竹増社長は2025年の日本経済を「晴れ時々曇り、後晴天」と予測しています。一時的な不確定要素、特にグローバルな政治的な変化(例:アメリカの新政権)が曇りの要因として挙げられていますが、最終的には明るい未来を期待しています。
ローソンは「地域創生コンビニ」や「地域共生コンビニ」として、地方のニーズに応える形で店舗を展開しています。特に、スーパーの撤退跡地に進出し、生鮮食品や冷凍食品、惣菜などを提供することで地域住民の生活を支えています。新規出店の1割から2割を地方エリアに集中させる計画です。
ローソンは地域住民や自治体と協力し、無人コンビニやアバタークルーを導入しています。例えば、公園に無人コンビニを設置し、地域住民がイベントを開催できる場を提供することで、地域活性化に貢献しています。また、ドローンやロボティクスを活用し、より暮らしやすい街づくりを目指しています。
アバタークルーは人手不足に対応するための革新的なソリューションです。一人で複数店舗を管理でき、高齢者との温かいコミュニケーションも可能です。さらに、スウェーデン在住者など、遠隔地からの働き方を実現し、生産性向上にも寄与しています。
ローソンは地域ごとのニーズに合わせて商品やサービスを提供しています。例えば、生鮮野菜や惣菜、冷凍食品など、地域住民が必要とする商品を店舗に並べています。また、地域住民と協力して新しい店舗形態を模索し、地域性を反映した店づくりを進めています。
「飯田浩司のLeader's Vision」 様々な業界の企業・団体のリーダーから、これからの時代、ビジネスパーソンに求められる知恵と知識を学ぶ、「飯田浩司のOK!Cozy up!」ポッドキャスト限定コンテンツ。 今回は、1月7日(火)に東京都内で行われた経済三団体の新年祝賀パーティに参加した企業のトップへのインタビューを『OK! Cozy up!』で紹介できなかったパート含めフルサイズで配信しています。 テーマは、「2025年の経済展望」 第4回目は株式会社ローソンの竹増貞信社長です。See omnystudio.com/listener for privacy information.</context> <raw_text>0 日本放送アナウンサーの飯田浩二です。飯田浩二のリーダーズビジョンは、様々な業界の企業団体のリーダーから、これからの時代ビジネスパーソンに求められる知恵と知識を学ぶ、飯田浩二のOK!Cozy up!ポッドキャスト限定コンテンツです。
今回は、1月7日(火)東京都内で行われました経済3団体の新年祝賀パーティーに参加した企業のトップへのインタビューをお送りいたします。経済3団体とは、日本を代表する経団連(日本経済団体連合会)、経済同友会、日商(日本商工会議所)の3団体です。
企業のトップが一堂に集まる祝賀パーティーで、今年2025年の日本経済のキーワード、日本の景気などについて伺いました。今回はコンビニエンスストア、株式会社ローソンの竹増貞信社長へのインタビューをお送りします。ローソンの竹増社長にお話を伺います。「明けましておめでとうございます。」「おめでとうございます。本年もよろしくお願いします。」「お願いいたします。」
まずは社長、2025年が始まりました。今年1年をですね、天気予報に例えていただいて、どういった予報をされますか?「そうですね、晴れ時々曇り後晴天。後晴天。」
一瞬曇るけどぐらいの感じ。「一瞬、ちょっと曇りが、ちょっとちょっと来るかなぐらい。」その雲ってどの辺からやってきますか?「ちょっと政治方面から。やはりグローバル的にですね、いろいろ不確定要素というか、どうなるんだろうみたいなことがたくさんイベントとしてありますので。1月もうすぐアメリカ新大統領トランプさんも着任されますし、その後いろんな変化が…」
「これが実は曇りの変化に見えて、パッと晴れて実は明るい世の中、やっぱり期待したいですよね。希望も込めて。」というと「希望を込めてます。」不確定要素でトランプ新政権の話もありましたけれど、具体的な部分で「ここ心配だな」っていうのって何かございますか?「アメリカファーストとかいろいろ言われてますけれども、関税問題であるとかですね。ただ変化があると…」
