筒井義信会長は2025年の日本経済を「晴れ時々曇り」と予測しています。大筋では晴れ(好調)と見ていますが、地政学的リスクや米国の政策、中国の景況感など不安定要因が存在するため、時々曇り(不透明感)が生じると考えています。特に米国の関税問題や移民政策が世界経済に影響し、日本にもマイナスの影響が及ぶ可能性があると指摘しています。
2025年の日本経済を牽引する主な要因は、国内の消費と企業の設備投資です。賃上げが3年目を迎え、実質賃金の上昇が消費を盛り上げると期待されています。また、企業の収益が顕著で、GX(グリーントランスフォーメーション)やDX(デジタルトランスフォーメーション)を含む設備投資が活発化していることも経済の成長を後押しすると見られています。
2025年の実質賃金は、プラスとマイナスが交互に現れると予想されています。後半には物価が落ち着き、2%を少し下回る水準になると、実質賃金は上昇トレンドに入ると見られています。春闘では、賃上げ額の目標として4万5千円を目指し、少なくとも4万2千円程度までの確実な路線を歩むことが期待されています。
筒井義信会長は、日本経済にとって適切な為替水準は145円程度と考えています。この水準は、物価や成長率、株価に極端な影響を及ぼさない範囲内であり、現時点での適正な水準と見ています。
2025年の日本経済における主なリスク要因は、地政学的リスク、米国の政策(特にトランプ政権の関税や移民政策)、中国の景況感の不透明さなどです。これらの要因が世界経済に影響を与え、日本経済にもマイナスの影響を及ぼす可能性があると指摘されています。
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テーマは、「2025年の経済展望」
第1回目は
日本生命保険相互会社 筒井義信会長へのインタビューです。
筒井会長は次期・経団連会長に選ばれています。
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