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レストランはクールからウォームの時代へ?MVF2024と味な副音声の一年を振り返る

2024/12/30
logo of podcast 味な副音声 ~voice of food~

味な副音声 ~voice of food~

AI Deep Dive AI Chapters Transcript
People
平野咲子
Topics
平野咲子: 2024年は、レストランが『クール』から『ウォーム』へと変化する転換期だったと感じています。 混沌とした時代の中、人々は食事に『癒し』や『安心感』を求めるようになり、シェフの技術やクリエイションよりも、お客さんに寄り添う『温かい』お店が求められるようになったと感じます。 今年オープンした『mehishiba』と『ひこうき』という2軒のお店は、その象徴です。『mehishiba』は、農家から直接仕入れた野菜を使った、体に優しく自然な料理を提供し、まるで自宅にいるような温かい雰囲気を醸し出しています。一方、『ひこうき』は、シンプルながらも奥深い味わいの料理と、気取らない雰囲気で、客をリラックスさせます。 『ひこうき』のシェフは、かつてはイノベーティブな料理やクラシックフレンチ、蕎麦などを経験し、多様なキャリアを経て今のスタイルにたどり着きました。彼は、料理を通して『なんかいい感じ』を大切にし、人々に安らぎを与えたいと考えています。 また、富士の麓の『notori』やバンコクの『POTONG』といったレストランも、それぞれ独自のスタイルで『温かさ』を表現しています。『notori』は、フレンチの技術を駆使しながらも、おばあちゃんの味を現代風にアレンジした料理を提供し、『POTONG』は、漢方薬局を営む家庭で育ったシェフが、医食同源の考えに基づいた料理を提供しています。 これらのレストランは、単に美味しい料理を提供するだけでなく、人々の心を癒し、明日への活力を与える存在となっています。それは、現代社会が求める『ウォーム』なレストランの姿と言えるでしょう。 そして、味マートを通して、Easy but Deliciousな商品を多くの人に届け、食の楽しみを広げていきたいと考えています。 広島ヘルシー新入社員一口目: 東京遠征の際に必ず訪れるチョップドサラダ専門店について語っています。 中でも、クリスプサラダワークスさんの冬限定「芽キャベツ入りホワイトサーモンボール」が、最高の組み合わせと食感で、忘れられない美味しさだったと述べています。 チョップドサラダは、素材とドレッシングが均一に混ざり合っているため、どこを食べても完璧な味が楽しめる点が魅力だと語っています。 やっぱりゴールドキウイ: 予定が狂った際に、赤坂ビズタワーの銀座ウエストでシュークリームを購入した体験について語っています。 普段はコンビニの安いシュークリームしか食べたことがなかったため、銀座ウエストのシュークリームの重さと、濃厚なカスタードクリームの美味しさに衝撃を受けました。 ハンバーガーのように食べ進めるほどのボリュームと、丁寧な接客にも感動したと述べています。

Deep Dive

Chapters
現代社会の混沌とした状況において、人々は飲食店に癒しを求めるようになりつつあります。クールで緊張感のあるレストランよりも、温かく居心地の良い空間が求められています。新富町の「飯ひば」と小山田の「飛行機」は、家庭的な雰囲気で、それぞれ個性的な料理を提供しています。
  • レストランのトレンドはクールからウォームへ。
  • お客さんに寄り添う、温かい雰囲気が求められている。
  • 家庭的な雰囲気の中で、癒される料理が提供されている。
  • シェフの個性とこだわりが反映された料理が魅力。

Shownotes Transcript

はい、平野紗季子です。ちょっと本編に入る前に失礼させていただきます。「味な副音声 Voice of Food」でやっている公式ウェブショップ「味マートBASE支店」、こちらでは私が出会った美味しくて楽しくて嬉しいフードをセレクトして販売しています。夢のように美味しい火鍋や、レンジでチンするだけのパスタとか、

いろいろ魅力的な食べ物をたくさんご用意しておりますので、ぜひ遊びに来ていただけたら嬉しいです。メンバーシップ機能「TAチーム味」も誕生しました!詳しくはポッドキャスト「味な副音声」のエピソード概要欄から、または「味な副音声」のInstagramプロフィールにもリンクを貼っております。「味な副音声 Voice of Food」の公式ウェブショップ「味マートBASE支店」ご紹介コーナーでした。では、

