cover of episode ベッドで食べる菓子パンの味とは。歌人・穂村弘さんが描く食べものの話。

ベッドで食べる菓子パンの味とは。歌人・穂村弘さんが描く食べものの話。

2025/3/3
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味な副音声 ~voice of food~

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People
穂村弘
Topics
穂村弘: 私は自身の感覚が鈍いことに気づき、腐った牛乳を飲んだり、服のサイズが分からなかったり、季節の移り変わりにも鈍感です。 幼少期、友達が私の大切なおもちゃを壊したことで、深く傷つき、その経験から世界への不安感が生まれました。 30代の頃、菓子パンを主食として生活していました。それは私にとって、ご飯やケーキとは異なる、独特の象徴的な存在でした。 私は、炭酸の抜けた炭酸飲料やぬるくなったゼリーなど、不完全な食べ物が好きです。それは、私自身の不完全さを反映しているのかもしれません。 長らく窓を開けずに生活していた時期があり、初めて窓を開けた時の衝撃は、私の人生観を大きく変えました。 私は、現実世界とは異なる、平行した世界が存在すると考えています。街中で、社会性よりも自分の食べたいものを優先する人を見かけると、共感し、羨ましさを感じます。 ベッドで過ごす時間を大切にしています。それは、現実逃避であり、ささやかな別世界です。 私は、日常の些細な出来事の中に、非現実的な要素を見出します。それは、喫茶店や散歩、古本屋など、様々な場所や状況で感じます。 私は、覚えられないケーキ屋さんの名前を「良い週末を」と呼んでいます。それは、私にとって、その店が持つ独特の世界観を表す言葉です。 平野咲子: 穂村さんの独特な視点と表現に共感し、様々なエピソードを通して、食べ物を通して人生観を語る穂村さんの魅力を伝えました。 穂村さんの感覚の鈍さや、世界への不安感、そして菓子パンへの執着など、独特な視点に共感しました。 穂村さんの表現する「平行世界」や「現実逃避」といった概念は、現代社会における生きづらさや、自分らしさを探求する人々にとって、共感を呼ぶものだと思います。 穂村さんの語るエピソードは、どれも印象的で、聞き手の心を掴みます。 今回の対談を通して、穂村さんの人間性や、その独特な世界観を深く知ることができました。 穂村さんの言葉は、私自身の生き方や考え方にも影響を与えてくれるものでした。

Deep Dive

Shownotes Transcript

ゲストは歌人の穂村弘さん。穂村さんが描く食べものの描写、そのときの自分を表す象徴だった食べもの、日常の中で気づく発見…色々な食べものについてお話していきます。

📍index

ゲスト歌人の穂村弘さん/変わらない街のような存在/穂村さんと食べものの話/牛乳の描写/服のサイズ感あわない/衣替えのタイミングに遅れてしまう/世界への不安感/向こう岸に行かない手前/食べれてない天ぷら定食のおいしさ/ベッドで菓子パンを食べる/チョコチップ入りの棒パンが主食時代/菓子パンは自分の象徴だった/炭酸の抜けた炭酸、ぬるいゼリー、しけたせんべい/窓を開けた驚き/非現実な手触りの発見/本当の世界はパラレルサイドにあるのかも/社会性より今食べたいものを食べてる人/枕でベッドを拡張する/忘れられないお弁当の生麩田楽/謁見を賜る/ブルボンはオードリーヘップバーン/パラレルってる/散歩と古本と喫茶店があれば/時空のゆがみを徒歩でまたぐ/喫茶店は小さな別世界/歌を忘れたカナリア/ランチ行くから休みます/現実逃避と言われることがわくわくする/覚えられないケーキ屋さんを「よい週末を」と呼ぶ/次回に続く

📖guest

穂村弘(歌人)

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