雄基レポート from 飯田浩司のOK!Cozy up!として、5月23日の放送で紹介しました日本で初となる詐欺対策に特化した「詐欺対策カンファレンスジャパン2025」について、番組の本編で紹介しきれなかった内容をレポートいたします。今回取材しました「詐欺対策カンファレンスジャパン2025」とは、

グローバルアンチスキャムアライアンス(GASA、グローバル詐欺対策連盟)が開いた、日本で初となる詐欺対策に特化した大規模な会合です。詐欺は世界的にその件数が増えまして、手口の巧妙化、そして被害規模のいずれもが深刻さを増しています。先進国、新興国問わず拡大していて、例えば西アフリカの国ナイジェリアでは、

簡単に稼ぐことができることから、学校に行かずに詐欺師になれと親が子供に言うことが珍しくないと言います。

こうした状況を受けまして、今回グローバル詐欺対策連盟、主要スポンサーであるトレンドマイクロなどの企業と連携し、日本で初となる詐欺対策に特化した大規模な会合、カンファレンスを5月14日(水)にグーグルの渋谷オフィスで開催しました。私がそちら取材してまいりました。

この1日限定の会合では、政府機関や法執行機関、関連団体、学術機関の専門家に加えまして、プラットフォームの事業者やサイバーセキュリティの企業、さらには様々な業界を代表するリーダーたちが一堂に会しました。Googleからは副社長のクリスター・ナッシュ、そして世界各国の政府機関や法執行機関の担当者、

日本からは警察庁の組織犯罪対策部の江口部長、ウイルスバスターを手掛けるトレンドマイクロから大三川副社長らが登壇しまして、詐欺の最新動向、それからプラットフォームに求められる責任、そして産官学の垣根を超えた連携戦略について議論を交わしていました。

今回はこのカンファレンスでの登壇者の声も交えながら、現在の詐欺の実態と詐欺根絶に向けて様々な機関が動く今、私たちができることについてご紹介していきます。まずは日本における詐欺被害の実情について、警察庁組織犯罪対策部の江口有近さんの説明をお聞きください。

まず詐欺については、組織犯罪側から見ますと、現金なり資産を直接的に得るという意味で非常にメリットが大きい犯罪ということなんだろうというふうに思います。日本ではこれは、

特殊詐欺ということで、元々の電話を利用したですね、詐欺が20年ほど前から増えてきたというところで、政府を挙げて取り組んできたところであります。最近はですね、SNSなども併用しながらですね、画像、動画の画像を送るとかですね、

そんなことまでしながら行われているところでございます。この電話利用型の特殊詐欺についても急激に被害額が増えてきているというところでございます。

この勢いは今年も続いているというところで非常に危機感を覚えているということで、被害額は昨年で721億円ということになっているところであります。SNSを利用した投資詐欺、ロマンス詐欺であります、おととしから急速に増え出しておりまして、桁が変わってきたというところでございます。

昨年1年間での被害額は1200億円を超えたということでありまして、先ほどの特殊詐欺と合わせますと2000億円近くが日本国民が被害に遭ったというところであります。

詐欺被害は年々増加傾向にあります。一昔前ですと高齢者が狙われやすいというイメージがありましたが、現在はネット上でのやり取りや決済などに慣れている、私もそうですが若い世代、20代から30代なども狙われやすくなっているそうです。

またこの増加傾向に拍車をかけるのが詐欺の進化です。詐欺の進化は身近な存在になってきたAIの進化と連携していると見られています。これまでの詐欺とAIが進化してからの詐欺の手口、この変化について語るトレンドマイクロ大三川秋彦副社長の音声をお聞きください。

人間がソーシャルネットワーク上で、友達関係どうなっているのか、どんな言葉を使っているのか、どういうふうにやっているのか、どういう趣味思考かなと考えてやっていたという世界から、どんどんAIによってディープフェイクも出ました。テキストだけではない世界での訴えられる接点が増えたわけです。

それによってまさに入り口がテキストであったり、そういったものの世界から、その目で見たり感じたり、そういうことで五感に訴えるような詐欺の入り口というものに変化していったということで、非常に巧妙化もされましたし、ターゲットの拡大も一般のユーザーも含めて巻き込まれてきているということ。有名人だけではない、まさに国でもない、個人そのものが狙われている世界。

詐欺の入り口、騙す相手と詐欺師が接触するときはSNSとか電話とかインターネットのサイト、メールなどでやり取りをしますが、これまではAIが出てくるまでは相手を分析した上で人が人になりすましてお金を騙し取ってきました。例えば子供や孫になりすますオレオレ詐欺、それから警察になりすましての詐欺などです。しかし現在は、