スピナー「味な副音声 Voice of Food」、平野紗季子のポッドキャスト「味な副音声 Voice of Food」、第186回目、始まりました!いやー、2024年最後の配信になりました。今年もありがとうございました!うん。

いやー、なんかもう2024年一瞬過ぎた。もう本当に年末なんだね。なんか本当に年々さ、時の流れが早くなっていて、大人って止まらないんだなっていう感じで。

今年は本当に目まぐるしかったですね。なんかね、私はここの番組でも常々言ってるんだけど、頭の中にあるもの、自分の頭の中にしかないものを現実の世界で、現実の手触りを持って見てみたいっていう、

見てみたいモチベーションがすごくあって、そのね、「見てみたい」という願望の別の名がクリエイティビティみたいな、かっこつけて言うとそういうことなのかなって思うんだけど、今年は結構ね、いろいろ見れた気がするな。うん。

それこそね、あのピエール・エルメ様とご一緒したりね、セサミさんとね、ご一緒させていただいたり、あと久しぶりに本も出せたね。「ショートケーキは背中から」あの金帯ホリデーバージョン、迎えてくださった方、無事届いているでしょうか?平野も梱包させていただきました。

あの、食に恵まれると噂のショートケーキキラキラステッカーをね、つけておりますので、ぜひぜひスマホの裏などに身につけていただきたいなと思うんですけど、私も今スマホの裏に入れてます。キラキラってほんとさ、それだけで可愛いね。あの昔、テツコの部屋に出たaikoも言ってたんですよ、その話知ってますか?マジ脱線なんですけど。

昔、aikoがテツコの部屋に出た時にですね、お互いの私物のキラキラグッズを見せ合いっこするシーンがあって、テツコさんもキラキラデコデコっていうのが好きらしいんですね。そしたらふとテツコさんが「でもおかしいですよね、大人でこんなこと喜んで見せ合いっこして…」って自分らを顧みるような発言をしたの。そしたらaikoがかぶせ気味に「でも嬉しいですよね!なんかキラキラ光ると!」って、

テツコさんの目をまっすぐに見て言ってて。「aiko、そうなんだね。」って。aikoは嬉しいからキラキラを身につけてるんだねっていう。確かにキラキラってただただ嬉しいし、他人にどう思われるとかはキラキラの嬉しさにマジで1ミリも関与しないっていう風に思ったんですよね。なので皆さん、堂々とこのキラキラを身につけて生きていっていただきたいなという風に思うんですけど。

ちなみにこの話、実は「ショートケーキは背中から」のエッセイの中に一部出てきたりもするので、「どんなタイミングでその話が出てくるんだよ!」って感じだと思うんですけど、未読の方もしよろしければ年末年始の休みとかにね、のんびり楽しむにはもってこいだと思うのでおすすめしておきたいなと思います。

いやー、でも本当に今年は本も出せたし、あとまだお話できてないんですけど、来年に向けていろいろとお新しいシーズン始まったなっていう出来事もあったりして、皆さんとそれをね、分かち合えるハッピーなことが準備できたらなというふうに思うんですけれども、もうぜひ楽しみに待っていただけたらなと思います。今はね、もうシワス真っ只中でさ、最近なんか目尻がすごいピクピクしてて、なんか、

検索するとすごい疲れとかストレスとか出るんだけれどもって感じなので、本当に体こそ皆さん大事にしていただきたいなと思います。あとなんかね、私がこうやって「これもやった、これもやった」みたいなこと言ってると「私何もやってないんだけど…」みたいな風に思ってしまう方がいるかもしれないと思って、

でも私だってずっと天井を見ていたら毎日が過ぎていったなみたいな年もありますし、本当に人生ってね、時間がゆっくり流れたり早く流れたり、ぎゅっと詰まったりふわっとのんびりしたり、いろんな局面があると思うので、それぞれそれぞれなりにね、頑張れたらいいのかなって思っておりますので、焦らず健やかにいきましょうやということを思ってます。

はい、今日はさ、今年最後の回ということで、毎年恒例のあれです!MVF(Most Valuable Food)、1年で最も記憶に残ったり印象的だったり美味しかったりした食べ物について語っていきたいなと思ってるんですけど、なんかね、私今年ご飯を食べていてキーワード的にすごく思ったのがね、「レストランはクールからウォームの時代へ」

