The Japanese economy is expected to remain resilient but faces uncertainties primarily due to U.S. economic policies, particularly regarding tariffs and immigration. These factors could lead to fluctuations, such as sudden economic downturns or inflationary pressures.
U.S. immigration restrictions could exacerbate Japan's labor shortage, similar to issues seen during the COVID-19 pandemic. This could lead to increased wages and higher production costs, which would ultimately raise product prices. For McDonald's, which imports many ingredients, this could significantly increase raw material costs.
McDonald's Japan focuses on creating unique and exciting experiences, such as limited-time collaborations like the Evangelion Burger. These initiatives aim to make customers feel that the value they receive justifies any price increase, ensuring they continue to visit.
McDonald's Japan emphasizes regional engagement by collaborating with local sports teams, hosting charity events like Ronald McDonald House Charities, and responding to local government requests to open new stores in underserved areas. This approach strengthens its presence and connection with local communities.
McDonald's Japan struggles with labor shortages, especially in areas with declining populations. To retain employees, the company focuses on offering flexible schedules, a sense of purpose, and a fun work environment. It employs over 210,000 crew members, including students, housewives, and seniors.
McDonald's Japan aims to provide customers with a sense of value for money by enhancing product quality and introducing convenient tools like mobile ordering. The brand remains committed to being affordable and accessible, avoiding any shift toward becoming a premium brand.
McDonald's Japan finds an exchange rate of around 130 yen to the dollar to be comfortable. While 120 yen was ideal three years ago, the current economic conditions make that level difficult to achieve in the near future.
日本放送ポッドキャストステーション 飯田康二のリーダーズビジョン。日本放送アナウンサーの飯田康二です。「飯田康二のリーダーズビジョン」は、様々な業界の企業・団体のリーダーから、これからの時代、ビジネスパーソンに求められる知恵と知識を学ぶ、「飯田康二のOK! Cozy up!」ポッドキャスト限定コンテンツです。
今回は、1月7日(火)東京都内で行われました経済3団体の新年祝賀パーティーに参加した企業のトップへのインタビューをお送りいたします。経済3団体とは、日本を代表する経団連(日本経済団体連合会)、経済同友会、日商(日本商工会議所)の3団体です。
企業のトップが一堂に集まる祝賀パーティーで、今年2025年の日本経済のキーワード、日本の景気などについて伺いました。今回は、日本マクドナルドホールディングス株式会社 日色保社長兼CEOへのインタビューをお送りします。
日本マクドナルドホールディングス、日色社長にお話を伺います。社長、明けましておめでとうございます。おめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。よろしくお願いします。さあ、2025年が始まりました。まずは天気予報で例えていただこうと思うんですが、今年1年を予想するとどういった予報になりますでしょうか?そうですね、「晴れ時々雨、狐の嫁入り」のような感じではないでしょうか。
基本的には日本経済、底堅いと思いますし、顕著に伸びていくと思うんですけども、不確定要素がやっぱりありますよね。今年はやっぱりアメリカの経済政策がどうなるかというのは非常にありますので、それによっては「晴れてるんだけど、ちょっとなんか雨が降ってて、あれ?どうしてだろう?」っていうのはですね、そういったことも予想されるんじゃないかなと思っています。
トランプさん、いろんなことをすでにSNSなどで発信してますけど、どこが一番気がかりになりますか?そうですね、やっぱり関税の政策、そして移民政策でしょうか。日本は本当に資源がなくてですね、自由貿易によって経済成長をしていた国ですから、大きな意味での「自由貿易」というのが、
そのフレームワークが壊れてしまうと、日本にとっては非常にネガティブな影響が多いんじゃないかなと思っています。また移民が制限される=人手不足。それによって、コロナの時もあったんですけども、いろんな工場ですとか働き手が足りなくなってしまって、時給がものすごく上がってですね、それが商品価格に影響して…ということもありますので、
マクドナルドは結構大きな食材を輸入していますから、そうしますと非常に原材料価格が上がってなると非常にネガティブかなと思っています。
その移民の話なり、全部アメリカにとってはインフレに働いていくと、そうするとアメリカの貯金にも上がっていって、これは為替にとっては円安の圧力になっちゃいますよね。そうですね、今この水準でももう本当に厳しい水準なんですけども、これ以上円安になると本当に商品価格に転化せざるを得ないんですけども、しかしお客様が、
どの水準までだったらビッグマックを購入していただけるかということにダイレクトにつながりますので、非常に難しい舵取りになりますよね。そういった商品開発の面ですと、季節ごとの商品というのもありますが、いろんなコラボレーションというのもされていらっしゃいますよね。まさに昨日からエヴァンゲリオンバーガー。
私も最初聞いた時「エヴァンゲリオンバーガーってなんだ?」と思ったんですけど、どっかにやはりですね、マクドナルドらしい楽しさ、なんかちょっとワクワクするような、「マクドナルドに行ったらなんかちょっと違う、友達に話してみたくなるような経験ができる」そういったことをやっぱり大事にしていきたいと思ってますし、それがやはり大きな意味では、多少値段が上がっても「マクドナルドにやっぱりまた行ってみたいな」って思ってもらえる要素だと思うんですよね。
ちょうど先ほど私の夫から「エヴァンゲリオンバーガー買ったよ」っていう連絡が来て…そうなんです。私、ゴジラバーガーの時は全種類食べました。そうですか。ありがとうございます。あと、石破政権が地方創生というのを掲げていますけれども、その地域のコミュニティにおける存在感であるとか、何かイベントとか、そういった部分で考えていらっしゃることっていうのは何かございますか?