「言うことさえもきちっと心に置いておけば、あとはそれに対応していくだけですので。しっかりとやっぱり変化をチャンス、そういうポジティブな気持ちで入っていきたいと思います。」
「私は秋田の出身なんですけれど、石破政権は地方創生ということも掲げていらっしゃいます。私が秋田にいた頃というのは、特にやっぱりローソンが秋田の中のコンビニというのを支えていらっしゃったイメージがあるんですよね。地方におけるローソンの価値であったり、今後の展望というのは何か考えていらっしゃることはありますでしょうか?」「ありがとうございます。実はやはりこのローソン、本当に地方の地域の皆様にすごく支えていただいています。」
「実はコンビニ、一昔前は出かけた時にお腹が空いた、おにぎり食べよう、喉が渇いた、お水お茶を買おう、そういった需要に支えられてたんですけど、実はコロナの中で日常生活で使っていただけるようにどんどん変わってきまして。今は冷凍食品もお惣菜もあるいはもちろん唐揚げ粉もあるわけですけれども、生鮮野菜も置いてます。そういったことで地方から『ローソン来てくれないかと』…」
「実はスーパーさん撤退するんですと、そこの跡地にどうぞ来てくれないというお話をたくさんいただけるようになってきて。今地域創生コンビニ、地域共生コンビニという名前で我々今展開しておりまして、実はすごく大事にして、今後新規出店の1割から2割はそういったエリア地域に出していきたいというふうに考えています。」
「そうすると地方の自治体と協力したりだとか、そういうことも考えられるわけですか?」「はい、いろんなお声もかけていただいてますし、自治体さんと一緒になってその街を本当に今度KDDIさんにも株主になっていただいたんで、つなぐプロですから、ローソンとそれから地域の方々をつないで、そしてそこにドローンやロボティクスを入れて、より暮らしやすいそしてみんながゆるーくつながる温かい街づくり、そういったことにチャレンジできないかなと思ってます。」
「それこそそこにはその地域ごとの地域性みたいなものもお店にあったりとかっていうのも考えられますか?」「おっしゃる通りですね。やはり地域の方が必要にされているものっていうのは地域地域で異なってきます。やはりそれに合わせてしっかりと提供していきたいな、あるいは地域の方と一緒になって作り上げていく、そういった形を探していきたいと思っています。」何か地域の人と一緒にやっていきたいことって何か展望ってございますか?「実は一昨年ですね…」
「公園にローソンアバタークルーさん、リモートで働くクルーさんがいる無人のコンビニを出したんですね。その横にはカフェなんかも出していただいて。そうするともう本当に寒酸とした公園がですね、地域の住民の方がイベントを持ち込んでこられて、すごく活気のある公園に生まれ変わって、行政の方からも…」
「ありがとうございます。これすごいね、想像以上です。」という声もいただいて、やはりそういった形で地域の方と一緒になって、公園だけじゃなくて街を盛り上げていく、そういう拠点にローソンがなっていきたいと思っていますので、ぜひそんな展開もやっていきたいと思います。」
「しかもそれがアバターコンビニだと、これ今度人手不足にも対応できるわけですね。」「おっしゃるとおりです。アバタークルーさんというのは一人で何店舗でも働けるんです。そしてすごく面白いんですけど、本当に高齢の方が来られても『あなた人間?それともロボット?』と働いて…」
「話しかけられたいや、私人間で、こっち側で人間ですよって言うと、すごく温かい雰囲気で『なんだよかった』みたいな感じで『また明日も来るね』っていうような会話がどんどん成り立っていくんですね。この温かさもアバターさんから感じていただいて。働き方改革も今年はですね、スウェーデンからも日本のコンビニでアバタークルーさんで働いていただけるんですね。」
「スウェーデンにお住まいの方ってことですか?」「いろんな働き方を追求もし、そしてやはり生産性も上げていける、そんなことを皆さんと一緒にやっていきたいと思っています。」「なんかワクワクしますね。」「ありがとうございます。」ローソンの竹増社長にお話を伺いました。「どうもありがとうございました。」飯田浩二のリーダーズビジョン。
次回は日本マクドナルドホールディングス株式会社、日高保社長兼CEOへのインタビューをお送りします。