ウォームの時代なんだなっていうふうに思いました。「ウォーム」、温かいってことですね。簡単に言うと、「クール」ってかっこいいけどちょっと緊張感があったりする感じっていうよりも、「ウォーム」、優しくて温かいっていうことの価値に重きが置かれているなっていう印象をなんか持ってました。何しろさ、もう世の中とんでもなく混沌としてるじゃないですか。

すごく時代が変わっている時期っていうか、政治にしろ経済にしろ、いろんな社会情勢も見ていて、平穏とはほど遠い出来事が本当にどんどん起きて、それはたとえ遠い国の出来事であっても、やっぱり私たちの日常とつながってるなと思うし、影響を及ぼし合ってると思うんですよね。

そんなさ、不確実な時代を生きていくっていうこと、それ自体がね、やっぱり本当に大変だし、疲弊もするよ、そりゃっていうふうに思うんです。多分さ、みんな疲れてるじゃない?それにそんなに余裕もないじゃん。私自身もそういう実感があるんですけど、そんな中でね、食べ物に求めるものって、かっこよくて緊張しながら行くような憧れのお店っていうのはもちろんいいんだけど、

優しくて癒されて「わー!」って身も心も温まるような、「ありがとう」みたいな、そういうお店のあり方なのかなって思うんですよね。だからシェフのクリエーションどうこうだって見せられるよりも、お客さんの方に寄り添ってくれるようなね、もちろん私はどっちも好きなタイプではあるんですけれども、時代の流れとしては、

温かいお店っていうのがより求められてるのかなって思うし、今新しくね、お店を始める人とかと話したりとか、いろんな料理人の方と話していても、その「ウォーム感」っていうことに対してすごくね、敏感に考えている方が多いなって思ってます。例えば今年新しくできた2軒のお店があって、それがすごく象徴的だなっていうふうに思ったんですけど、

新富町の「mehishiba」さんってお店と、尾山台の「ひこうき」さんっていうお店で、全然それぞれ別のオーナーの方がやられてるんですけど、お店の空気感が似てるのね。入るとね、「家だなー」って感じがするの。

初めましてなのに「ホーム」っていう感じで、それはね、お二人とも意識的にそういうお店にしたかったってそれぞれおっしゃっていらして。「mehishiba」さんは本当になんだろうな、お店の感じがシェフの大切なもので埋め尽くされたお部屋の中に、

キッチンがついてるみたいな、カウンターだけのお店なんですけど、普通飲食店だとさ、ライトがカウンターに等間隔でぶら下がってたりするじゃないですか。そうじゃなくて、真ん中にね、大きめのライトがドーンって一個ぶら下がってて、それなんかさ、今ってそうじゃないですか?大体そういう雰囲気になってるんですよね。

で、その今的な空間、めちゃめちゃお店おしゃれなんですけど、「mehishiba」さんでは野菜を中心とした味わい深いお料理を出してくださっていて、なんかそのね、シェフの鈴木さんが本当にこう、魚介類に行くような感覚で、千葉のお知り合いの農家さんとかに野菜とかハーブとかを定期的に自分から収穫させてもらいに行ってるような形で、

だからなのかわからないんですけど、「裏に畑があるのかな?」みたいな料理を作るんですよ。鈴木さんが言うには「不自然のない料理を心がけている」っていうようなことをおっしゃっていて、まさにそうだなっていう、体にスーッと馴染んでいくような料理を出されてるんですよね。なので体に負担がなくて、

だんだん心の内側から潤っていくようなお料理に出会える。で、私は夏に行った時にトマトの料理を食べたんですけど、北海道のね、美瑛からやってきたカラフルで鮮やかなトマトにハーブとかエルダーベリーのピクルスを合わせてたんですけど、一口食べて「太陽の味をするー!」ってなったね。本当に、もう夏の輝きをギューって凝縮した味がそこにあって。でもそれにしてもさ、普通のトマトは、

このソースが綺麗な影になってトマトを際立たせているんだっていうのがね、わかるのね。

これ何かっていうと、玉ねぎのソースで、その玉ねぎをオーブンで真っ黒になるまで焼いて、自然に濾して作るんだって。で、ミキサーで回さずにゆっくりゆっくり重みでっていうのかな、抽出していくとクリアなカラメルのジュースになるらしいです。その後のお皿でも、