そうですね、マクドナルドってこういう全国チェーンなので、非常に画一的ないお店だっていうイメージがあるんですけど、実は非常に地域密着なんです。3000店舗近くありますから、それぞれのお店でその地域のお客様にサービスをして、地域の方々が働いてくれていてっていう、非常に地域密着なんですね。
ですから地元のスポーツチームといろんなコラボレーションをしたりだとか、「ドナルド・マクドナルド・ハウス」のような、そういったチャリティーイベントも非常に熱心にやっていますし、こういうのはこれから続けていきたいなと思っています。昨年の終わり頃に、
非常に人口が少ないところでぜひマクドナルドを出してほしいという自治体の要望があって、自治体からもいろんな支援をいただいて新しくお店を出したというのがありました。
そしたらそこのフランチャイズのオーナーがおっしゃってましたけども、「3日間でこの地域の高校生は全員来た」って言ってましたね。そのぐらいやはり「うちの街にマクドナルドがない、今回新しくできた、絶対行ってみたい!」そうやって思っていただけるブランドだっていうのはすごく嬉しく思いますし、そういうふうにこれからも思っていただけるように頑張らなきゃいけないなと思いました。
全国に3000店舗以上あって、そこで働いていらっしゃるクルーの皆さんがいらっしゃって、そのやっぱり人手をどう確保するかというのも大事な問題だと思うんですが、その辺はいかがですか?いや、これは先ほどのお話なんかもまさにそうなんですけども、やはり人口がどんどん減っていくところは特にですね、クルーの確保が非常に難しいですね。今マクドナルドにはクルー(アルバイト)が21万人いますので、
これは学生さんが多いんですけども、主婦の方、シニアの方々、いろんな属性の方が働いていらっしゃって、それぞれ全ての方々にリーチしないと店が維持できないということで、ですからいかに働き続けてくれるかという、それをしっかり用意していかないと店が立ち行かないですね。
そういった部分で何か今考えている課題解決の部分というのはありますか?そうですね、やはりクルーの方々に聞くと「時給も大事なんだけど、やっぱりフレキシビリティとか、自分のいろんな予定に合わせてシフトが組めるとかですね、あとはやりがいとか、何よりも楽しいとやっぱり、
やっぱり仲間と一緒に働くことが楽しいと思ってくれる、そういう雰囲気とか文化をちゃんとお店で作っていかないと定着しないんですよね。ですからこれは本当にマクドナルド全体でもそうですし、それぞれのお店のオーナーや店長がいかにそういう文化をちゃんと作るか、そこに尽きるかなと思いますね。
本当今年の経済考えた時に「晴れで時々雨かもしれない」という話がありました。日本経済全体もデフレからの脱却、先行き不安と言われます一方で、マクドナルドさんというとかつてはデフレの象徴のような「50円、60円のバーガー」というようなこともありました。そこから今度転換していく中で、どういう新たなマクドナルド像みたいなもの、ハンバーガー像みたいなものと、
出していくおつもりでいらっしゃいますか?そうですね、マクドナルドはもうやっぱりお客様からして非常にお得感のあるブランドである、これはもう未来永劫変わらないと思います。マクドナルドが高級ブランドになることは絶対ないです。ですからいかにお客様に「これだったらこの値段に見合う、それ以上の価値があるね」って思っていただける、それを追求するしかないかなと思っています。ですから商品の質もそうですし、
最近非常にたくさんのお客様が利用していただいているモバイルオーダーだとか、ああいう非常に便利なツールですとか、そういったものをしっかり用意していかないとお客様に見放されてしまうので、一生懸命みんなでやっているところです。最後に、様々なものをアメリカからも輸入されているという話がありました。その意味で為替のレンジ、どのくらいが心地いいというふうにお考えですか?そうですね、
ほんの3年前までは120円くらいだったんですよね。ですから120円というとさすがに今は難しいでしょうけども、心地よいと言いますと、なんとか130円くらいには本当になってくれるといいのになと。ただ、ちょっと近々には難しいかなと思って見ています。「飯田康二のリーダーズビジョン」次回は、ANAホールディングス代表取締役社長、片野坂真哉氏へのインタビューをお送りします。