AIが人になりすましてお金を騙し取っています。文章も音声も画像も動画もAIが作ってなりすませる時代になってしまいました。AIがそういった五感に訴えて詐欺をする時代だと大三川さんは言います。

実際にこのAIが作る動画や画像、ディープフェイクと言われるものがあるんですが、これを使って香港で多国籍企業に勤務する会計担当者がですね、ビデオ会議で最高財務責任者(CFO)を装った相手に騙されまして、

合わせて2億香港ドル、日本円にしておよそ38億円を詐欺グループに送信してしまうという事件があったなど、実例もこれあります。こうしたAIが人になりすます詐欺の対抗策として、AIのディープフェイクによるなりすましなどを見抜く詐欺対策に特化したスマホ向けアプリ「トレンドマイクロ詐欺バスター」などの紹介がカンファレンスで行われていました。

詐欺は人対人から人対AI、そしてそのうちAI対AIになっていく、まさに過渡期にあります。さてこのようにですね、世界の高度な詐欺手口と対策についてカンファレンスの中では話し合われていたんですが、私内田が驚いたのは、詐欺の報告情報を集めることが難しいと世界各国の詐欺対策のプロフェッショナルが共通意識を持っているということでした。

トレンドマイクロの2025年3月に実施したアンケートによりますと、日本の全世代で詐欺に遭遇、詐欺かもしれないメッセージやサイトを見かけたことのある人の割合は6割強という結果でした。そして何らかの詐欺に遭遇した人のうち実際に被害にあった人の割合は3割強という結果が出ています。これはもう身近に詐欺が潜んでいて、そして誰でも詐欺の被害に遭う可能性があるということを示しています。

これだけ詐欺が蔓延して、そして手口が巧妙化、進化を遂げている中で新たな対策をしていくには、その詐欺の手口、それから被害金額などの実態把握が重要になりますが、その実態把握の中心となる被害者からの報告が世界各国なかなか集まらないとされています。

日本の詐欺被害の報告に関する実態について、トレンドマイクロ松谷慎吾さんはこのように語っています。「被害の潜在化、グローバルでもあまり報告されないということが課題というのがありまして、国内でも同じように31.5%が報告も相談もしないという結果ですね。注目していただきたいのはですね、なぜ報告しなかったっていうのは解決できないと思ったから。

これは多分報告窓口の対応能力を示していかないといけないということと、あと詐欺被害に遭ったことを知られたくなかったという、ちょっと恥ずかしいという思いはもしかしたらあるのかもしれないんですけども、そういう項目、こういうユーザーの報告というのは実態把握に極めて重要だと思っています。ですのでこの数値からユーザーの啓蒙だったりとか、より相談しやすい窓口というのを作っていく、あるいはそれは一つではなくて年代がかなり

幅広なので年代別により相談しやすいということを他組織で作っていくということが重要になるのかなと思います。」世界的にも詐欺被害は報告割合が低く、これが問題とされているそうです。新興国などではそもそも詐欺の被害にあったということを認識していない人も多いといいます。

報告することでまずは自ら自分の被害の解決につながる可能性があるというだけでなく、次の被害を減らす一助になるということなので、簡単に報告できる社会的な仕組みの整備が今後重要性を増してきます。

現在日本では各都道府県警察の相談窓口で報告できるほか、電話で♯9110にかけますと相談窓口に電話がつながります。少しの金額、小額の被害の相談も問題ありません。また被害を受けると同様の手口で繰り返し狙われるリスクもあります。

被害の可能性を感じた場合は、周囲の身近な人、家族や友人などに相談することが望ましいということも言われていました。詐欺は被害者の財産だけでなく、その人の人生、未来をも奪いかねません。詐欺が進化している今、今回のカンファレンスに参加していた企業団体をはじめとする対策のプロフェッショナルが日夜、詐欺の撲滅に向けて取り組んでいます。

もし万が一お聞きのあなたが詐欺被害にあってしまった場合、しっかりと窓口への報告、そして周囲の人へ相談することが対策を進化させ、私たち自身を守ることにつながると改めて意識していただければ幸いです。ポッドキャスト配信限定内田雄基レポート from 飯田浩司のOK!Cozy up!

今回は「詐欺対策カンファレンスジャパン2025」を取材しました。今後も様々な取材を行っていきますので、飯田浩司のOK!Cozy up!本編と合わせてぜひお聞きください。ここまでのお相手、日本放送アナウンサーの内田雄基でした。