野菜とかお花とかをぎゅーって凝縮したようなソースがたびたび出てきて、それがすごい印象的だったんですよね。まぁさ、ソースとかってさ、やっぱりこう、ニンニクだったりお出汁だったり、分かりやすい旨味とか香りの強い味わいでバシッと味を決めていくのは本当に簡単なんだけど、

そこに頼らずに味を作っていく。それを草花を主体にしたソースにしていくっていうのがすごく、その「季節が閉じ込められている感じ」とか、「味わいが豊かなのに軽い感じ」とか、そういうのがあって「僕いいなって思って、そういうのを意識して作られてるんですか?」みたいなこと聞く。

鈴木さんすごい明朗快活で「いやー、なんか農家さんがね、本当にたくさんの、もうびっくりするような量のね、玉ねぎ送ってくださったりするんで、作りたくて食材集めてるっていうよりは、たくさんあるからどういかそうかなっていう感じで、こういうお料理になってます。」ってこう笑ってらして、なんかそういうとこも含めていいなーっていう風になりました。

なんかね、そうやって農家さんたちのたくさんの努力も知っていて、畑に吹くいい風も知っていて、そういう景色や記憶がなんかこう、目の前の料理として、蓄積として現れていくみたいなのってなんだろうな、本当にただただ癒されるなっていうふうに思いました。であの、もう一つね、尾山台にできた「ひこうき」っていうお店なんですけど、

また「mehishiba」さんとは全然違う料理なんだけど、なんていうかね、とっても「てらいのない料理」っていうか、美味しさの構成がすごくシンプルで、それこそ「もっといろいろやりたくならないのかな?」みたいなところまで、おもちゃみたいにストレートにそのまま美味しさを差し出してくれる感じなんですけど、シェフはね、山本さんっていう方で、まだ多分30歳にもなってないのかな、若いシェフなんですけど、

私昔会ったことがありまして、その時はね、結構イノベーティブな価値を世の中に打ち出していくすごく素敵なお店で働いていて、しかもその前はバキバキのクラシックフレンチにいらっしゃって、クラシックフレンチ、イノベーティブで、その後お蕎麦屋さんに行かれて、すごい面白い経歴の方だなっていうイメージがあって、お話しした時もなんだろうな、哲学的な人っていうか、

いろいろ頭の中でコンセプチュアルなことをたくさん考えていて、だからこそこういう多彩なキャリアの選び方をされているんだなっていう風に思って、だからこういう方が独立した時、どんなお店を開くんだろうっていうのをすごい楽しみだったんですよ。それこそいろいろ考えに考えを重ねた結果、「めっちゃプリミティブ」みたいな、「土と野菜」みたいな、分かんないけど価値を根源まで突き詰めたらこうなりましたみたいな、「縄文」みたいな、分かんないけどさ、

だからそんな風になっててもね、おかしくないみたいなイメージの方だったんですけど。

すごい、その私もお会いしてない時期、コロナ禍とかも減って、やっぱり自分の思ったようにね、前に進んでいけない時期も減ったりする中で、ご縁のあった町場のレストランで日々働かれたりとか、あと友達の家でね、出張料理をしていたらしいんですね。その時に「こんな風にリビングで作って、リビングで食べる」みたいな、そういうのが、

一番の価値だなぁみたいな風に思ったらしくて、そういうお店を作ろうってことで今のお店が出来上がったらしいです。なんかその感覚もさ、すごいこう、時代の流れに対して敏感というか柔軟な方なんだなという風に思うんだけど、だからね、料理がすっごい温まるのよ。

もうさ、お酒もさ、お湯割りとか缶酒を押し出していらして、「なんでなんですか?」っていう風に聞いたら、両国で暮らされてた時があったらしいんですけど、やっぱあの辺でいい酒が、

いい酒場がいろいろあると、お湯割りとか缶酒とかを皆さんが冬とかになると楽しまれていて、それがお腹が温まってくるし、次の日も体が楽ちんなんですよ。それがすごくいいなっていう風に思ってっていう風におっしゃってて、「この感じをレストランでも味わってほしいな」っていう風に思ってメニューに入れられてるっていうことで、「おー、ウォームやねー」っていう風に平野は思いました。なんかこう、

お店の雰囲気とかで行くと、お料理の感じとかも行くと、ナチュラルワインとかグラスワインとかから楽しめますよみたいなのが全然ぴったりくるような雰囲気なんだけど、そこであえてお湯割りとか缶酒を押し出してるっていうのが象徴的だなっていう風に思いました。

で、彼は蕎麦屋さんにも行ったから手打ちのパスタも作るんですけど、そのね、なんとも厚みのある不揃いな感じのパスタがさ、イタリアのおばあちゃんの作るパスタ的なね、いや、私はちょっとイタリアのおばあちゃんのパスタ食べたことないんですけど、そういうイメージを伴っている素朴な感じがして、また…

はいいいですねっていう風に

私はあの心を動かされたんですけど。でね、なんか特にいいなっていう風に思ったのが、彼自身は野菜とかもね、すごいこだわってるんですよ。自然農だったりとか、知り合いの農家さんから仕入れてるものを使っていらして、でもお店で食べている時ね、そのこと全然言わないんです。で、後で取材させてもらった時にやっと教えてくれたくらいの感じで。で、「それなんでなんですかなんで言わないんですかっていう風に聞いたらね、

「いや、もちろん農法のこととか伝えていくことも大切だと思うんですけど…」っておっしゃりつつ、なんかね、「頑張ってないとこの人に会えないと思われたら辛いじゃないですか」って言ったの。つまりね、「この人に会うとき、ペットボトルだと恥ずかしいな、向こうは水筒なのにな…」みたいなことを思ってもらいたくないんですよねって言ってて、

って私なったんですよね。なんかすごいその感覚、こう分かるなっていうかなんか「今」だなっていう風に思って。で、その「立派なこと言うと、立派に生きなきゃいけなくなっちゃうから、そのことが時々しんどいんですよ」っていう風におっしゃってて、なんかすごいこう「今」ってまさにそういう、

どう社会的にあるべきかとか、人からどう見られるのかとか、なんかそう考えすぎて、なんか自分が心地いいみたいなことをもうちょっと忘れちゃうみたいな時あるじゃないですか。で、それ自体が自分もちょっとしんどいみたいな、なんかそういう、

そういうことも起きちゃう中で、この考え方を持ってお店に携われてるんだっていうのがすごい柔らかだなというふうに思って。そのシェフが「世界って今全体的に見ても異向期で、いろんな価値観が目まぐるしく変化してる。だからこそゆっくりやらなきゃいけないと思います。」っていうふうにおっしゃっていて、

なんかその他者に対してね、優しく言おうとか、押し付けがましくないようにしようみたいな姿勢にすごくいいなぁと思って。

でもちろんね、シェフはシェフで自分なりに突き詰めたい世界とか勉強したい世界とかはあって、そこに対して探求はしているんだけれども、それは自分のインプット、自分の世界の問題なんだと。それを押し付けたくないっていう。「ただ自然とね、自分の料理とかお店ににじみ出ていくと思うから、こっそり入れていくことが大事だと思う。それが、

なんかいいねって思われたらそれが一番嬉しいです。」っておっしゃってて、なんかそのさ、「なんかいい感じがする」ってこと、

押し付けがましくなく、良さで人を包むみたいな、

なんかそれすごい核だと思ったの、私で。なんかそれがなんかその感じが人の心を癒したり、ほどいたりするんだなーっていう風に思って。そう考えるとさ、「ひこうき」って言葉の名前もすごいいいじゃんってなって、「なんでこういう名前したんですかって聞いたら、「なんか喫茶店みたいな名前がいいなと思ったんです。」っていう風に言ってて、

なんかその肩肘張らない感じがすごくいいんですけど。で、その「ひこうき」はフィッシュマンズの曲の中にね、「飛行機」っていうのがあるらしくて、すごくフィッシュマンズがお好きらしいんですけど、本当になんかその彼のね、シェフのね、人生がどん底だっていう時に、ライブに「それでもなんかこのライブには行かなきゃ」って思って、なけなしの貯金をはたいてフィッシュマンズのライブに行かれたらしいんですけど、

そこで聞いてすごく心に響いたのが「飛行機」だったらしくて、なんか根拠はないけど「もう大丈夫だ」って思えたらしいんですね。で、その人生で心が軽くなった瞬間だったから、「そういう時間を料理を通して作れたら」っていうので、そういう店名にしたらしくて、

なんかさ、そういうのも全部含めてさ、もう見栄とか張る時代じゃないよなって思ったの。なんか本当に助け合ってパッと手を広げてハグし合うようなさ、

なんかそういう感じで人と接していきたいし、なんかそういう料理とか食の時間をみんな求めてるのかなっていう風に痛感して、つくづくね、「ウォームの時代だな」と思ってるわけです。他にもね、私今年行ってすごく感動したオーベルジュで、「notori」さんっていう、富士のふもとにあるローカルガストロノミー。まだ今年できたばっかりのお店なんですけど、すごいそのお料理自体はフレンチの素晴らしいテクニックに満ちているんですけど、

最后出现的,是我奶奶做的那种蔬菜饭,拌饭,非常好吃,我想用现在的方式,加入自己的技术,做出来。做出来的菜非常好吃,很治愈,哇,这种感觉。

然后今年呢,在曼谷吃了家叫POTONG的店,这家店正成为亚洲代表性人物的女性厨师开的店,我吃了那里的菜,那可是闪闪发光的美食,通常这种美食的语境比较酷,但一开始就颠覆了这一点,先上了以中药为主题的汤和派,POTONG的厨师家里原来是开中药店的。

所以说,这是一种回归本源,温暖人心,祈福大家健康的东西,我觉得今年重新获得了价值,是的,是温暖的时代。

然后今年呢,我们也收到了很多来自AJI FRIENDS的MVF,非常感谢大家,再次看到大家的来信,我发现大家真的遇到了很多不同的味道,我想介绍一些,广播名:广岛健康新人职员一口目先生。

咲子小姐,总是让我垂涎欲滴,感谢您带来如此美味的食物,谢谢!我最喜欢的食物是切碎的沙拉。

平时在广岛工作的我,每两个月会去东京一次,去东京出差时,绝对不能错过的是开拓切碎沙拉专卖店,广岛几乎没有沙拉专卖店,沙拉连锁店也没有进来,所以应该早点来啊,所以只要有机会去东京,我一定会去沙拉专卖店,从高质量、别具一格的产品中,

选择切碎沙拉的时间是最幸福的,切碎沙拉有什么好呢?它不会让我迷失在味道中,切碎沙拉的所有食材和调味料都被切碎的大师均匀地混合在一起,所以无论舀哪一部分,都能享受到完美的味道。

如此热爱切碎沙拉的我,今年最让我心动的是定制沙拉专卖店CRISP SALAD WORKS的冬季限定芽甘蓝配白鲑鱼球,呵呵呵。

鲑鱼、冬季限定、芽甘蓝,这是再好不过的组合了,超级奢华的鲑鱼之王,以及美味有嚼劲的芽甘蓝之王,低调却发挥出色作用的黑豆的硬口感,它们携手合作,最棒的组合,美味到我差点睁着眼睛吃完。

呀,谢谢广岛健康新人职员一口目先生,我也经常吃沙拉,CRISP SALAD WORKS的芽甘蓝我也很喜欢,我喜欢冬季鸡肉…

东京有很多,但是

其他城市可能没有吧,大家如果没吃过的话,去东京玩的时候,或者去有切碎沙拉的地方,可以尝试一下。谢谢!那就再介绍一个吧,广播名:果然是黄金猕猴桃先生。

平野小姐,你好,前几天我有机会去了平野小姐从新毕业生开始工作的赤坂,结果我和对方的失误重叠,导致20分钟左右的计划泡汤了,我强忍着想哭的心情,

去了赤坂BizTower的B1,直奔银座ウエスト和正常石井,最糟糕的一天变成了平野小姐圣地巡礼之旅,变成了咖喱,第一次去银座ウエスト,被细致的服务迷住了,买了平野小姐吃过的舒芙蕾等等,ウエスト的舒芙蕾好重啊,拿到手的一瞬间,我自言自语地说,“哦,好重啊”。

平时吃便利店和超市里便宜的舒芙蕾,觉得舒芙蕾是饮料,瞬间就吞进胃里了,但是ウエスト的舒芙蕾是食物,一边感动于牛奶中包裹的卡仕达酱,一边像吃汉堡一样吃下去的体验,我以后也不会忘记。

谢谢,果然是黄金猕猴桃先生,计划泡汤,心情低落的时候,更应该吃好吃的,没错,我觉得也是这样,赤坂BizTower的银座ウエスト,真是救命之恩,心情不好的时候,一定要吃舒芙蕾,真的,像汉堡一样。

呀,谢谢您的精彩分享。

我们还收到了很多MVF,但是读不完,所以有机会我会在个人见面会上介绍,然后呢,AJI NACONSE今年最后一期了,回顾AJI NACONSE,发生了一件大事,是的,BASE成为了赞助商。

谢谢!耶!多亏了大家,我们可以继续谈论美食,让我们一起感谢BASE,BASE成为赞助商后,我们有了很棒的商店,没错,就是AJI MART!耶!

大家买了吗?我自己也经常介绍,自己先吃过,然后再去AJI MART买东西,玩得很开心,前几天,AJI MART的会员TA,也就是团队AJI也诞生了,这是什么意思呢?TA,就是可以积累积分,兑换很棒的商品,

感觉更像商店了,但是2025年呢,包括AJI MART和AJI NACONSE,我们会策划更多有趣的事情,现在正在进行中,敬请期待。

AJI MART介绍了很多商品,7月22日开业,嗯,印象深刻的味道,MVF的来信中,一位AJI FRIENDS,

写了关于AJI MART的事情,广播名:蟹玉先生,今年吃到的最好吃的东西是砂之岬的咖喱。

蟹玉先生,谢谢!我自己也重新买了砂之岬的咖喱,后来

真的非常感谢,那很好吃,收到的时候很兴奋,很棒的产品,即使是邮购,也能感受到世界观,以及美味,这是砂之岬夫妇辛勤努力的结果,之前也请两位嘉宾来过,他们讲了很多热情洋溢的故事,没听过的朋友一定要去看看。

我想说。

但是,我们在AJI MART介绍了很多商品,感觉已经和SONGJOSOCOLA的食品邮购不相上下了,真的,送礼物的时候,啊,怎么办呢,或者想犒劳自己的时候,可以看看,有很多很棒的商品。

现在介绍的是,柴巴的茶叶礼盒,这个真的

有了茶,每天都会变得很开心,只需要加牛奶就能轻松得到,这种简单又美味的东西,可能是我造成的,有很多,或者说我喜欢这种东西,比如BEST HIT RECA的微波炉加热就能吃的意面,那真是革命性的东西,现在还在重新上架吗?大概还在吧,库存

好像还在增加,发酵青辣椒和番茄酱,黄油,又辣又像药一样的比恰拉比亚托,那真是好东西,谢谢!然后还有火锅,

BEP的西田先生的超好吃火锅套装,我也买了,再次确认超好吃,有两种汤底,就是那种

有隔断的,像韩式部队锅一样的锅,我想用那种锅,但是因为我是底层人士,家里没有那种锅,但是想吃啊,所以就在大锅里放了个小锅,但是小锅的,怎么说呢,壁太低了,所以我用铝箔纸加高了,做了个堤坝,

把两种不同口味的汤放在一个锅里,但是没有出事故,耶!

所以,大家即使被告知是双色火锅,但是没有锅,很多人都会这样想,但是意外地,DIY成功了,我的经验可以作为参考,大胆尝试吧,虽然不好看,

但是美味是能得到的,锅有很多种,但是火锅在家很难吃到,所以一定要试试西田先生的,应该还有库存吧,所以可以看看。

但是,我遇到了各种各样的味道,每周都很开心,明年我也想遇到各种各样的味道,在AJI MART的帮助下,和各种各样的商店合作,把这家店做大,所以请大家继续支持。

然后,AJI MART会员“TA团队味”也开通了,请在AJI MART购物,积累积分,获得团队味原创商品,TA积分500分可以兑换团队味原创手提袋。

关于AJI MART的购物,请查看剧集说明,节目Instagram的个人资料栏也贴有AJI MART BASE商店的链接,请在那里查看,AJI NACONSE VOICE OF FOOD。

好的,今天我们播出了2024年最后一期的AJI NACONSE,呀,有很多东西要回顾,信息量很大,今天感觉有点长,但是,没关系吧,播客偶尔长一点也很好,我也听过别人的长播客,觉得很好,所以,希望大家喜欢,明年呢,AJI NACONSE,已经,是啊,2024年,

已经5周年了,

明年是5周年,明年夏天就6周年了,成长真快!AJI NACONSE,所以,5周年,我们会继续努力的,请大家多多关照,因为是5周年,所以我们会计划很多只有5周年才能做的事情,希望大家期待。

那么,由平野咲子带来的AJI NACONSE VOICE OF FOOD,下次也会用声音表达对食物的爱,啊,饿了。